- 1. 応募先へメッセージを送る際の3つのポイント
- ・Point 1|要点をまとめ、読みやすいよう工夫する
- ・Point 2|話し言葉や絵文字、顔文字を使わない
- ・Point 3|送信する前に、声に出して読んでみる
- 2. コピーして使える! メッセージ例文集
- ・Case 1|履歴書や職務経歴書を送るとき
- ・Case 2|職場見学をしたいとき
- ・Case 3|面接の日程を調整するとき(こちらから候補日を提示する場合)
- ・Case 4|面接の日程を調整するとき(提示された候補日に返信する場合)
- ・Case 5|面接の日程を変更したいとき
- ・Case 6|面接を辞退するとき
- ・Case 7|内定を承諾するとき
- ・Case 8|内定を辞退するとき
- ・Case 9|内定を保留するとき
- ・Case 10|労働条件を問い合わせたいとき
- 3. メッセージ機能を活用して応募先とのやりとりをスムーズに
1. 応募先へメッセージを送る際の3つのポイント
履歴書や職務経歴書の送付から面接の日程調整、内定の承諾や辞退など、応募先とのやりとりに役に立つのがジョブメドレーのメッセージ機能です。
しかし、どんなことを送ったらいいのか、どうやって書いたらいいのか迷ってしまいますよね。メッセージの印象が良くなかったために内定を逃すなんてことは避けたいもの。
次の3つのポイントを押さえて、採用担当者に好印象を残せるメッセージにしましょう。
・Point 1|要点をまとめ、読みやすいよう工夫する
ジョブメドレーは応募と同時に次のようなメッセージが自動で送信されます。そのため、初めてメッセージを送るときに「はじめまして」や「お世話になります」といった挨拶は基本的に必要ありません。「お世話になっております、◯◯です」と簡単に名乗ったうえで、本題に入りましょう。
本文は要点をまとめて簡潔に伝えましょう。適宜改行する、提案や質問が複数ある場合は箇条書きにするなど、読みやすさを意識することもポイントです。
採用担当者は多くの応募者とやりとりをしなくてはなりません。採用以外の業務を兼務していることも多いため、メッセージを送るときは相手の負担にならないよう配慮しましょう。
・Point 2|話し言葉や絵文字、顔文字を使わない
友人や知人に送るときと同じ感覚で応募先にメッセージを送らないように気をつけましょう。絵文字、顔文字、「!」を使わないことはもちろん、話し言葉は書き言葉に変え、間違えやすい敬語にも注意しましょう。
話し言葉 | 書き言葉 |
---|---|
御院/御施設/御社/御法人 | 貴院/貴施設/貴社/貴法人 |
〜なんですけど、 | 〜なのですが、 |
〜ってできますか? | 〜は可能でしょうか? |
〜なら大丈夫です。 | 〜なら可能です。/〜なら問題ございません。 |
すいません。/すみません。 | 申し訳ありません。/申し訳ございません。 |
誤った敬語の使い方 | 正しい敬語の使い方 |
---|---|
●●院長 | 院長 ●●様 |
お世話様です。 | お世話になっております。 |
了解しました。 | 承知いたしました。 |
ご質問があります。 | お伺いしたいことがございます。 |
ご依頼があります。 | お願いしたいことがございます。 |
送らさせていただきます。 | 送らせていただきます。 |
※「了解しました」は誤りではありませんが、文面では「承知いたしました」としたほうがより丁寧な印象になります。
選考や内定の辞退などメッセージに伝えにくい内容が含まれる場合には、「恐れ入りますが」「誠に勝手ながら」「差し支えなければ」といったクッション言葉を挿入することで、印象が和らぎます。
・Point 3|送信する前に、声に出して読んでみる
メールやメッセージが完成したら、送信する前に声に出してメッセージを読み返してみましょう。声に出すことによって不自然な言葉遣いや誤字脱字を見つけることができます。
このときに相手の立場に立って読むことを意識すると、くだけすぎた表現やわかりにくい箇所がないかを確認することができます。
2. コピーして使える! メッセージ例文集
応募先へのメッセージの送信が必要になるさまざまなシーンを想定して例文集を用意しました。適宜コピー、編集して活用してください。
・Case 1|履歴書や職務経歴書を送るとき
例文
お世話になります。
【職種名(例:看護師の正職員)】に応募いたしました、【自分の名前】と申します。
履歴書と職務経歴書をメッセージに添付いたしますので、ご査収いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。
Point
- ・どの職種に応募したのか申し添えると丁寧。
- ・ジョブメドレーで作成した履歴書と職務経歴書を添付する方法については「スマホやパソコンで簡単に履歴書・職務経歴書を作成する方法を解説!」をチェック。
・Case 2|職場見学をしたいとき
例文
お世話になります。
【職種名(例:看護師の正職員)】に応募いたしました、【自分の名前】と申します。
応募に際しまして【貴院、貴施設、貴園、貴社、貴法人】の求人情報を拝見しましたところ、【魅力を感じた点や興味を持った点を簡潔にまとめる】に大変魅力を感じました。
つきましては、職場の様子を見学させていただくことは可能でしょうか。
もし可能であれば、ご都合のよろしい日程をご指定いただけますと幸いです。
お忙しいところ恐れ入りますが、ご検討のほど何卒よろしくお願いいたします。
Point
- ・どの職種に応募したのか申し添えると丁寧。
- ・魅力を感じた点や興味を持った点について簡単に触れると、意欲が伝わって好印象。
・Case 3|面接の日程を調整するとき(こちらから候補日を提示する場合)
例文
お世話になっております、【自分の名前】です。
この度は面接のご案内をいただき、誠にありがとうございます。
面接の希望日程をいくつかお知らせいたしますので、この中からご都合のよろしい日程をご指定いただけますと幸いです。
- ・●/●(曜日)●時〜●時
- ・●/●(曜日)●時〜●時
- ・●/●(曜日)●時〜●時
お忙しいところ恐れ入りますが、ご確認のほど何卒よろしくお願いいたします。
Point
- ・まず面接の機会をいただいたことに対するお礼を伝える。
- ・面接の希望日程は最低でも3つ提示する。
- ・応募先と認識にズレのないよう、日時・曜日・時間(24時間表記)を明記する。
・Case 4|面接の日程を調整するとき(提示された候補日に返信する場合)
例文
お世話になっております、【自分の名前】です。
この度は面接のご案内をいただき、誠にありがとうございます。
ご連絡いただきました候補の中から、次の日程でお願いしたく存じます。
・●/●(曜日)●時〜
お忙しいところ恐れ入りますが、ご確認のほど何卒よろしくお願いいたします。
Point
- ・まず面接の機会をいただいたことに対するお礼を伝える。
- ・応募先と認識にズレのないよう、日時・曜日・時間(24時間表記)を明記する。
・Case 5|面接の日程を変更したいとき
例文
お世話になっております、【自分の名前】です。
●/●(曜日)●時の日程でお約束していた面接ですが、事情によりお伺いすることが難しくなってしまいました。
ご多用のところお時間を調整いただいたにも関わらず、大変申し訳ございません。
勝手なお願いで大変恐縮ですが、次の日程で面接を再度調整していただくことは可能でしょうか。
- ・●/●(曜日)●時〜●時
- ・●/●(曜日)●時〜●時
- ・●/●(曜日)●時〜●時
お手数をおかけして大変申し訳ございませんが、何卒よろしくお願いいたします。
Point
- ・前日・当日など急な変更の場合は、まず電話で一報を入れること。
- ・約束していた日時・曜日・時間(24時間表記)を明記する。
- ・再調整をお願いし、候補日程を最低でも3つ提示する。
・Case 6|面接を辞退するとき
例文
お世話になっております、【自分の名前】です。
この度は面接のご案内をいただき、誠にありがとうございます。
大変恐縮なのですが、諸般の事情により面接を辞退させていただきたく、ご連絡を差し上げました。
【採用担当者の名前】様には貴重なお時間を割いていただいたにも関わらず、身勝手なお願いで大変申し訳ございません。
また、本来ならお電話で直接お伝えすべきところ、このような形でのご連絡となってしまい、重ねてお詫び申し上げます。
末筆ながら、【貴院、貴施設、貴園、貴社、貴法人】の益々のご発展を祈念しております。
Point
- ・まず面接の機会をいただいたことに対するお礼を伝える。
- ・選考のために時間を割いていただいたことや、メッセージでの連絡になったことについてお詫びする。
- ・最後に「貴院の益々のご発展を祈念しております」と申し添えると丁寧な印象に。
・Case 7|内定を承諾するとき
例文
お世話になっております、【自分の名前】です。
この度は内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。
労働条件も確認いたしましたので、謹んで内定をお受けしたいと思います。
これまでの経験を活かし、一日も早く【貴院、貴施設、貴園、貴社、貴法人】のお役に立てるよう努めて参ります。
今後、【入社、入職】の手続きをどのように進めるべきかなど、またご連絡いただけますと幸いです。
取り急ぎお礼のご連絡のみとなりますが、引き続き何卒よろしくお願いいたします。
Point
- ・内定の承諾は必ず労働条件を確認してからおこなう。
- ・労働条件を確認したい場合は「Case 10」を参考に問い合わせる。
- ・入職への意欲を申し添えると好印象。
- ・今後必要な手続きについて確認する。
・Case 8|内定を辞退するとき
例文
お世話になっております、【自分の名前】です。
この度は内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。
このようなありがたいお話をいただきながら恐縮なのですが、熟慮いたしました結果、内定を辞退させていただきたくご連絡を差し上げました。
【採用担当者の名前】様には貴重なお時間を割いていただいたにも関わらず、身勝手なお願いで大変申し訳ございません。
また、本来ならお電話で直接お伝えすべきところ、このような形でのご連絡となってしまい、重ねてお詫び申し上げます。
末筆ながら、【貴院、貴施設、貴園、貴社、貴法人】の益々のご発展を祈念しております。
Point
- ・まず内定をいただいたことに対するお礼を伝える。
- ・選考のために時間を割いていただいたことや、メッセージでの連絡になったことについてお詫びする。
- ・最後に「皆様の益々のご発展を祈念しております」と申し添えると丁寧な印象に。
・Case 9|内定を保留するとき
例文
お世話になっております、【自分の名前】です。
この度は内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。
すぐにでも承諾のお返事をすべきところ、身勝手なお願いで大変恐縮なのですが、返答について●月●日まで猶予をいただくことは可能でしょうか。
現在ほかにも選考が進んでいる【病院、施設、保育園、企業、法人】があるため、その返事を聞いたうえで、悔いのない判断をしたいと考えております。
こちらの都合で大変心苦しいのですが、ご理解いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。
Point
- ・具体的にいつまで返事を待ってほしいか期日を明記する。
- ・猶予してもらえる期間は一般的に1週間〜1ヶ月程度のため、不必要に期日を延ばさない。
- ・「ほかにも選考が進んでいる事業所がある」「人生を左右する決断なので熟慮する時間がほしい」など、理由は正直に伝えてOK。
・Case 10|労働条件を問い合わせたいとき
例文
お世話になっております、【自分の名前】です。
この度は内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。
前向きに【入社、入職】を検討しているのですが、正式なお返事の前に働き方について確認させていただきたいと考えております。
つきましては、労働条件を書面でいただくことは可能でしょうか。
お忙しいところ大変恐れ入りますが、何卒よろしくお願いいたします。
Point
- ・入職後のトラブルを防ぐためにも、内定承諾前に必ず労働条件を確認する。
- ・入職に向けて前向きに検討している旨を申し添える。
事業者はこれから雇おうとする人に対して、業務内容や待遇などの労働条件を通知しなければなりません。書面での交付が義務付けられている項目は次のとおりです(参考:厚生労働省)。
- ・契約期間
- ・業務内容
- ・就業場所
- ・就業時間(始業時間、終業時間、休憩時間、残業の有無、休日、休暇)
- ・賃金(基本給や各種手当の金額、計算方法、締日、支払日、支払方法)
- ・退職(定年制や継続雇用制度の有無、自己都合退職の予告期限、解雇事由)
3. メッセージ機能を活用して応募先とのやりとりをスムーズに
ジョブメドレーのメッセージ機能は、LINEなどのメッセージアプリのように応募先とのやりとりが会話風に表示されます。そのため、メールや手紙で必要とされている次のような形式的な項目が必要なく、やりとりがスムーズになります。
- ・件名
- ・拝啓/敬具
- ・時候の挨拶
- ・署名
気軽に送れるからこそ、本文は落ち着いて作成しましょう。メッセージは24時間以内に返信するのがマナーとされていますが、焦って送っても逆効果です。
書き方に迷ったときは今回ご紹介した例文を参考にしてみてください。落ち着いて考えて送れば応募先にもきっと良い印象を残すことができますよ。