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児童指導員/指導員の就職・転職の傾向

児童指導員数の推移

厚生労働省「社会福祉施設等調査(平成30~令和3年)」より作成

児童指導員の従事者数は大幅な増加傾向

児童指導員は、障がいを持つ子どもたちへの療育を行う職業です。児童指導員の人数を、児童発達支援事業・放課後等デイサービス事業・短期入所事業のデータから見ると、2018年は37,627名、2019年は45,098名、2020年は51,310名、2021年は56,636名と推移しています(厚生労働省「社会福祉施設等調査(平成30~令和3年)」より)。わずか3年で従事者数は1.5倍以上も増えているのです。これには、児童発達支援事業と放課後等デイサービス事業の急増が影響していると考えられます。特に放課後等デイサービスの拡大スピードは著しく、2018年に12,734か所だった事業所数は、2021年には17,372か所と、大幅に増加しています。

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児童指導員の就職・転職が活発化する時期

児童指導員は、放課後等デイサービスが大幅に増加していることなどからニーズが高まっており、求人は1年を通して出されています。とはいえ、児童指導員への就職・転職活動の一番のピークは、やはり年度が変わる時期の1~4月頃です。夏になると就職・転職活動はやや落ち着いてきますが、秋になると再び活発になる傾向があります。児童指導員として働くためには児童指導員任用資格が必要です。任用資格とは、その仕事に就くために必要な資格や学歴のことをいい、取得するルートはいくつかあります。例えば大学や短大で社会福祉学・心理学・教育学・社会学を専修する学部・学科を卒業すると任用資格が得られます。また、地方厚生局長などが指定する福祉系の専門学校を卒業することでも任用資格が得られます。その他、社会福祉士や精神保健福祉士の資格を持つ方、児童福祉事業で一定期間の実務経験を持つ方なども児童指導員として働くことができます。一方、指導員の場合、資格要件は特にありません。指導員は、パート・アルバイトで働く人が多い傾向にあります。

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