介護職/ヘルパーって、どんな仕事?
介護職/ヘルパーの仕事は中高年でもチャレンジしやすい職種です。特別な資格がなくても働けますし、資格の取得を目指した場合でもかかる期間は短くすみます。実際、40~60代くらいで新たに介護業界で働き始める方も多くいます。利用者との年齢も近く、話しが合いやすいという理由から需要もあるんです。そんな介護職/ヘルパーの仕事内容は、食事、排せつ、入浴といった身体介護、買い物代行などの生活援助がメイン。そのほかに、利用者やその家族の生活や介護に関する相談に乗ったり、アドバイスを行ったりもします。常に利用者の立場になって考え、サポートするのが基本ですね。
介護職/ヘルパーは、どんなところで働く?
介護職/ヘルパーの活躍する場は、大きく分けて訪問介護と施設介護の二つです。訪問介護は、利用者の自宅を訪問し介護を行います。医者、看護師、ケアマネジャーといった職種と連携をとり、在宅介護をチームの一員として支えることが仕事です。一方、施設介護は、主に介護施設の入所者に対して介護を行います。身体介護を通して入所者のちょっとした変化にも気づき、必要な援助を見出すのも大きな役割の一つです。
子育てが一段落して比較的時間にゆとりのあるシニア世代であれば、夕方からの勤務や夜勤にも対応しやすいという強みもあります。ご自身のプライベートと仕事のバランスを考えながら働き方を選択していくことも可能でしょう。
資格はどうやってとる?
特別な資格がなくてもはじめられる介護職/ヘルパー。ですが、資格を持っていることは強みにもなりますし、資格取得を目指すことで介護の知識や技術がしっかりと身につきます。「介護職員初任者研修」や「実務者研修」を修了すれば、ホームヘルパー(訪問介護員)として働くこともでき、仕事の幅も広がることでしょう。介護初任者研修や実務者研修は、各都道府県が指定する養成機関で実施しています。研修受講料、研修受講期間、通学か通信かなどは各養成機関で異なりますから、受講を希望する方は、居住地の都道府県庁に問い合わせてみると良いでしょう。
けれども、資格取得より早く働きたいという方もいらっしゃるかもしれませんね。そんなときは、キャリアアップの支援体制が整った事業所で働きながら資格取得を目指すのも一つの手です。ジョブメドレーでは、特徴から「資格取得支援あり」の求人を探すことができるので、ぜひ活用してみてください。
第二の人生、努力次第ではキャリアアップも可能です
介護職員初任者研修では基礎知識や基本的な介護技術を学びます。その後、現場を経験することで介護職員としての技能が向上し、介護福祉士やケアマネジャーへのキャリアアップもはかれます。経験を積む中で、努力次第では多様な生活障害を持つ利用者に対する手厚い介護が提供できるようになるでしょう。また、介護技術を指導する立場など、責任のある役割を任されるチャンスも十分考えられます。
介護職/ヘルパーの仕事で、充実した第二の人生を送ることもできそうです。「やってみよう」という気持ちこそ、価値ある第一歩ではないでしょうか。