厳しい書類選考を通過し、筆記試験を通過したら次は面接です。
せっかくの面接の機会を成功させるには大きく2つのポイントがあります。それは「事前準備のポイント」と「当日気をつけるポイント」を押さえることです。
まずは事前準備のポイントについてご紹介します。
応募先の病院や施設について事前に調べておく
今やインターネットが発達したおかげで、多く病院、施設についての情報はインターネット上で情報を得ることができます。 自分が面接を受ける病院、施設がどんなところなのか、規模や理念、どんな方を対象に業務を行っているのか、これらを理解することで、入職後に自分がどのように働きたいか、どんな貢献ができるのかを具体的に想像できます。
ポイントは「調べることに満足せず、自分なりの解釈や考えを持ちながら、入職後にどんな貢献ができるのかを想像すること」です。
明確な志望動機をいつでも答えられるようにしておく
転職の目的を整理するでもお伝えしましたが、自分が転職活動を始めたきっかけを常に忘れないことが大切です。そして、転職後の理想の自分は「いつまでに・どんなところで・何をしたいのか」を軸にしながら明確な志望動機をいつでも回答できることも大切です。
ついついネガティブな動機があったり、発言をしてしまったりしがちなところですので、理想の自分を具体的に持ち続けることが重要です。
面接中であれば、逆に面接官の方にご自信の志望動機を聞くことで共感できる部分があるかもしれません。そこから話が弾むことも十分に考えられます。
ポイントは「理想の自分を具体化し、常に前向きな志望動機を回答できるようにすること」です。
こちらからの質問を用意しておく
面接の終わりには、たいていの場合、「これでこちらからの質問は終わりです。 何か質問はありますか?」と聞かれます。
事前準備として、自分が面接を受ける病院、施設に対して質問を複数考えていくと良いでしょう。ただし、インターネット上のHPを読めばわかることを質問するのはマイナス評価となるので避けましょう。
ポイントは「調べても分からないことまで興味を持っていることが伝わること」です。
次に当日気をつけることのポイントについてご紹介します。
身だしなみ
面接において一番初めに見られ、最も印象に残るもの、それが身だしなみです。
面接は通常30分~1時間かけて行われますが、第一印象の50%は外見で、さらに時間にしてほんの10秒で決定されてしまうというデータもあります。
この10秒で損をしないためにも、清潔感のある身だしなみで、自分をしっかりとアピールできる外見で臨みましょう。
身だしなみのポイントについてそれぞれ解説していきます。
【服装】
- 男女共にスーツが好まれます。女性でスーツをお持ちでない方は、襟付きのブラウスやシャツにジャケットを合わせると良いでしょう。
- 茶色や黒などの落ち着いた色、無地かシャドーストライプなどの落ち着いた柄のものを選びましょう。
- スーツやシャツのしわや汚れ、ほこりが付いているのは論外ですので、あらかじめクリーニング済みのものを選びましょう。
【頭髪】
- 清潔感のある色合いであれば問題ありませんが、極端な茶髪や金髪などは避けましょう。
- 頭髪の乱れ、伸びすぎた髪はだらしなく見えてしまいます。コンパクトにセットしましょう。
【爪】
- 医療・看護業界は特に衛生面に厳しい業界であり、仕事に対する意識が表れます。
- ネイルアートは取り、マニキュアも華美なものは控えましょう。
【靴】
- 服装と合わせて茶色や黒などの落ち着いた色、柄のものを選びましょう。
- 靴は汚れやすいので、丁寧に磨いておくことも重要です。
雨の日は面接前にもティッシュなどで汚れを拭き取りましょう。
【アクセサリー/小物】
- 華美な時計やアクセサリーは外していきましょう。
- 時計などの最低限身に付けるべきものは控えめな色・デザインのものでまとめましょう。
面接会場に向かう
【交通機関と地図のチェック】
- 面接会場に向かう際は自動車やバイクなどの交通機関を避け、電車などの公共の交通手段を使って会場に向かうことをお勧めします。
自動車は渋滞で遅れる可能性が高く、運転しながらでは携帯電話による連絡もできません。
- また、会場近くまで行ったものの場所が分からずに余計な時間取られてしまう可能性もありますので、公共機関から会場までの地図も必ず手元に用意して行きましょう。
【遅刻に気をつける】
- 面接当日は面接会場に遅くとも10分前には到着するように向かうようにしましょう。
ただし、受付に申し出るのは3分前がベストです。
- 面接前にはトイレを済ませ、最後の身だしなみ点検を行いましょう。
特に、夏は暑く、時間ギリギリに到着すると吹き出る汗を拭いながらの面接となってしまいますので、クールダウンは必須です。
- たとえ数分であっても万が一遅刻してしまいそうな場合は、遅刻が判明した段階で速やかに先方へ連絡を入れましょう。その際、どの程度遅れるのかとその理由を誠実に伝えることが最低限のマナーです。
受付から面接が始まるまでに
【受付から面接は始まっている】
- 面接会場に到着したら、受付に申し出て面接担当者の方を呼び出してもらいます。
例「こんにちは、○○と申します。本日×時より面接のために△△局の■■様にお時間頂いています。」
- 面接前の振る舞い、例えば受付での対応や待合室でお茶を出された時の対応などもしっかり見られていますので、面接の一部と思って感謝の気持ちを持った対応をしましょう。
【面接担当者を待つときは】
- 面接会場に通されたら、先方の指示がない限り出入口に最も近いイスにて待ちましょう。
- バッグや鞄などの手荷物は、テーブルの上ではなく、自分の膝の上かイスの脇の床に置きましょう。
- また、待っている間だからと言って、タバコを吸ったり携帯電話をチェックしたりするのは厳禁です。遅くともこのタイミングで携帯電話の電源はオフにしましょう。
面接での振る舞い
【姿勢/目線】
- 姿勢については、猫背の方や左右のどちらかに重心が寄ってしまう方、要注意です。
- 椅子の背もたれに寄り掛かると横柄な態度に見られがちですので、背筋は伸ばしましょう。手は指を揃えて、あるいは軽くこぶしを握って膝やももの上あたりに置いておきます。
- 目線については、しっかりと相手の目を見て話すことで意欲や真剣さが伝わります。
- ポイントは「明るく元気な自分を見せることで、一緒に働きたいと思ってもらうこと」です。
【話す速さ/声の大きさ】
- 早口だったり小声だったりすると聞こえづらく、マイナス評価につながりがちです。
落ち着いてゆっくり、はっきりと話すことで、自信の表れにもつながりプラス評価につながります。
- 面接担当者の方が話す内容については、ただうなずくのではなく、「はい」「えぇ」などの相づちを入れることいで、相手にとっては真剣な姿勢が伝わります。
- ポイントは「いつも以上にゆっくりはっきり話すことを心がけること」です。
【クセ】
- 面接になれない頃は緊張していて出ないものですが、慣れてきたころに出てしまいがちなのが、日ごろのクセです。
髪を触る、貧乏ゆすりをする、鼻の頭をかくなどのクセはありませんか?必要以上に繰り返されるクセは面接官も気になってしまいます。
- ポイントは「自分で気付いていないクセこそ大切な友人に聞いて意識すること」です。
【言葉遣い】
- 普段使い慣れない敬語の間違いや、ついつい使ってしまう略語などは、見識のある方からするととても印象が悪いです。
特に、思わず面接担当者の方と話が盛り上がった時ほど要注意です。
- ポイントは「普段から正しい言葉遣いを意識的に身に着けておくこと」です。
面接が終わった時には
【退室までに気をつけること】
- 「今日はありがとうございました。採用の合否については追ってご連絡致します。」面接担当者から面接の終わりを告げられたからと言って気を抜いてはいけません。
- イスから立ち上がり、挨拶もせずにそそくさと出て行くのは論外です。
面接が終わったらイスの横に立ち、「ぜひ、こちらにお世話になりたいと思っています。本日はありがとうございました。よろしくお願い致します。」と丁寧にお礼を告げ、一礼をした後に荷物を手にとってドアに向かいます。ドアの前で室内に向き直り、再度軽くお辞儀をしてドアから出ます。この時、ドアは静かに両手で閉めましょう。
- ポイントは「ドアから出るまでの振る舞い全てが自分の熱意を伝えると意識すること」です。
【退室後にも気を抜かずに】
- 面接会場から退出後も関係者の方とすれ違うケースも多いですし、受付の前を通ることがほとんどです。必ず挨拶をして面接会場を後にしましょう。
- 面接会場から出てすぐにタバコを吸ったり、ゴミのポイ捨てをしたりするのも厳禁です。こういった行為も意外なところで見られているものです。
- ポイントは「面接会場から場所を移すまで面接は続いていると思うこと」です。