株式会社グローバルキッズは2006年設立。東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、大阪府で174の保育施設や学童などを運営し(2022年6月時点)、2017年には東証一部上場。今回取材したのは、2022年4月に新規オープンした認可保育園の「東伏見園」です。
話を聞いた人
保育士 栗原里奈さん
東京都出身、2022年東京未来大学卒業、保育士歴1年目。現在は先輩とペアを組み、0歳児クラスの担任をしている。就職を機に初めて親元を離れ、慣れない一人暮らしに苦労しながらも充実した毎日を過ごしている。入職して3ヶ月だが、保育士として働くことにやりがいを感じている。
見学のときに一目惚れ! 自由でメリハリのある保育が印象的
──今の職場を選んだ理由は?
新卒だったので、就職活動のときは理想とする保育がつかみきれていませんでした。ですので、園の雰囲気が自分にマッチしているかを重視しました。
3園ほど見学した中で、グローバルキッズの子ども達は本当にのびのびと遊んでいました。基本は自由に遊ばせつつ、大事な約束事はしっかり守るよう働きかける。そんな、自由ながらもメリハリのある保育観が印象的で「入りたい!」と思いました。

──入職前に不安だったことは?
学生時代の保育実習とは違い、ひとりの保育者としての責任が大きいので、私にやっていけるのだろうかという不安はありましたね。子ども達の命を預かり、成長を導いていく仕事なので、そういったプレッシャーは大きかったです。
──保育士としてスタートした感想は?
まだ3ヶ月目なので、わからないことだらけで、目の前の仕事に対応することに精一杯です。幸い、優しい方ばかりの職場なので、その都度サポートしてもらいながら勉強に励む毎日です。

──グローバルキッズの保育の特徴は?
「どうすれば子どものより良い未来に繋がるのか」を、子ども目線で徹底的に考えていると感じます。「みんなでこれをしましょう」という、いわゆる一斉保育はあまりせず、一人ひとりのペースに寄り添った丁寧な保育を大切にしているんです。

例えば、年齢で遊び道具を分けず、0〜5歳の子ども達みんなが自由に遊べますし、遊びの途中でおやつや午睡などに入るときも「時間だからお片付けしましょう」とやめさせるのではなく、また遊びの続きに取りかかれるようにしています。

──仕事が終わったあとの過ごし方は?
汗と土でドロドロなので、すぐにシャワーを浴びます。そのあと夕食を食べ、インスタや雑誌などで保育情報を収集したり、Netflixを観てまったりしたり……。借上げ社宅制度を利用し、自己負担1万円で住んでいます。初めての一人暮らしで不安もありましたが、安心して過ごせています。
──今後の目標は?
「もっと経験を積まないとな」って感じているのは、保護者の方々への対応でしょうか。「うちの子が家では〇〇なんですけど、どうしたら良いでしょうか?」といったご相談を受けることがあるんです。しかし、私の経験が浅いばかりにスムーズに答えられず、その都度先輩に助けてもらっていて……。子ども達だけでなく保護者の方にも「この先生に会いたいな」と心から思っていただける保育士に早くなりたいです。

園長インタビュー! 職場・働き方の特徴を詳しく教えて!
話を聞いた人
園長 檀原律子さん
2014年にグローバルキッズに入社。大泉園の園長を経て、2022年4月の新規オープンに伴い東伏見園の園長に。
──保育理念は?
「子ども達の未来のために」という企業理念と、「豊かに生きる力を育てる」という保育理念を軸に「丁寧な保育」を心がけています。
大人の都合で言うことを聞かせるのではなく、子ども達の欲していることを敏感にキャッチして、自己肯定感を育む。そうやって、子ども達のより良い未来への手助けをしています。
──働く環境は?
保育者がキラキラと笑顔で働く姿は、子ども達にも良い影響を与えます。だからこそ、若手の意見を積極的に取り入れたり、職員がチャレンジできる環境を整えています。
また、プライベートも充実させられるように、残業はほとんどありません。
──福利厚生は?
規定内であれば、自己負担1万円で利用できる借り上げ社宅制度があり、遠方から就職される方も安心できると思います。
休暇制度も充実していて、有給休暇は計画的に取れるよう日程を組みますし、年1日の「アニバーサリー休暇」や、年3日の「いつでも休暇」もあります。安心して働ける環境を作ることで、より保育に集中してほしいという会社の考えがあるんです。
──新卒者に期待することは?
保育士や社会人としての経験がほとんどないので、自信がなくて当たり前です。「保育をやりたい」という前向きな気持ちを忘れず、素直な気持ちで少しずつ成長してもらえたらと思います。
株式会社グローバルキッズ
- 設立年:2006年5月(創業2006年1月)
- 法人所在地:東京都千代田区
- 職員数:3,945名(保育士約2,000名)※2022年6月1日現在(グループ全体)
- 運営園:全国174園(東京都、神奈川県、千葉県、大阪府)※グループ運営施設含む
- 事業内容:保育施設の運営、公共施設・イベント等における託児サービス、開業や経営に関する企画・支援・コンサルティング、給食請負事業、児童発達支援事業 ほか