准看護師は高年齢でも目指しやすい?
第二の人生の働き方のために資格を取りたいと考えるとき、仕事やプライベートとの両立や資格取得までの期間など、気になるポイントがあると思います。ですから、それらをクリアしながら資格を取得できるといいですよね。
まず、准看護師になるためには
- 准看護師養成学校で2年
- 高校の衛生看護科で3年
- 高校の衛生看護科定時制で4年
以上の3つのどれかを修了したのち、都道府県にて行われる准看護師試験に合格する必要があります。国家資格の看護師と違い、准看護師は都道府県知事免許。最短で2年で取得できますし、定時制を選択すれば仕事をしながら資格取得も目指せるのです。また、社会人入学を想定してカリキュラムを組んである学校もあり、医療介護施設で看護助手として仕事をしながら学ぶこともできます。
准看護師の就職先は?現状とこれからのこと
年々就業者数が増えている看護師に比べ、減少傾向にある准看護師。なぜならば、大学病院や総合病院など、緊急時の対応やより専門性が求められる職場では、看護師の雇用が優先される場合が多いからです。また、給与や待遇の面において、准看護師より看護師の方が良いということもあります。これらの理由により、最初から看護師を目指すか、准看護師から看護師を目指す人が多いのが現実。しかし、短期間で医療に関する知識や技術が身につき、現場に出られる准看護師ならではのメリットもあります。限られた第二の人生ですし、現場で活躍できる期間をより長く持てるよう、准看護師の道を選ぶのも良いでしょう。
介護分野で活躍するという方法もあります
病院への就職が限られてしまう准看護師ですが、実際どのようなところで活躍できるのでしょうか。
日本は超高齢社会に突入しており、今後も高齢者の人口は増えていくと予想されています。そんな中、着実に需要が高まっているのが「介護分野」。介護福祉施設においては、スタッフのほとんどが介護系資格所有者です。そのような中で、医療知識のある准看護師は心強い存在になります。シニアで資格を取得した場合、准看護師としての経験は確かに浅いかもしれません。けれども、年齢を重ねているぶん入所者との年齢差は縮まります。介護を受ける側としては、年齢が近い方が「頼れる」「安心できる」存在として好まれることも多いのです。
これらの理由から、医療分野だけでなく、実は介護分野でも十分活躍できるチャンスがあるのです。准看護師として第二の人生を歩む際には、ぜひ幅広い分野で活躍の場を探してみてくださいね。