ペリウィンクル町田クラブの保育士求人（正職員）

「ペリウィンクル町田クラブ」開設にあたっての想い

別事業で、配慮を必要とするお子様を何人も保育してきました。
少人数保育を実施し、合理的配慮はできる限り取り入れ、一人ひとりの良いところを引き上げながら成長をサポートしてまいりました。
下肢に不安をお持ちのお子様が大きな園に向かわれた際、「しっかりと目が届く小規模なところを勧められ、小規模のところに向かうと、今度は保健師さん等がいる大きなところでみてもらったほうが良いのでは」など、相談されたこともあります。そのようなお子様や保護者様の手助けをしていきたいと考えました。

また、発達障がいの子どもたちも、ゆっくりであったり、道筋はいろいろですが、各々の速さやペースで発達をしていきます。一つ一つ教えられなくてもなんとなく自然にできるようになっていく定型発達の子どもとは違っていますが、やったことは徐々に確実に上達をしていきます。ある日何かが劇的にうまくなることもあります。その子に合わせた療育や支援の方法が必要なことを強く感じたため、事業を立ち上げました。出店としては、1店舗のみならず1年後にはもう1店舗、3年後には3店舗と発展をさせていきたいと考えています。

支援内容について

未就学児に対しては、手先運動や言葉の練習などのソーシャルスキルトレーニング、就学児童へは、就労を視野に入れたソーシャルスキルトレーニングを実施します。また、運動能力の育成を行います。さまざまな運動遊びの中で、身体を動かす楽しさを経験、誰かに勝つためではなく、自分のやりたいことを成し遂げるという成功体験を積み上げていただきます。

具体的な支援策

一人ひとりのなかにある能力を最大限に生かしながら、成長や発達度合いに応じて家庭や関係機関などと連携を取りながら療育を推進していきます。
例えば、子どもたちの不器用さは、生活の場面でも学習の場面でも本人の心に大きな負担となります。不器用さというのは脳の機能障害と理解している人は少ないために周囲から支援を受けにくく、保護者や教師から間違った対応がなされれば、事態が悪化するケースがあります。本来は発達障害の一種であることを理解したうえで、丁寧な説明と適切なサポートや合理的配慮を行うべきなのに、挫折感や屈辱感を与えるような訓練が繰り返され、結果として本人の自尊感情が大きく損なわれるという問題が発生します。最悪の場合、虐待、いじめ、体罰などのターゲットになり、感覚や運動レベルの障害にとどまらず、二次的な精神的障害まで追うことになります。
どんなに運動が下手でも、体を動かすことを嫌いな子どもはいません。比較されることがなく、「ここでは下手でもいい」とわかれば、子どもたちは安心して運動にチャレンジします。小さな目標であっても、それを達成した喜びは子どもを前向きな気持ちにさせると思います。
運動能力を比較することなく、ボールで的を倒したり、走ったり、縄跳びを使って飛んだり跳ねたり、ボールを投げたり、バランスボールを利用して跳ねたりする運動遊びの中で、体を動かす楽しさを体験してもらいます。誰かに勝つためではなく、自分のやりたいことを成し遂げるという成功を積み上げていってもらいます。このような運動をすることで、各身体部位の動きを分化させる刺激になっていきます。

具体的には、7つの能力を使用していきます。
1　バランス能力：平均台やバランスボールを利用し、不安定な体幹でも動きを継続させる能力を育む
2　リズム能力：動きをまねしたり、イメージを表現する能力を育む
3　文化能力：手や足、用具等を精密に操作する能力を育む（投げ輪等）
4　定位能力：相手やボールなどと自分の位置関係を正確に把握する能力を育む
5　反応能力：合図に素早く正確に対応できる能力を育む（合図に合わせて動き出す等）
6　変換能力：状況に合わせて素早く動作を切り替える能力を育む
7　連結能力：関節や筋肉の動きをタイミングよく同調させる能力を育む

基本的には本人のやりたいこと、できるようになりたいことを尊重し、具体的なアドバイスや自然に動きが改善されるようなサポートをすることで、個別支援計画の作成をはじめ、運動療育も含めて質の高い療育へ向けて進化し続ける教室でありたいと考えます。

「ペリウィンクル町田クラブ」の特徴

1点目は、仕事で子どもたちと過ごす中で、「その子の療育にかかわりその子やご家庭とともにその後の楽しく幸せな人生にも寄り添いたいと考えていることです。また、言語やコミュニケーションに不安を抱えていらっしゃるご兄弟のいるご家庭へのフォローも実施していきたいと考えています。
2点目は運動についてです。学校の体育は集団で実施し、個人をサポートするのはどうしても難しいです。できない子どもがいても、練習の質を変えるのではなく、量を増やすことで乗り越えさせようとしがちです。それでは課題のある子どもの能力は向上していきません。できない行為をできるだけ綿密に分析し、何ができて何ができないかを明らかにしていきながら練習のメニューを段階づけて考えていきたいと思います。それにはけがをしない能力も必要であり、その裏付けとなる指標としての「フィジカルチェック」を実施いたします。
この2点を実施していきながら、きちんとした評価に基づき、その子に合わせた療育や支援の方法を見つけ、一緒に取り組んであげることが大事だと思います。
子どもたちにできないことを強いるのではなく、スモールステップを踏んでできることで終わり達成感を味わって帰ってもらうことが療育です。気持ちの上で療育を必要としない子どもたちに負けて欲しくありません。このような療育内容にご賛同いただける保育士の方と一緒に進めていきたいです。ご応募をお待ちしています！