関東や北海道を中心に20以上の保育施設を運営する幌北学園グループ。「一生ワクワク生きてく子」を保育理念に掲げ、子どもの「やりたい」を大切にした保育を実践しています。今回は千葉県流山市にある「認定こども園南流山そらいろ保育園」を取材しました。
※掲載している内容は取材当時(2026年3月)の情報です
話を聞いた人

保育士 辻本 結衣(つじもと ゆい)さん
千葉県出身。東京未来大学卒業後、2023年に社会福祉法人幌北学園へ入職。自身が保育園に通っていたころ、遅い時間まで寂しさを感じずに保育を受けられた経験から保育士に憧れた。現在は南流山そらいろ保育園の1歳児クラスを担当。
悩みながら学び、自分らしい保育を見つけた

──そらいろ保育園を志望した理由は?
就職活動では、短めの時間で勤務できる保育園をいくつか見学しました。そらいろ保育園は、先生たちが気さくに挨拶してくれて、職場の雰囲気の良さが伝わってきたんです。私もこんな保育園で働いてみたいなと思いました。
実際に保育に携わってみると、大学で学んだことと現場のギャップに戸惑ったり、悩んだりもしました。でも、そんな私の様子を見た先輩たちが話を聞いてくれたり、体調まで気にかけてくれて。ほかの先生の保育を見て試すうちにうまくいくようになって、少しずつ自信が持てるようになりました。
──職場の雰囲気は?
優しい先生が多く、誰にでも相談しやすいです。例えばアミーゴ制度という仕組みがあって、新卒保育士が自分で相談役の先輩を選べるんです。私の場合は給食室の先生にお願いしていて、職場のことはなんでも教えてもらえたので、入職後はスムーズに職場になじめました。
──成長の機会は?
入職後はさまざまな研修があり、学ぶ機会もたくさんあります。中でも印象的だったのは、ほかの園の先生と受けた「子どもの主体性を学ぶ研修」です。現場での悩みに講師の先生が答える形式だったのですが、「悩んでいるのは自分だけじゃないんだ」と感じられました。それまでの私は、子どもたちをスケジュールどおりに行動させなければいけないと思っていましたが、研修をとおして、一歩引いて見守ることの大切さに気づきました。以前は「お昼寝の時間だから寝かせる」という感じでしたが、今は眠くなるまで待てるようになって、一人ひとりのタイミングに合わせて動けるようになってきました。
──子どもたちとの印象深い出来事は?
乳児のクラスは、小さな成長が毎日見られるのがこの仕事の醍醐味だと感じています。靴を片方履けるようになったとか、苦手なものを一口食べてみたとか、そんな瞬間を一番近くで見られるのがうれしいですし、幸せです。中でも、子どもが初めて名前を呼んでくれたときは、めちゃくちゃうれしかったですね。年度末に子どもたちから折り紙や手紙をもらったときは「1年間頑張ってきて良かった」としみじみ感じました。
──就活生へのメッセージ
たくさんの保育園があって、どこを選べばいいか迷いますよね。今考えると、見学をして感じた直感は意外と重要なことだったんだと思います。なので、自分がどういう保育をしたいかという軸を持ちながら、良いなと思ったところに飛び込んでみてください。

失敗を恐れずチャレンジできる環境
話を聞いた人

幼児リーダー 熊谷 絵莉香(くまがい えりか)さん
ほかの保育園で勤務後、幌北学園の理念に共感し、2025年に入職。現在は幼児リーダーと3歳児のクラス担任を務める。
──そらいろ保育園の魅力は?
「一生ワクワク生きてく子」という理念のもと、子ども主体で選択できる保育を大切にしています。南流山の園では2歳から5歳が同じフロアで一緒に過ごしていて、どの部屋でも、どの先生や友達とも一緒にいられる環境を作っています。年上の子が遊びを教えたり、その姿を見た下の子が「自分もやってみたい」と自然に意欲を持ったり。そんな場面を毎日見られるのが魅力です。
また、幌北学園は北海道を拠点に全国26施設、海外3施設を展開しているので、各地の良い取り組みを共有しあいながら、地域に合ったより良い保育を目指しています。

──保育で大切にしていることは?
先生自身のチャレンジ精神を大切にしています。マニュアルどおりやらなければいけないという決まりはないので、子どもにとって良いと思ったことを相談しながら試せる雰囲気があります。失敗を恐れすぎず、うまくいかなくても「あれは失敗だったかも」くらいの感覚で受けとめられることが、長く働き続けるうえでも大事だと思っています。
──研修などの支援体制は?
入職前には2泊3日の研修を実施しています。「子どもにワクワクを教える大人として、自分自身がワクワクを体験する」をテーマに、沖縄やバリ島など毎年場所を変えて学んでいます。4年目には海外研修もあり、継続的に学べる機会を用意しています。全国に園が広がっていくなかで、研修体制もさらに充実させていく予定です
──就活生へのメッセージ
子どもが好き、保育士として頑張りたいという気持ちを持って、この数年間頑張ってきたと思います。うれしいことも嫌なことも大切にしながら、保育士生活を送ってほしいです。その1日1日がつながり、気づけば何年も働き続けられていた。そういう積み重ねになればいいなと思っています。
幌北学園グループ DATA
・設立年:1973年
・法人所在地:北海道札幌市北区
・職員数:970名
・理事長:對木 克彦
・事業内容:幼保連携型認定こども園や保育園の運営、海外姉妹園・提携園との人材交流・職員研修、海外研修生受け入れなど
※2026年3月時点