患者とスタッフの「満足度」を両立。全国に広がる訪問鍼灸マッサージ「からだ元気治療院」の現場力

全国に200店舗以上を展開する、訪問鍼灸マッサージ「からだ元気治療院」。その成長の裏側と、現場で働く施術者が語るやりがいを聞きました。【PR】からだ元気治療院

患者とスタッフの「満足度」を両立。全国に広がる訪問鍼灸マッサージ「からだ元気治療院」の現場力

目次

超高齢社会に応える訪問鍼灸マッサージチェーン

高齢化が進む日本では、通院が難しい高齢者や障がいのある人に、自宅や施設で医療サービスを届ける仕組みが求められています。そうしたニーズに応えるために沖縄で誕生したのが、訪問マッサージチェーン「からだ元気治療院」です。

からだ元気治療院 公式ホームページ
からだ元気治療院 公式ホームページ

国家資格を持つ施術者が利用者のもとを訪問し、医療保険を利用して鍼灸やマッサージ、機能訓練を提供する同院は、創業から1年半で沖縄県内最大手に成長。その後はフランチャイズ方式で全国展開を進め、現在は200店舗を超える訪問鍼灸マッサージチェーンへと拡大しました。

ここまで成長できた理由は何なのか。まずは創業者である林秀一さんに、事業を立ち上げた経緯やからだ元気治療院の特徴を、後半は現場で働く施術者が語る、治療院でのやりがいを紹介します。

話を聞いた人

林秀一さん

代表取締役 林秀一さん

大学卒業後、株式会社テレビマンユニオン、株式会社ベンチャー・リンク、ソフトバンク株式会社でキャリアを積み、独立。2006年に沖縄で訪問鍼灸マッサージ事業「琉球治療院」を開業し、のちに「からだ元気治療院」に発展。全国200店舗以上を展開する国内最大級の訪問鍼灸マッサージチェーンへと成長させた。経済誌『エコノミスト』の「日本を牽引する経営者」に2024年・2025年と連続で選出されるなど、業界を代表する経営者として注目を集めている。

人生のどん底で見つけた、訪問治療という社会貢献

──林さんはコンサルティング業や通信業界から、異業種である訪問鍼灸マッサージ業界に入られました。その経緯と、なぜこの道を選んだかを教えてください。

林さんお話カット

林さん:ソフトバンクを退職したあと、通信代理店やコンサル業をしていましたが、取引先の倒産などが重なり、事業は思うように軌道に乗りませんでした。焦ってしまい、「どうやってお金を稼ぐか」ばかりを追い求めるうちに、詐欺まがいの案件に巻き込まれることもあり、窮地に立たされると同時に自分自身の未熟さを痛感したんです。

そんな折、とある企業で電気代削減システムを開発した方と出会いました。彼もかつて不動産業に失敗し、同じように苦境を経験していたそうです。その方と話してから、改めて自分の経営理念を何度も読み返しました。そうして何日も向き合うなかで、「どうやって稼ぐか」ではなく「世のため人のためになることは自分のためになる」という考えに立ち返ったんです。

ほどなくして、治療院の経営相談を受けたことがこの業界を知るきっかけになります。業界を調べていくうちに、鍼灸マッサージ師(あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師)は国家資格であることや、医師の同意があれば健康保険を使って施術を受けられると知りました。

そこから、「訪問治療という形を取れば、高齢者や障がいのある方の生活に直結し、社会的弱者を支えられる……これは究極の社会貢献。社会性を追求できる事業だ」と確信したんです。

──2006年に沖縄で「琉球治療院」を立ち上げたわけですが、なぜ沖縄で開業したんですか?

ソフトバンク時代に仕事で沖縄を訪れたとき、自然はもちろんですが、人の温かさに強く惹かれました。「事業をするなら沖縄に住んで取り組みたい」と、そのときから考えていたんです。

ただ、立ち上げ当時は県外出身の自分は誰にも相手にされませんでした。いきなり福祉・医療の仕事を始めても、地域に受け入れられるはずがありませんよね。そこで、連日飛び込み営業をしたり、地元の人が集まる飲食店に通ったり、介護や医療の集まりに積極的に参加するうちに、地域の方々が定期的に集まって親睦を深める「模合(もあい)」にも声をかけていただけるようになりました。

そうした地道な関わりを通じて、ようやく「地域に根ざして事業をしている」と信頼を得られるようになり、自宅で施術を受けられる治療院として認知が広がっていきました。その結果、約1年半で県内最大手にまで成長できたのです。

成長と働きやすさの両立を実現。その秘密とは?

林さんお話カット2

──改めて、からだ元気治療院の特徴を教えてください。

国家資格を持つ施術者が訪問し、鍼灸やマッサージ、機能訓練をおこないます。医療保険を使えるので、患者さまは負担を抑えながら継続的に施術を受けられる。これが一番の強みです。

もうひとつ大事なのは、施術者や加盟者が安心して挑戦できる仕組みです。フランチャイズ方式(加盟店が本部のサポートを受けながら運営する仕組み)を採用していますので、経営経験がなくても始められます。また、臨床経験が浅い方やブランクのある方でも、研修で基礎を学び、自信を持って現場に立てるようサポートしています。

さらに、施術者が現場で学び続けられる環境も整えています。利用者の症状は脳卒中の後遺症やリウマチ、ALSなど多岐にわたります。こうした多様なニーズに応えるため、「からだ元気データベース」という独自システムを導入しました。施術者が成果の出た施術を動画で投稿することで、仲間の知識を取り入れながら互いに技術を高め合える仕組みです。

投稿には「いいね」による評価が付き、毎月上位5名には賞金を支給しています。熟練者は技術が正当に評価されて収入に反映され、新人は学びを得られる。互いに高め合える環境を整えている点も大きな特徴です。

──従業員はさまざまなノウハウを学べ、投稿者は評価されるWin-Winの仕組みですね。

そうした学びの仕組みに加えて、働きやすさを支えるのが「分業体制」です。施術者には施術に専念してもらい、保険請求や営業、経理などは事務担当者が担います。

業界関係者によると、鍼灸マッサージ師は独立開業しても1年で8割以上が廃業するそうで、3年以上続く例は数%といわれています。施術から事務、経営まですべて自分で背負うと続かないんです。だから「餅は餅屋」。施術者には利用者に向き合うことだけに集中してほしいと思っています。

林さんお話カット3

──では、からだ元気治療院ではどんな人が働いていますか? 従業員の共通点があれば教えてください。

幅広い年齢層の方が活躍しており、中には80代で入職された方もいます。共通しているのは、「世のため人のためになることは自分のためになる」と考えている点です。高齢者や障がい者向けの治療と聞くと「大変そう」と敬遠する人もいますが、むしろ「そこでこそ力を発揮したい」と考える人が集まっています。熱い思いを持ち、私の理念に共感してくれる方が多いですね。

入職後は沖縄での研修に参加していただき、私自身の思いを直接お伝えしています。その経験を経て、皆さん前向きな気持ちで現場に戻っていきます。

理念を原動力にさらなる成長を続ける

林さん立ち姿

──全国規模でフランチャイズ展開し、200店舗以上の規模に成長しました。成長の要因は何でしょう。

要因は大きく2つあります。ひとつは、理念に共感してくれる仲間に恵まれたこと。もうひとつは、社会情勢や現場の声を仕組みに反映し続け、働きやすさやサービスの質、業務オペレーションの質などを高めてきたことです。

沖縄で1号店を立ち上げてから、わずか1年半で県内最大手となれたのも、仲間の力があったからです。フランチャイズ展開にあたっては、徹底した理念の共感から始まり、事業の全容が理解できる加盟前の説明会を構築。加盟後に成果を出してもらうためのマニュアル化と研修制度も構築し、どの地域でも同じ業務品質でサービスが提供できるよう整備してきました。

また、半年に一度は各店舗のトップや運営指導担当者が全スタッフと面談を実施し、現場からの不満や要望の多くを解決することを目標にする取り組みも進めています。すべてを一度に解決するのは難しいですが、大多数が前向きに働ける環境を維持するために、着実に改善を重ねてきました。

──今後、この事業をどのように広げていきたいとお考えですか?

高齢化が進むなかで、訪問鍼灸マッサージの役割はますます重要になります。治療院としての施術にとどまらず、介護や生活支援を含めた複合的なサービスを展開し、地域に欠かせない存在を目指したいと考えています。

さらに、現場で得た知見を行政に届け、制度や仕組みに反映させていくことも私たちの使命のひとつです。そのために半年ごとに衆議院議員会館で勉強会を開き、厚労省や国会議員の方々と情報交換や政策提言をおこなっています。

「笑顔と真心で小さな感動を積み重ねる」という創業当初からの理念を胸に、これからも多くの方の生活を支え、社会課題の解決に貢献できる事業を続けていきたいと考えています。

二人の施術者が語る、からだ元気治療院を選んだ理由

からだ元気治療院で働く施術者は、どのような経緯で今の職場を選び、日々何を思っているのでしょう。からだ元気治療院南仙台店の管理責任者である佐々木さんと施術者の木村さんに、業務内容や働く魅力について語っていただきました。

話を聞いた人

佐々木美香さん

南仙台店 管理責任者 佐々木美香さん

整骨院で急性外傷や慢性疾患の施術に携わったのち、2018年にからだ元気治療院に入職。鍼灸マッサージ師として訪問施術をおこなうほか、管理者として施術所の運営管理、法令遵守、スタッフ指導など幅広い業務を担う。結婚・出産を経て復職した経験から、仕事と家庭の両立を大切にしながら、患者さまに合わせた施術を心掛けている。

 

木村太紀さん 

南仙台店 鍼灸師 木村太紀さん

整骨院で臨床経験を積んだのち、2022年にからだ元気治療院に入職。鍼灸師として訪問施術に取り組み、多様な症例に向き合いながら技術を磨いている。患者さまに誠実に向き合い、より良い施術を提供できるよう日々努めている。

──お二人とも整骨院からからだ元気治療院に転職されています。訪問治療に移行した理由を聞かせてもらえますか?

佐々木さん・木村さん
佐々木さんアイコン

私は家庭と仕事の両立のために転職しました。前職は、最後の患者さまの施術を終えて事務作業や片付けをするとどうしても帰りが遅くなってしまい、子どもが小さい時期には続けるのが難しかったんです。現在の店舗は自宅や保育園から近く、送り迎えに合わせて勤務時間も柔軟に調整していただけると聞き、安心して働けると感じました。

木村さんアイコン

僕も勤務条件の面が大きかったです。以前は長時間労働で体調を崩してしまい、自分の時間を確保できる職場を探していました。からだ元気治療院は「土日休み・残業ほぼなし」と求人に明記されていたので、ここなら自分のライフスタイルに合うと感じました。

──訪問の仕事は初めてだったと思いますが、実際に働いてみてどうでしたか?

佐々木さんアイコン

整骨院に通えない方や外出が難しい方にも施術を届けたいと思っていたので、訪問に関心がありました。実際にご自宅で施術をしてみて、少しずつ動けるようになったり生活の質が上がったりする姿を見ると、この仕事の意義を強く感じました。

施術の様子
木村さんアイコン

僕も同じ印象です。洗濯物を干すのが大変だった方が腕を上げられるようになったり、脚の痛みで動けなかった方がゴミ出しに行けるようになったり。そうした変化を間近で喜べるのは訪問ならではのやりがいだと思います。

佐々木さんアイコン

同じ疾患でも、その状態や生活の背景は人それぞれです。だからこそ、その方の目標に合わせた施術を提供する必要があります。そこが難しさでもあり、おもしろさでもありますね。

──1日に何件くらい訪問をするんですか?

木村さんアイコン

日によりますが、10件程度回っています。始業が9時なので、9時開始の患者さまの場合は直接ご自宅に伺います。

からだ元気治療院の施術者の一日

──18時には退勤できるんですね。残業や書類作成のような持ち帰り仕事はありますか?

佐々木さんアイコン

訪問後に施術報告書の記入はありますが、勤務時間内で完結できるように工夫しています。ほかの事務作業は事務スタッフが担当してくれるので、私たちは施術に専念できています。そこがからだ元気治療院のいいところです。

学びと成長を支える独自の仕組み

──先ほど、「患者さまの生活や目標に合わせた施術をするのが難しさでありおもしろさ」と伺いました。ほかに、整骨院との業務の違いや戸惑いを感じたことはありますか?

佐々木さんアイコン

患者さまの生活上の悩みや、生活環境を踏まえた施術が必要になる点も大きな違いです。

私の場合は、退院後に足腰が弱って立ち上がれなくなった方や、まひで動けなくなった方を担当することが多いんです。少しでも機能を取り戻していただけるよう、日々アプローチを工夫しています。その際に役立つのが「からだ元気データベース」です。全国の症例を参考にしながら、施術方法を模索しています。

──日常的に「からだ元気データベース」を利用されているんですね。

木村さんアイコン

よく利用しています。全国の先生の知識や経験を知れるのでとても参考になります。とくに、文章だけでは伝わりにくい手技のスピードや圧のかけ方も、動画で見ると直感的に理解できるのが助かります。最近はテキストの解説を交えるなど編集にこだわっている投稿も増えてきて助かります。

施術の様子2
入職してから成長を実感しているという木村さん。

──生きた経験を吸収できるのは大きなメリットですね。そのほかの学習機会やサポート体制について教えてください。

佐々木さんアイコン

組織として大きいので、OJTやマニュアルがしっかりとしていると感じます。私は結婚や出産で1年ほどブランクがあり、現場復帰に不安もあったのですが、先輩が一緒に訪問して具体的に指導してくださったおかげで、すぐに感覚を取り戻せました。

──入職後はどれくらいの期間、先輩に同行するんですか?

木村さんアイコン

僕の場合は数週間ほど同行しました。最初は先輩の施術を見学しながらコミュニケーション方法を学び、次に部分的に任せてもらいながら先輩にチェックしてもらうという流れです。

ほかの先生から患者さまを引き継ぐ際も、先輩に一度同行してもらい、施術の流れや重点的にアプローチすることを確認してもらいました。

佐々木さんアイコン

ご高齢の方は若い人に比べて骨や皮膚が弱いので、一人ひとりの状態に合わせて力加減や速さを調整することが重要です。カルテに基本的な情報は書かれていますが、こうした細かいポイントは施術の場面で直接伝えるよう心掛けています。

──現場でさまざまな心得を習うんですね。

佐々木さんアイコン

そうですね。技術ももちろん大切ですが、「患者さまに寄り添う姿勢」を意識するよう伝えています。

木村さんアイコン

ご自宅に訪問させていただくので、靴をそろえることや、家の中を必要以上に見ないといったマナーも教わりました。僕は「自分だったらこうしてほしくない」と思うことはしないよう、常に意識しています。

信頼されるチームを目指して

佐々木さんお話カット

──佐々木さんは現在管理者として、どんな点に気を配っていますか?

佐々木さんアイコン

スタッフが働きやすい環境を整えつつ、患者さまの満足度も高める。その両方をバランスよく保つことですね。

──働きやすさという点で、木村さんはどう感じていますか?

木村さんアイコン

僕が一番年下なんですが、スタッフの皆さんは平等に接してくれるし、和やかな雰囲気で本当に働きやすいです。

佐々木さんアイコン

木村さんはできることがどんどん増えてきたし、患者さまから「木村さんにお願いしたい」と言われることも増えてきましたよね。私もほかのスタッフもうれしく感じています。こうして若い人が活躍できるのもこの職場の良さだと思います。

──これから入職を考える方にとっては心強いですね。では、からだ元気治療院はどんな方に向いている職場でしょうか?

佐々木さんアイコン

人の気持ちに寄り添いながら、コミュニケーションを大切にできる方に向いていると思います。患者さまの表情や雰囲気を見ながらやり取りをするのが楽しいので、私は好きですね。あとは子育て世代の方におすすめしたいです。時間の融通が効くので子どもがいても働きやすいです。

木村さんアイコン

仕事とプライベートの時間にメリハリをつけられるので、自分の時間を大切にしたい人におすすめです。あとはしっかりと稼ぎたい人ですね。施術者としてあらゆる角度から評価してもらえる固定給に加え歩合制もあるので、頑張りが給与にしっかりと反映されます。

木村さんお話カット

──本日はありがとうございました。最後に、今後の展望を聞かせてください。

佐々木さんアイコン

今後もスタッフが安心して働ける環境を整え、患者さまへのサービス向上につなげたいです。患者さまからは「ここにお願いしてよかった」、スタッフからは「ここで働いてよかった」と思っていただける、信頼されるチームづくりを目指していきたいです。

木村さんアイコン

僕は、実はまだ先のことはあんまり考えてなくて。とにかく今できることを精一杯やりながら、患者さまに誠実に接していきたいなと思っています。さまざまな症例を経験させていただきながら、できることを増やしていきたいです。

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