目次
1.第37回社会福祉士国家試験の概要
試験日
2025年(令和7年)2月2日(日)
試験地
北海道、青森県、岩手県、宮城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、石川県、岐阜県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、島根県、岡山県、広島県、香川県、愛媛県、福岡県、熊本県、鹿児島県、沖縄県
受験申し込み期間
2024年9月5日(木)から10月4日(金)まで
受験の手引きは社会福祉振興・試験センターのサイト上にて、8月上旬から申請可能です。配送に日数を要するため、9月26日(木)までの申請をおすすめします。
なお、過去に試験を受けたことがあり受験資格が確定している人は、9月5日(木)からインターネット上での受験申込が可能です。受験の手引きを取り寄せる必要はありません。
受験手数料
1万9,370円(社会福祉士のみ受験する場合)
1万6,230円(社会福祉士の共通科目免除により受験する場合)
3万6,360円(社会福祉士と精神保健福祉士を同時に受験する場合)
合格発表
2025年(令和7年)3月4日(火)
試験センターのサイトにて、受験番号を掲載して発表されます。また受験者には3月7日(金)に結果通知書が発送されます。
試験時間・試験科目
試験時間 | 試験科目 |
---|---|
午前の部(140分) 10時00分〜12時20分 | 医学概論 心理学と心理的支援 社会学と社会システム 社会福祉の原理と政策 社会保障 権利擁護を支える法制度 地域福祉と包括的支援体制 障害者福祉 刑事司法と福祉 ソーシャルワークの基盤と専門職 ソーシャルワークの理論と方法 社会福祉調査の基礎 |
午後の部(85分) 14時10分〜15時35分 | 高齢者福祉 児童・家庭福祉 貧困に対する支援 保健医療と福祉 ソーシャルワークの基盤と専門職(専門) ソーシャルワークの理論と方法(専門) 福祉サービスの組織と経営 |
2.社会福祉士国家試験の出題形式、配点、合格基準
社会福祉士国家試験は筆記試験でおこなわれます。出題形式は五肢択一を基本とする多肢選択形式です。
出題数は1問1点の129点満点(一部免除者は45点満点)です。社会福祉士国家試験は例年150点満点でしたが、今回試験より満点が変更となりました。
合格するには、次の2つの基準をクリアする必要があります。
(1)総得点の正答率が60%程度(問題の難易度によって補正あり)
(2)1を満たし、以下の6科目群(試験科目の一部免除を受けた受験者は2科目群)すべてで得点すること(0点の科目群がないこと)
- 医学概論、心理学と心理的支援、社会学と社会システム
- 社会福祉の原理と政策、社会保障、権利擁護を支える法制度
- 地域福祉と包括的支援体制、障害者福祉、刑事司法と福祉
- ソーシャルワークの基盤と専門職、ソーシャルワークの理論と方法、社会福祉調査の基礎
- 高齢者福祉、児童・家庭福祉、貧困に対する支援、保健医療と福祉
- ソーシャルワークの基盤と専門職(専門)、ソーシャルワークの理論と方法(専門)、福祉サービスの組織と経営
3.過去の合格ラインと合格率の推移
合格ライン
過去5年間の合格ライン(合格基準)は正答率60〜70%で推移し、合格点は150点満点中88〜105点と、年によって開きがあります。
合格者数・合格率
社会福祉士国家試験の過去5年間の合格率は29〜58%前後で推移しています。前回試験(第36回)は58.1%と2年連続の過去最高を記録しました。また、合格者数が2万人を超えたのも前回が初めてです。
前回(第36回)試験結果の内訳
前回の第36回社会福祉士国家試験の結果は次のようになりました。
新卒
|
受験者数 |
合格者数 |
合格率 |
---|---|---|---|
福祉系大学等ルート (福祉系大学等) |
8,308人 | 6,381人 | 76.8% |
短期養成施設等ルート |
845人 | 575人 | 68.0% |
一般養成施設等ルート |
5,684人 | 4,586人 | 80.7% |
既卒
|
受験者数 |
合格者数 |
合格率 |
---|---|---|---|
福祉系大学等ルート (福祉系大学等) |
10,248人 | 4,275人 | 41.7% |
福祉系大学等ルート (福祉系短大等+実務経験) |
1,390人 | 525人 | 37.8% |
短期養成施設等ルート |
1,461人 | 647人 | 44.3% |
一般養成施設等ルート |
6,603人 | 3,061人 | 46.4% |
ほかの国家資格同様、新卒者と既卒者では合格率が大きく異なります。前回試験の場合、新卒者の合格率が60〜80%台なのに対して、既卒者の合格率はその約半数の30〜40%台となっています。
4.合格後の免許申請手続き
合格後は社会福祉士登録申請書を提出することで登録証が交付されます。登録をしなければ「社会福祉士」の名称を用いることはできません。
登録せずに社会福祉士と名乗った場合、名称の使用制限違反で30万円以下の罰金に処されてしまいます(社会福祉士及び介護福祉士法53条)。合格後は速やかに申請手続きをおこないましょう。
提出書類
合格者には合格通知と一緒に登録申請書類が送られます。下記の提出書類を同封された封筒に入れ、「簡易書留」で所定の住所に送付します。
〈提出書類〉
- 登録申請書
必要事項を記入して提出しましょう。その際、郵便局などで1万5,000円分の「収入印紙」を購入し、所定欄に貼付してください。
- 貼付用紙
郵便局などで登録手数料4,050円を支払い、「振替払込受付証明書(お客さま用)」の原本を貼付してください。
- 本人確認ができる書類
戸籍抄本の原本、戸籍の個人事項証明書の原本、本籍を記載した住民票の原本のうちいずれか1点を同封してください。
- 国籍がわかる書類(外国籍の人のみ)
外国籍の人は以下の書類を提出してください。
中長期在留者、特別永住者:国籍等を記載した住民票の原本
短期滞在者:パスポートその他の身分を証する書類のコピー
登録証は1ヶ月ほどで郵送されます。就職や転職を検討している人は、面接時期も考慮し、登録申請を進めてください。
登録証に記載された氏名、本籍地都道府県名に変更が生じた場合は、公益財団法人社会福祉振興・試験センターに変更の届出をすることになっていますので、早めに手続きをしましょう。
試験に関する問い合わせ先
公益財団法人 社会福祉振興・試験センター
所在地:〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1丁目5番6号 SEMPOSビル
電話番号:03-3486-7521(平日9時〜17時)
試験案内専用電話番号:03-3486-7559(音声案内・24時間対応)
ホームぺージ:https://www.sssc.or.jp/
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