医療ソーシャルワーカーに関する詳しい情報はこちらからチェック！
次の記事にて、医療ソーシャルワーカーの仕事内容やなり方、勤務地、給与などについてさらに詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
医療ソーシャルワーカーの役割
ケガや病気で気になるのは治療のことだけじゃない！
何らかのケガをしたり病気にかかったりしたときに、人々は治療のために医療機関にかかります。そのなかで、抱える悩みは治療のことだけではありません。「入院の準備はどうすればいいのか」「長期入院で家のことが心配」「退院が決まったけど仕事や社会への復帰に不安を抱えている」「退院後は介護施設に移りたい」など、さまざまな悩みや要望が生じます。そのような流れのなかで、患者さんの相談に乗り、悩みや心配事を一緒に解決する「医療ソーシャルワーカー」が自然発生的に生まれました。
医療ソーシャルワーカーの仕事内容とは？
患者や家族からの相談に乗り、医師や看護師などとの橋渡し役も
医療ソーシャルワーカーとは、前述のとおり治療のことだけではなく、入退院のことや退院後の社会復帰、医療費や当面の生活費などの経済的な問題について相談に乗ります。病院や介護施設内で担当医師や看護師と患者の橋渡しをするだけではなく、イザというときにいろいろな分野で多くの支援や解決策を得るために、行政機関や民間施設と連携して協力関係を築くための活動も行っています。医療ソーシャルワーカーは資格制度ではありませんが、病院や介護施設が採用を行う場合は、「社会福祉士資格」保有を必須とする場合が多いです。
医療ソーシャルワーカーの求人募集情報の特徴
多くの患者が集まる大規模な病院や介護施設での募集が多い
医療ソーシャルワーカーが在籍する事業所の多くは、主に医療設備が充実した大きな規模の病院や介護施設です。大手の医療法人などがよく募集を行っている傾向があり、医療設備に見合った手厚いサービスの実現を目指す病院や介護施設が医療ソーシャルワーカーを必要としているようです。患者さんが多くなると、医師や看護師などの医療スタッフや介護従事者だけではきめ細かい相談や解決に向けた迅速かつ適切な対応が難しくなるためです。
医療ソーシャルワーカーに向いているのはどんな人？
なによりも人とのコミュニケーションが重要な仕事
医療設備がハードであるとすると、医療ソーシャルワーカーが提供するのはソフトの部分です。業務内容の特性から、患者さんだけではなく医師・看護師などの医療スタッフ、家族・後見人などとコミュニケーションを円滑に図れる人や日々変化する医療関連情報を能動的に学ぶ向上心のある人が向いているともいえます。なによりも「人の役に立ちたい」という想いが強い方には適職だといえそうです。
