こだま歯科医院の院長候補（歯科医師）求人（正職員）

四季折々の楽しみがある佐渡島で、今年37年目を迎える「こだま歯科医院」です。
診療・患者様への向き合い方・島での暮らしなど、
想像を巡らせて頂けるように、現在、佐渡歯科医師会　会長も務める児玉院長にインタビューを行いました。


●Q．今回の歯科医師募集の背景｜なぜ事業継承を考えたのか
A．「島民が困るから！」
未来に残していくためです。
このご質問には一歯科医師というより、
佐渡歯科医師会の会長の立場でお答えする事になると思いますが、
事業継承や譲渡など様々なことを視野に入れながら
なんとかこの地区の医療を存続させなければと考えています。
私たち佐渡の医療従事者は、
地域の医療全体を「佐渡島病院」＝大きな１つの総合病院とする構想を共有しています。
この具体的な展開手段の1つに「さどひまわりネット」（※下記備考欄参照）があり、
これを活用しながら佐渡全体で医療のことを考えようと毎日奮闘しております。
思いを同じくして、この地ならではの課題に向き合ってくれる仲間がひとりでも増えるといいなと願っています。

●Q．院長の「歯科医療」に対しての想いは
A．「最低限で最高の治療をしてあげたい！」
痛い、怖い、不安、眠れない、違和感があるなど、
どんなシーンでも必要としてくれる患者様に、自分の最善を心掛けてきましたし、
これからもそうしていくつもりです。

●Q．島での治療をどのように考えるか
A．最新設備を売りにしている医院もありますが、
当地ではハードよりソフト、患者様との心の距離が大切だと思っています。
もちろん開業当初は「最新の治療をやりたい」と思ったこともありますよ。
ただしばらく患者様と接しているうちに、
「高い技術と材料を駆使するだけではなく、患者様の声に耳を傾けていく」
という事の重要性を学ばせて頂いたというのが実感です。
自分のできる範囲のことで、できることを一生懸命に、そういった積み重ねが、
「あそこに行ったらなんとかしてくれる」という安心感という形に実ったかな、と思います。

●Q．院⻑先生から⾒たスタッフの雰囲気は
A．患者様とお話したポイントをカルテに簡潔にメモ書きしてくれる
細やかな気遣いができるスタッフ達です。
ユニットの時間を気にして急かしたり、無理して気遣いしている感じはないですね。
患者様の周囲の自然な動きの中で、その空間を居心地よく感じて頂けていると嬉しいですね。

●Q．スタッフや患者様と医院以外での触れ合いはあるか
A．都会と違って地域行事、運動会などが多く、私も積極的に参加しているので、
行く先々で患者様とよくお会いします（笑）
今年は辰年なので、さっそく辰の着ぐるみを着てスキー場に行ったり、
毎年全国のライダーが集うロングライドでは出走係もつとめます！
スタッフともコロナ前はよく食事会、慰労会もしていました。
人付き合いが苦ではないのは、私自身、呉服屋の生まれで、
いつも大勢の人が出入りする環境に育ったせいかもしれませんね。

●Q．今まで医院を運営していく中で壁にぶち当たった経験は
A．一般企業や大きい法人運営と異なり、孤独との闘いなんですよね。
若い時は自分で決裁ができる事を嬉しく思っていましたが、
悩んでも最後は一人で決断をしないといけないというプレッシャーで、ときには数週間悩むこともあります。
医院運営はミニマムの達成感の積み重ね、いつまで経っても完成形はないと思っています。

●Q．少子高齢化が進む世の中で、経営的観点からどのように医院を継続させていくべきか
A．どこでも言われていますが、これからは「治療」じゃなくて「予防」の時代です。
当院もリコールの患者様が多いのが特徴ですし
極端に言えば、歯医者のやることがないほうがいいのです。
「予防」のために来院いただくことで保険点数もついて、経営として十分に成り立つと考えています。

●Q．最後に一言お願いします！
A．院長に必要なのは「技術」だけではないと思っておりますし、また
当院が利益追求型でないということをご了解の上で、
ご来院いただく患者様に向き合ってくださる先生にぜひお越しいただきたいです。
一歩踏み出すのは、今ではないですか？
ご応募を心よりお待ちしております。