教員志望だった私が佐賀の放デイ「ワンフラワー」へ。新卒児童指導員が見つけた心に届く支援の形

2022年の設立以来、佐賀県を中心に児童発達支援・放課後等デイサービス「ワンフラワー」を展開する合同会社DEAII。新卒で入社した1年目の児童指導員に、同社での仕事内容や職場の魅力を聞きました。【PR】合同会社DEAII

教員志望だった私が佐賀の放デイ「ワンフラワー」へ。新卒児童指導員が見つけた心に届く支援の形_KV

目次

合同会社DEAIIは、佐賀県内に児童発達支援・放課後等デイサービス「ワンフラワー」を8ヶ所展開しています。「生活に感動と充実を」をコンセプトに掲げ、さまざまなプログラムをとおして子どもたちの自発性を養っています。

ワンフラワーのウェブサイト画面

児童発達支援や放デイでの就労を検討している人のなかには、未経験や新卒でも働けるか不安に感じている人も多いのではないでしょうか。今回は、新卒でワンフラワーで働き始めた児童指導員にインタビュー。入社前後で感じた悩みややりがいを伺いました。

話を聞いた人

北村さんプロフィール写真

ワンフラワー 木原教室第2 児童指導員 北村桜花さん

大学で障害児教育を専攻し、小学校教諭一種免許、特別支援学校教諭一種免許、児童指導員の資格を持つ。2025年4月に新卒で合同会社DEAIIに入社し、ワンフラワー木原教室第2に配属された。現在は療育や児童の身の回りのサポートなどをおこなう。

子どもたちの「心の拠り所」で働きたい

インタビューに応える北村さん

──北村さんはなぜ児童指導員、なかでも放デイの道を選んだのか教えてください。

北村さん:もともと小学校の先生を目指していましたが、大学で「グレーゾーン」のお子さんが増えている現状を知り、知識を身につけようと障害児福祉を専攻しました。

放デイを目指したのは、特別支援学校での実習中の出来事が影響しています。それまでは「放課後に別の場所へ移動するのは負担になるのでは」と思っていました。ところが、曜日によって気分にムラがある子に、担任の先生が「今日は放デイの日だね。あそこは楽しいもんね」と言っていたんです。実際に送迎の時間が近づくと子どもの表情が明るくなったのを目の当たりにしました。

学校やご家庭とは違う形で、子どもにとって心の拠り所になれる場所があるんだと気づき、興味を持つようになりました。

──数ある施設のなかから、なぜワンフラワーに決めたのでしょう?

応募前に見学する機会をいただき、そこで複数の教室が合同で50人規模の活動をしていたのがとても印象的だったからです。体育館で子どももスタッフも一緒に体を動かして楽しんでいて、そんな光景は療育で見たことがありませんでした。

私は幼いころから剣道や器械体操、綱引きなどの経験があり、運動が大好きだったので「ここなら自分の強みを活かせそう」と感じ、応募しました。

──運動に注力というと、運動が得意なスタッフが多いのでしょうか?

全然そんなことないです! 私はいろんな習い事を経験してきましたが、球技全般は本当に苦手で(笑)。実際の活動で球技をする機会はたくさんありますが、下手でも子どもたちは一緒に楽しんでくれますし、「こうやって投げるといいよ」とアドバイスまでくれて頼もしく感じています。

できることを少しずつ増やしていく

──入社後は、どのような流れで一人で業務を任されるようになりましたか?

最初の1週間は座学でじっくりと児童発達について学びました。配属後最初の1ヶ月間は活動担当は持たず、先輩の業務を見学したり、小学校までの送迎に同行したり、保護者への挨拶回りをするOJT期間でした。そこから「何からできそう?」と私のペースを尊重して声をかけてもらえたので、少しずつできることを増やしていきました。

──最初はどのような業務から始めたのでしょう?

運動療育には主担当とサブ担当がいて、最初はサブとして入らせてもらいました。先輩たちの動きや子どもたちへの声かけを近くで見ながら学べたので、いきなり一人で任される不安はありませんでした。

特定の人ではなく複数の人の支援方法を見られたことで、引き出しが増えていく実感がありました。

インタビューに応える北村さん

運動を中心とした多彩な活動

──現在はどのような業務を担当しているか教えてください。

基本的には、療育支援と学校や自宅への送迎、活動記録、保護者との連携です。1日の流れはこんな感じです。

ワンフラワーで働く児童指導員の一日

▽北村さん1日の流れはこちらの動画でも紹介しています

──教室には何人くらいのお子さんが通っているのでしょう?

教室ごとに異なりますが、木原教室第2では未就学児と就学児の合計40〜50人が通所しています。午前中の児童発達支援では、年中〜年長までの子が1日1〜3人ほど通っています。発達状況が異なるので、同じ活動をしてもそれぞれに合った課題を出すなど一人ひとりに向けた支援をおこなっています。

午後は小学生〜高校生まで、定員の上限となる15人が来ている日がほとんどです。午前より人数が増えるので、一気ににぎやかな雰囲気になります。

──日々の活動内容はどのように決まっているのですか?

管理者が月間スケジュールを立てているので、それにのっとっています。ワンフラワーは運動療育にとくに力を入れているので、週に4〜5回は30分程度体を動かしています。プールやバルシューレと呼ばれるボール遊びは、子どもたちから人気ですね。

ワンフラワー木原教室第2にある運動スペース
ワンフラワー木原教室第2にある運動スペース

運動以外では、デジタル機器を使ったプログラムや英語学習などもあります。

ワンフラワーのプログラム

苦手も不安も抱え込まない環境

──支援にあたり、どの教室でも大切にしていることがあれば教えてください。

まずは楽しんでもらうことを第一に考えています。活動そのものが目的にならないよう、みんなで体を動かしながら、ルールや協調性を身につけられることを意識しています。

──慣れるまで大変だったことはありましたか?

タブレット学習です。子どもに教えることは電源の入れ方やログイン方法、文字の入力方法など基本的なことなのですが、私が小学生のころはなかったので、何を教えれば学びになるのか当初は戸惑いました。

あとは、運転でしょうか。当初は親戚がいる福岡での就職を考えていたのですが、都市部での運転がネックで地域を変えたくらいでしたから。佐賀の道路は福岡のように複雑でもなく、道がわからなくても、子どもたちが「ここまっすぐ」「この道は狭いよ」と教えてくれるので助かっています。

──業務でつまづいたり悩んだりしたときは、どう対処しているのでしょう?

すぐ周りのスタッフに聞いています。教室には、管理者、作業療法士、理学療法士、言語聴覚士、保育士など職種もバックグラウンドも異なるスタッフがいるので、それぞれの視点からアドバイスをもらえるので、とても勉強になります

とくに療法士の先生たちは身体について詳しいので、運動療育で子どもの身体の動かし方でわからないことがあれば、すぐに聞いています。大学の教科書だけでは学べなかった知識ばかりで、社会人になって習得したことのほうが多いと感じています。

──ほかの教室のスタッフとも接する機会はありますか?

はい。人手が足りないときにヘルプに行くこともありますし、その逆もあります。また、4〜5教室が集まって合同活動をおこなうこともあるので、日常的に他教室のメンバーと顔を合わせる機会があります。

普段一緒に働いていないスタッフでも、不思議と話しやすいです。これはワンフラワー全体に穏やかな雰囲気があるからだと思います。とくにエリアマネージャーや各教室の管理者が、いつもニコニコしている方ばかりなので、その雰囲気が浸透しているのかなと感じます。

業務中にサッカーゴールを移動させる北村さん

──自然と聞きやすい雰囲気があるのは安心感につながりますね。研修など、スキル面でのサポートがあれば教えてください。

九州大学医学部の元教授によるオンライン講座もあり、最新の発達支援について学ぶ機会があります。この講座では、就学期だけでなく卒業後、社会人、結婚後など人生のあらゆるステージでの課題を学び、長期的な視点で療育に取り組むきっかけになりました。

──繁忙期や残業はありますか?

入社してからもうすぐ1年が経ちますが、残業をしたことはほとんどありません。その日中に終わらなかった業務は、翌日の午前中におこなう仕組みになっているため、無理なく働けています。

支援を通じて子どもの「選択肢」を増やす

──入社して約1年が経ちますが、これまでに印象的な出来事はありましたか?

感情のコントロールが難しく、パニックになると壁や自分の頭を叩いてしまうお子さんがいました。どうすればいいか悩み、他教室の先輩がやっていたアイデアを参考に「何かを叩く代わりに、いらない紙を一緒にビリビリ破ってみよう」と提案してみたんです。

そのときは「違う!」という反応だったのですが、後日同じ状況になり、その子が私のところへ来て「ビリビリしたいから紙ちょうだい」と伝えてくれたんです。自分の関わりがその子のなかで選択肢として残っていたことを実感できた出来事でした。

──支援がしっかりと届いたのですね。では最後に、今後の目標があれば教えてください。

大学で就学児については深く学びましたが、未就学児の分野についてはまだまだ学ぶことが多いと感じています。会社が受講をサポートしてくれるので、もっと保育分野についての知識を身につけたいと考えています。

また、学校の先生やご家族とお話しすると、放デイだけでは把握できない課題もあると感じます。より一人ひとりに寄り添った支援ができるよう、関係機関との連携を積極的に図っていきたいです。

※掲載内容・所属・肩書はインタビュー時点のものです

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