1.応募から入職まで平均54.3日

求人サイトジョブメドレーを使って保育士の仕事に就いた人が、実際に応募から入職までにかかった日数は平均54.3日、中央値は42日でした。
平均日数には「新年度まで入職を待ってもらった」「資格取得のため急いで入職した」などさまざまなケースが含まれています。また、中央値とは全員のデータを並べたときの真ん中の値で、極端なケースに左右されにくいため、より多くの人の実態に近い日数として参考にしてください。
なお今回の調査では、実際に入職した事業所の選考期間を計測しているため、複数の事業所に応募する場合、転職活動全体の期間は長くなる可能性があります。
2.就業状況別
転職活動は離職してから取り組む場合(離職中)と、仕事をしながら進める場合(就業中)があります。応募から入職までにかかった日数を就業状況ごとに比較しました。
|
平均日数 |
中央値日数 |
|
|---|---|---|
|
離職中 |
36.3日 |
28日 |
|
就業中 |
64.3日 |
53日 |
その結果、離職中の求職者が平均36.3日(中央値28日)で入職しているのに対し、就業中の場合は平均64.3日(中央値53日)と、平均日数で30日近い差がみられました。
これは就業中の保育士が職場の年間スケジュールに合わせ、年度末の退職と新年度の転職を検討するだけでなく、担任を受け持つと年度途中での退職が難しくなるケースがあるためと考えられます。
一方、離職している場合は、面接日程の調整や入職時期を比較的柔軟に決めやすく、入職までの日数が短くなる傾向があります。
3.勤務形態別
|
平均日数 |
中央値日数 |
|
|---|---|---|
|
正職員 |
64.6日 |
53日 |
|
契約職員(常勤) |
56.4日 |
46日 |
|
パート・アルバイト (常勤) |
48.7日 |
37日 |
|
パート・アルバイト |
45.1日 |
35日 |
正職員や契約職員とパート・バイトで10日以上の差がありました。これは正職員や常勤の契約職員は、勤務条件や入職時期の調整が必要になることから、入職までに一定の時間がかかりやすいためと考えられます。
一方、パート・アルバイトの場合は、勤務日数や時間の調整がしやすく、比較的早く入職できる傾向があります。
勤務形態で選びたい人向けの求人
4.職場のタイプ別
|
平均日数 |
中央値日数 |
|
|---|---|---|
|
保育園・幼稚園 |
55.4日 |
42日 |
|
介護・福祉事業所 |
52.2日 |
42日 |
|
歯科診療所・技工所 |
55.8日 |
45日 |
※100人以上の入職者がいる施設タイプでの比較
データを職場のタイプ別にみると、入職までにかかる日数に大きな違いはありませんでした。最も短い介護・福祉事業所では平均52.2日(中央値42日)ですが、最も長い歯科診療所・技工所でも平均55.8日(中央値45日)となっています。
なお、職場のタイプは収入にも影響します。詳しくは以下の記事で解説しています。
5.年代別
年代別にみると差はほとんどみられませんでした。20代〜50代のどの年代も、応募から入職までの平均日数は50日以上となっています。

保育業界では慢性的な人手不足が続いており、こども家庭庁の委託調査(2024年度)でも、保育施設の80.3%が直近3年程度で人材の不足感があると回答しています。
人材不足の傾向は続いているとみられ、保育士の転職活動は年代に影響されにくいことがうかがえます。ただし、どの年代も応募から入職までに平均50日以上がかかっているため、転職活動を始める際は希望する入職時期から逆算してスケジュールを組むと良いでしょう。
ジョブメドレーでは働き方や職場だけでなく、「午前のみ勤務」や「週2日からOK」などの条件でも求人を絞り込むことが可能です。ぜひご活用ください。