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アイリストの就職・転職の傾向

まつげエクステンションの認知度向上とともに増加

アイリストの代表的な施術である「まつげエクステンション」は、2000年代初頭に発展した比較的新しい美容技術です。2000年代後半になると認知度も高まり、「まつげエクステサロン」や「アイラッシュサロン」など、まつげに関する美容サロンは急増しました。2019年に男女1,000名を対象に行われた調査によると、まつげエクステサロンの利用経験がある人は、女性が約15%・男性が約3%となっています。なかでも20代女性の利用率が高く、経験者は約27%に上ります(独立行政法人 中小企業基盤整備機構「まつ毛エクステサロン|市場調査データ」より)。ほかの美容業と比べて利用経験のある人は多くはないものの、若年層の利用率が高いことから伸びしろがあり、潜在的なニーズのある業種と言えるでしょう。

アイリストとして働くためには美容師免許が必要

まつげエクステンションを含むまつげの施術は、厚生労働省によって美容行為であると定められているため、アイリストに就職・転職するには美容師の免許が必須となります。その一方で、アイリストそのものを認定する公的な資格は現状ありません。ただ、民間の団体による資格認定がいくつかあるほか、公益社団法人日本理容美容教育センターもまつげエクステンションの技術者認定を開始しています。美容師養成校でカリキュラムにまつげエクステンションを取り入れるところも増えており、教育課程が整備されつつあります。アイリストは、登場して間もないうえに美容師免許が必須であることから人手不足になりやすい職業です。そのため求人の傾向としては、正社員・パート・バイトなどの雇用形態を問わず募集されやすいと言えるでしょう。

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