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言語聴覚士の就職・転職の傾向

言語聴覚士の多くが病院やクリニックに勤務

言語聴覚士の就業先として最も多いのは病院やクリニックです。2018年3月時点で約74%の人が医療の現場で働いています(一般社団法人日本言語聴覚士協会「平成30年 会員動向」より)。ほかにも、介護施設や福祉施設、養成校、研究・教育機関などで働いている人もいます。都道府県別で言語聴覚士の人口をみると、東京都が最も多い1,381名、次いで福岡934名、北海道932名、大阪890名と、人口の多い都市圏で就業者が多い傾向にあります。国内で最も少ないのは秋田の109名です。この調査結果から、全都道府県にそれぞれ100名以上の言語聴覚士が活躍していることになります。

言語聴覚士の約76%が女性で、30歳代が最も多い

言語聴覚士の年齢分布をみると、最も就業者数が多い年代は30歳代の7,431名です。次いで20歳代の4,523名、40歳代の3,514名、50歳代の1,043名、60歳代の479名となっています。男女比のデータをみると、男性4,059名、女性12,931名です。おおよその男女比は1:3となっており、全体の約76%が女性で、女性に人気の仕事であることがわかります。言語聴覚士で、夜勤や急患が発生する職場はほとんどありません。決められた昼間の時間帯に働ける仕事です。産休・育休も取得しやすく、時短勤務なども対応可能なため、出産後も仕事を続けやすい職種だといえます。また、コミュニケーションに関する専門的サービスを提供する仕事なので、体力を温存しながら患者さんの援助を行うことができる点も女性に人気な理由のひとつでしょう。

言語聴覚士の求人市場が活性化するのは3〜5月

言語聴覚士の就職・転職が最も活性化するのは3~5月です。ちょうど年度替わりの時期であり、国家試験を終えたタイミングであることが要因でしょう。言語聴覚士の国家試験の合格発表は例年3月下旬のため、合格発表が済んだあとの4~5月に探す人も少なくありません。言語聴覚士の第1回国家資格が行われたのは1999年のことです。比較的新しい資格であるということと、リハビリテーションの現場で言語聴覚士が足りていないことから、安定して求人のある職種だといえます。また「平成30年 会員動向」をみると、就業言語聴覚士の約80%が常勤という結果が出ており、正社員を求める施設が多いことが伺えます。もちろん、パートやアルバイトなどの非常勤採用を行っている事業所も一定数あります。

従事施設別にみた言語聴覚士 2018年

一般社団法人日本言語聴覚士協会「平成30年 会員動向」より作成

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