サービス提供責任者の役割
増える在宅介護、必要とされる訪問介護サービス。
高齢化にともない、介護を必要とする人は年々増加しています。介護施設や介護に携わる人材の不足も問題となっている今、訪問介護が注目されつつあります。ライフスタイルや意識の変化により、「自分らしく生きたい」という人も増えており、そのために在宅医療・介護を選ぶ人も増加しています。そこで必要となるのが訪問介護サービス。利用者宅を訪問することから始まるサービス提供責任者の仕事は、できるだけ快適な在宅での介護を実現するために重要な役割を担っているのです。
サービス提供責任者の仕事内容とは？
サービス提供責任者は訪問介護のマネージャー役！
訪問介護の総合的なマネジメントを行うサービス提供責任者。その仕事は多岐にわたります。ケアマネジャーの作成したケアプランをもとに、利用者やその家族、介護関係者と調整しながら具体的な訪問介護サービスのプランを練ることも重要な仕事の一つです。訪問介護サービスのプランを利用者とその家族に説明すること、介護サービスを開始してからの定期的なフォローも欠かせません。また、このプランに沿って実際に介護に携わるヘルパーを配置・指示することもサービス提供責任者の仕事、そのスケジュール調整や業務の管理、指導、育成も行います。施設によってはこのほかに保険関係や利用者への請求業務を行う場合もあるようです。
サービス提供責任者の求人募集情報の特徴
勤務時間や休日の体制は要チェック
地域包括ケアシステムのリーダー的存在ともいえるサービス提供責任者は、介護保険法により配置基準が定められています。介護サービス利用者40人に対して1人の配置が必要なため、大きな事業所になるほどサービス提供責任者も必要とされています。訪問介護の特性から、サービス提供責任者の求人は地域に密着してサービスを提供している訪問介護ステーションの求人が多くなっているようです。利用者の自宅を訪問することも多い仕事のため、勤務時間や休日についてはシフト制のところも多く、応募の際には確認が必要です。
サービス提供責任者に向いているのはどんな人？
人の役に立ちたいという思いが強い人におすすめ
サービス提供責任者は、利用者やその家族、ヘルパーや介護関係者など、多くの人と接することが基本の仕事です。そのため、コミュニケーション能力の高い人が向いているといえるでしょう。また、利用者の気持ちによりそい、「人の役に立ちたい」という思いが強い人にも向いています。利用者の要望を聞き、ヘルパーからの情報を集め、できるだけ快適な介護を創り出していくサービス提供責任者は、人が好きで自分の思いを形にしたい人におすすめの仕事といえるでしょう。
