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インタビュー2019/12/23
温泉・牧場・宇宙船? “病院っぽさ” を徹底排除した「北原リハビリテーション病院」

特徴的なコンセプトを持つ施設へとお伺いするこの企画。今回は東京都八王子市の北原リハビリテーション病院に行ってきました。一見するとお城のような、この病院の実態とは?

北原リハビリテーション病院の外観

1.「北原リハビリテーション病院」に行ってきた

北原リハビリテーション病院のスタッフ

北原リハビリテーション病院のスタッフのみなさん

今回は、お城のような外観が特徴的な「北原リハビリテーション病院」にお邪魔しました。

北原リハビリテーション病院は、医療法人社団KNIが運営。東京都八王子市に位置し、八王子駅より車で20分ほどの場所にあります。

2.北原リハビリテーション病院のコンセプト

北原リハビリテーション病院:亀田さん

理学療法士 兼 広報部責任者の亀田さんにお話を伺った

ー本日はよろしくお願いいたします。

亀田さん:こちらこそ、よろしくお願いします。

ーまず、外観からして一般的な病院とはだいぶかけ離れているイメージですが、どのようなコンセプトがあるのでしょうか?

何からお話しすればいいのか非常に悩みますね。

まず、この「北原リハビリテーション病院」のデザイン・機能面での方針としては、病院に代わる癒しの場「ヒーリングファシリティ」を目指しています。

ーヒーリングファシリティ……初めて聞く言葉です。

私たちは「医療とは病院の中で完結するものではなく、いつも人々の生活のすぐそばになければならない」と考えています。

「病院が好き」という人は少ないと思うんです。行かなきゃいけないと思っていても、なるべく行きたくないじゃないですか。

そこで私たちは、病院を「病気になったら行く場所」ではなく「自然と人が集まる楽しそうな場所」として、健康のトータルプロデュースをしていきたいなと。

ー私もどうしても病院への足取りは重くなってしまいますね。

これは、以前まで「医療と健康のテーマパーク」と呼んでいたプロジェクトだったんですが、全く新しい価値感を広めるため「ヒーリングファシリティ」という新しい言葉を作りました。

見ていただいたとおり、外観はヨーロッパのお城のようなデザインで、屋外テラスもヨーロッパの街中をイメージしています。

北原リハビリテーション病院:テラス

まるでヨーロッパの街並みを思わせるおしゃれなテラス

ーたしかに、どことなくテーマパークっぽさがありますね。

まだまだプロジェクトとしては走り出したばかりですが、敷地内には動物と触れ合える牧場、農園、美味しいスイーツとコーヒー、お酒を提供してくれる一般利用可能なカフェ、温泉なども備えています。

北原リハビリテーション病院:牧場

まだ小規模ながら牧場もある

ー本当に楽しそうですね。病院でお酒まで飲めるとは……。

希望があれば、患者さんにもお酒を提供しているんですよ。もちろん無制限に、というわけではありませんが。

お酒好きの方は退院して家に帰ったらどうせ飲んでしまうんだから、入院しているうちにお酒の飲み方などもトレーニングしていきましょう。というような考え方ですね。

北原リハビリテーション病院:レストラン

院内のレストラン:患者さんも病室ではなくこのレストランで食事をとる

3. ここは宇宙船? “病院っぽくない”を突き詰めた院内

北原リハビリテーション病院室内

亀田さん:院内は各階によってテーマが決まっており、そのテーマに沿った内装になっています。

ちなみに、ここ4階のテーマは「宇宙」です。1階から順に「草原」「森林」「山岳」「宇宙」と、テーマが決められています。

ーたしかに近未来的なデザインで、宇宙船を彷彿とさせますね。

実は、各階のこういったデザインや家具選びなども私が携わらせていただきました。

北原リハビリテーション病院部屋番号

病室番号のデザインも亀田さんが手掛けたそう

北原リハビリテーション病院インキュベーションルーム

共同研究している大学や企業との打ち合わせで使用するインキュベーションルーム

ー本当に病院っぽくないですね。

とにかく病院っぽくないものを」という基準でデザインされているので。

病院を見学にくる医療従事者の方や企業の方にも非常に楽しんで頂けています。

ー入院している患者さんにとっても恵まれた環境ですね。

ありがとうございます!そう言っていただけると嬉しいですね。

また、4階には病室のほかにリハビリテーションルームも設置しています。

北原リハビリテーション病院リハビリテーションルーム

ー玄関でお会いしたスタッフさんと服の色が違いますね。

そうなんです。リハビリの療法士が白、ケアワーカーが緑、看護師が赤、入浴介助スタッフが青、という感じで色分けされています。

ーなるほど。ケアワーカーというのはどういう職種ですか?

他の病院で言うところの、看護助手や介護スタッフのような立ち位置ですかね。

医療的処置を必要としないケアの全般を担っています。

4.旅館顔負けの温泉とリラクゼーションルーム

北原リハビリテーション病院大浴場

「森林の浴場」をイメージし、浴室内には植物が多数植えられている

ーそういえば、冒頭で温泉もあるとお話していましたが。

それがこちらです。温泉棟は離れになっているんです。

わざわざ温泉を掘ったんですよ。

北原リハビリテーション浴場

大浴場とは別に、小さな浴室も用意されている

ーちょっとした旅館より綺麗じゃないですか。

やっぱり日本人にとってお風呂は大切ですからね。

いまは入浴介助スタッフが付きっきりで対応しているんですが、いずれは患者さんに心からリラックスしてもらえるよう、動体センサーなどを駆使して1人でも入浴できる体制を構築していきたいなと。

ゆくゆくは一般の方にも浴場を解放したいんですが、医療法人という立場上、入浴料を取ることができないので、なかなか実現できていません。

また、温泉から出たあとにくつろぐことのできるリラクゼーションルームもご用意しています。

北原リハビリテーション・リラクゼーションルーム

リラクゼーションルームではコーヒーや紅茶を注文して飲むことも可能

ーこれだけ綺麗な設備が揃っていると、入院費もそれなりにお高いのでは?

実際に「富裕層向けの病院なんでしょ?」と聞かれることも多いのですが、私どもの理念の1つに「世のため人のため、より良い医療をより安く」というものがあるんです。

なので、治療費や入院費は一般的な病院とそれほど変わらないはずですよ。

5. ITを活用し適切な医療をより効率的に

北原リハビリテーション・音声入力

患者さんのケアには音声入力デバイスも駆使しているそう

亀田さん:当院では「デジタルホスピタル」という施策も進めておりまして、医療とITを連携させているんです。

ー例えばどんなことがおこなわれているんですか?

まずセキュリティ面では、各フロアのドアロックを顔認証にしています。

これにより、スタッフは手がふさがっていても解錠ができますよね。

そのほか、患者さんの顔も登録しているので、「この患者さんは、このエリアには入れない」といった設定も簡単にできるんです。

北原リハビリテーション・顔認証

顔認証ロックの様子:ドア横の青い液晶がカメラと端末

ーついに病院にも顔認証が。最先端という感じがしますね。

ほかにも音声入力によって、患者さんの記録や評価を効率的におこなったり、患者さんのリハビリの身体機能を画像で解析するシステムの開発も進めています。

また我々が連携している株式会社Kitahara Medical Strategies I nternationalが運営する会員制サービスの北原トータルライフサポート倶楽部では「デジタルリビングウィル」というシステムを使って、会員さんの生体認証とあらゆるパーソナルデータを紐づけて管理したりしています。

このデジタルリビングウィルでは、治療における同意書を事前取得できたり、会員さんにとって最も望ましい対応(治療方針・延命処置など)を登録しておくことができたりするんです。

さらに、会員さんの生体情報(顔・指紋・静脈)を登録しておくことで、会員さんが当病院に運ばれてきた場合には、生体認証を通すことでどこの誰かがわかるし、事前の同意書もあるので、たとえ意識不明の状態でもスムーズに治療に入れます。

この事前同意書の取得のため、「規制のサンドボックス」と呼ばれる制度で内閣官房の承認を得ました。

規制のサンドボックス制度について/内閣資料

ー事前に同意書が取得できるのはすごく便利そうですね。

こういった技術を進歩させるべく、NECさんをはじめとする企業や大学の研究室などと共同研究を進めています。

6.働くスタッフさんに聞いてみた

北原リハビリテーション・スタッフ

ケアワーカーとして働く瑞慶山(ずけやま)さんにお話を伺った

ーまず、お名前とお仕事を教えていただけますか?

瑞慶山さん:ケアワーカーとして働いている瑞慶山(ずけやま)です。

ーIT化が進んだ病院の働きやすさはどうですか?

ものすごく働きやすいですよ。

とくに音声入力デバイスはすごく便利で、ケア中に両手が空くので効率的なのはもちろんのこと、スタッフ間の能力差を埋めてくれるんです。

特に「FIM」と呼ばれる、患者さんの自立度評価では、デバイスからの質問にYES/NOで答えるだけで、AIがその患者さんの評価をしてくれるんです。

これにより、スタッフ間での評価の質の差もなくなりましたし、評価に掛かる時間も大幅に短縮されました。

北原リハビリテーション・スタッフ2


ースタッフさんの服装も特徴的で、白衣とかじゃないんですね。

この制服は「宇宙服」をイメージしているそうです。

「今後、北原リハビリテーション病院はデジタル病院としてどんどん進化して、いろいろなデバイスとかを身に着けていくだろうに、白衣っておかしいよね?」

という理事長の考えから。

ーなかなか面白い考え方ですね。

すごく面白い方ですよ。

理事長は病院で利益をあげていこうとか、大きくしていこうとかは考えていないらしく、「みんなが安心して社会生活を送るためにはどうすればいいか」ということを考えているんです。

実は、その社会を実現するために、医療法人社団以外にも株式会社やNPO法人も運営して、相互に連携しているんです。病院は決して特別な場所ではなく、その社会実現における要素の1つでしかないそうです。

ーなるほど。では最後に何か一言あれば。

えっと、そうですね。スタッフの募集でもいいですか?(笑)

この病院はすごく働きやすくて、職種ごとの垣根もまったくありません。よその病院では、職種間でギスギスしていることも多いんだよと言われて戸惑っているくらいです。

お休みもすごく取りやすくて、私自身、今日が育休復帰の初日です。

ぜひ一緒に八王子の医療を盛り上げていきましょう!

ー本日はありがとうございました!

読者の方へのメッセージ

八王子の健康をサポートする“病院らしくない病院”

従来の考え方に縛られない北原リハビリテーション病院は、徹底して“病院らしさ”を排除しており、まさに「新時代の病院」というようなコンセプトでした。こんな病院が増えてきたら、「病院はわくわくするところ」という認識になる日が来るかもしれませんね。

深沢 元貴深沢 元貴(ジョブメドレー 編集)2019/12/23

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