看護師・保育士から異業種へ。“寄り添う力”が活きるリワーク支援の現場とは?|株式会社Rodina

全国50ヶ所以上でリワークセンターを運営するRodinaは、メンタルヘルス不調や障がいによって、休職や離職された人の社会復帰を支援しています。今回は元看護師・元保育士の、異業種からリワーク支援に挑戦した2人と、西日本エリアの統括部長にRodinaで働く魅力を聞きました。【PR】株式会社Rodina

看護師・保育士から異業種へ。“寄り添う力”が活きるリワーク支援の現場とは?|株式会社Rodina

目次

社会復帰を支えるRodinaのリワーク支援事業

株式会社Rodinaは、休職中の人や障がいのある人へ復職・就職を一貫して支援する会社です。企業理念「Create New Value “ないものはつくる”」のもと、全国でリワーク支援を展開しています。

Sさん授業風景

リワーク支援とは、メンタルヘルス不調などで休職・離職した人の復職・就職などを後押しするサービスです。復職支援や、復職までの目標を整理する面談などのさまざまなプログラムを提供し、一人ひとりの社会復帰を支えます。

Rodinaでは、福祉業界の経験者だけではなく、さまざまな業界の出身者が活躍しています。今回は、元保育士の生活支援員と元看護師で生活支援員を経験し、現在はサービス管理責任者(以下、サビ管)として働く人に、なぜリワーク支援を志したのか、そして仕事の魅力について語っていただきました。

保育士から、大人の「働く」を支える支援員へ

話を聞いた人

wさんプロフィール

生活支援員 さん

大学で保育士と幼稚園教諭の資格を取得し、児童福祉施設に就職。子どもの成長を見守るかたわら、根底にある大人たちへの支援に興味を持ち、2022年Rodinaに入社。リワークセンターで生活支援員として経験を積み、現在は、サービス管理責任者を目指している。

──さんはRodinaへ入社する前、どのようなお仕事をされていたのですか?

wさん

大学を卒業してからは児童福祉施設に勤めていました。そこでは、さまざまな事情により家庭での生活が困難な子どもたちの生活に携わりました。

子どもたちの支援を続けるなかで、親御さん自身も経済的な不安や精神的な不調といった悩みを抱え、そこへの支援が不十分である現状に気づきました。それから「悩みを抱える大人を支援することが、巡り巡って子どもたちの未来にもつながるのではないか」と考えるようになったんです。

とくに気になったのが「働きたいのに働けない」という悩みを抱える方々の存在です。そういった方々の「働くこと」に寄り添い、支える仕事がしたいと考えるようになりました。

──はじめからリワーク支援を希望されていたのですか?

wさん

いえ、当初は就労経験がない方や、長期間ブランクがある方の就職を支援する「就労移行支援」を想定していました。Rodinaのリワーク事業の求人に応募したときは、てっきり就労移行支援の会社だと思っていて……実は「リワーク」という言葉自体、面接を受けるまで詳しい内容は知りませんでした。

──きっかけはちょっとした勘違いだったんですね。そこから入社を決めた理由は?

wさん

面接で事業内容を聞いて、「働くを支えたい」という自分の思いにぴったりの仕事だと感じました。なかでも印象的だったのが、面接で「私たちはまだ発展途上の組織。だからこそ、現場の声をあげて一緒に会社を創ってほしい」と言われたことです。未経験の自分でも、ここなら挑戦できるかもしれないと思ったんです

それから、働く環境が整っている点も大きな決め手です。Rodinaは残業も少なく、休暇や手当も充実していて、社員を大切にする会社なんだなと感じました。

rodinaのキャリアを支える仕組み・福利厚生

未経験からでも安心できるサポート体制

wさん

──未経験で入社した場合、最初はどのような仕事から始めるのでしょうか。

wさん

入社後はまず先輩の面談に同席して、利用者さまとの関わり方を学ぶところからスタートしました。その後は、自分の面談に先輩に同席してもらい、フィードバックをもらいながら、少しずつ実践に慣れていった感じです。

センターへ配属後、研修期間は2ヶ月ほどでしたが、丁寧にフィードバックをいただけたので、未経験でも安心して業務に取り組めました。

──現在はどんな仕事を担当していますか? 生活支援員の1日の流れを教えてください。

wさん

リワークセンターの生活支援員として、主に利用者さまとの日々の面談や、プログラムの運営を担当しています。

リワークセンターで働く生活支援員の1日の流れ

支援員になって気づいた、保育士との共通点

Wさん相談風景

──支援をするうえで、とくに大切にされている考え方を教えてください。

wさん

まずは、じっくりと耳を傾けることですね。それと、こちらから答えを提示するよりも、利用者さま自身に気づきを得てもらえるようサポートすることを意識しています。

利用者さまには私よりも年上の方もいらっしゃいますし、ご本人のなかにすでに答えを持っていることも多いんです。だからこそ、環境づくりや傾聴を通じて、自然と気づきが生まれるような関わり方が重要だと感じています。

──子どもへの支援と大人への支援の違いで、戸惑ったことはありましたか?

wさん

そうですね。前職では、子どもたちに対して手本である大人として接することが多かったので、最初はその違いに少し戸惑いました。

でも、ケアの根底にある「相手に寄り添い、本人が望む未来へ一緒に向かっていく」という姿勢は、対象が子どもでも大人でも同じだと考えています

──ありがとうございました。では最後に、これまで3年間勤務してきて、どんな人がRodinaのリワーク支援員に向いていると思いますか?

wさん

「人の役に立ちたい」という気持ちはもちろんですが、とくに「Create New Value “ないものはつくる”」という理念に共感できる方は、Rodinaに向いていると思います。

既存のルールに則って仕事をするだけでなく、必要であれば新しい仕組みづくりにも関わっていく。そうした働き方におもしろみを感じられる方なら、きっと大きなやりがいを見つけられる仕事だと思います。

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本当に必要なケアを求め、看護師から福祉の世界へ

sさんmさん

話を聞いた人

sさんプロフィール

生活支援員/サービス管理責任者 Sさん

看護学校卒業後、大学病院のICU、美容クリニックで看護師として勤務。2019年にRodinaへ入社し、リワークセンターで生活支援員として経験を積む。2024年に管理者兼サービス管理責任者となり、現在は利用者の支援に加え、センターの運営やスタッフのマネジメントにも注力している。

 

mさんプロフィール

公費事業部 西日本エリア統括部長 Мさん

2019年、リワークセンターの立ち上げメンバーとして入社。その後、関西エリア7拠点の新規立ち上げに携わり、2021年よりエリアマネージャーとしてのキャリアをスタート。2025年春より西日本エリア統括部長として、各拠点の運営に携わっている。

──Sさんはもともと看護師をされていたそうですね。なぜ福祉業界へ転職したのでしょうか?

sさん

私は新卒で大学病院のICU(集中治療室)に配属され、その後、美容クリニックで経験を積みました。

美容医療は人を笑顔にできるやりがいのある仕事でしたが、接客業としての側面も強く、「本当に必要な施術を提案できているのだろうか」と考えることもあって……。次第に「その人にとって、本当に必要なことを提供できる仕事がしたい」という想いが強くなりました。

そんなときに「福祉という領域ならそれを実現できるかもしれない」と考えるようになったんです。

──数ある福祉の仕事のなかで、なぜ「就労支援」という分野を選んだのですか?

sさん

働く人を支援する仕事に興味を持ったのは、美容クリニックへ転職した際に利用した人材紹介会社のコンサルタントさんがきっかけでした。私のために熱心にサポートしてくださる姿を見て、「働く人に寄り添う仕事って素敵だな」と感じたんです。

その後、美容クリニックからの転職を考え始めたころ、看護師の経験が活かせる就労支援という分野に出会いました。学生時代に学んだ「精神看護学」が印象に残っていたこともあり、心に悩みを抱える方の「働く」を支える仕事であれば、私の関心と経験が活かせるかもしれないと思ったんです。

──慣れ親しんだ職種を離れ、未経験の仕事へ挑戦することに不安はありませんでしたか?

sさん

もちろん不安はありました。しかし、短期間で2回も転職を経験して「本当にやりたいことじゃないと、壁にぶつかったときに踏ん張れなくなる」と気付いたんです。

そんな思いで転職先を探したとき、Rodinaの求人を見つけました。そのときまでリワークという言葉すら知らなかったのですが、面接で詳しいお話を聞くうちに、「リワーク支援ってこんなにも奥深いんだ、私が本当にやりたかったことだ!」と直感したんです。

入社の決め手となったのは、面接で感じた温かい雰囲気です。代表の山田や面接官の言葉から、スタッフ一人ひとりを大切に思っている姿勢が伝わってきました。Rodinaはチェコ語で「家族」を意味するのですが、その言葉がしっくりくるような温かい雰囲気があって、「ここで働きたい!」と思いました。

──Mさんは「Rodinaの温かい雰囲気」は、どのようにして育まれたと考えていますか?

mさん

Rodinaでは、「お互いを尊重する」という姿勢をとても大切にしていて、それが自然と職場の雰囲気にも表れているのかなと思います。

というのも、私たちの仕事は一人で完結することがほとんどなくて。いろんな経歴を持つメンバーが、それぞれの得意を持ち寄って苦手な部分を補い合う。そんなチームだからこそ、多角的な支援ができるんだと思うんです。

私自身も、周りのメンバーにたくさん支えられてきました。一児の母として、家庭を優先しなければならない場面が何度もありましたが、それでも挑戦を続けられたのは、「支え合う文化」が根付いていたからだと感じています。

「治療」から「支援」へ。気持ちを引き出すことの難しさ

sさんmさん取材風景

──実際に働き始めて、医療の仕事との違いに戸惑ったことはありましたか?

sさん

医療、とくにICUのような現場では、患者の命を守るために主体的なアプローチが求められます。しかし、リワークでは利用者さまの意思やペースを尊重し、意欲を「引き出す」ことが大切だと思います。

実は、Rodinaに入社したばかりのときは、この違いに気づかず失敗ばかりでした。例えば、利用者さまが落ち込んでいるのを見て、「なんとかしなきゃ」という想いが先走り、相手の気持ちを置き去りにして一方的にアプローチしてしまったこともあります。良かれと思ってやったことが、まさに医療現場で“治療”しようとする考え方そのものだったんですよね

すぐに上司が間に入ってくれたおかげで大きな問題にはなりませんでしたが、あとから「本当に視野が狭かったな」と反省しました。

──そのような壁をどのように乗り越え、成長してこられたのでしょうか?

sさん

とにかく周りのスタッフのコミュニケーション術を盗むことから始めました。

先輩たちは、利用者さまの課題をストレートに指摘するのではなく、「こうすればもっとよくなるかもしれません」といった、相手の素敵なところを見つけて寄り添う伝え方だったんです。そこからヒントを得て、自分なりに工夫を重ねていきました。

また、見てわからないことは直接聞くことを心がけていました。Rodinaのリワークセンターは15時に利用者さまが退所されるので、スタッフ同士でじっくり話す時間が確保しやすいんです。

「働く仲間」も支える立場に。サービス管理責任者への挑戦

sさん授業風景

──Sさんは入社5年目でサビ管にキャリアアップしたそうですね。目指したきっかけはありますか?

sさん

きっかけは、当時のサビ管のスタッフに対するケアに感銘を受けたことです。当時の私は、仕事に自信がついてきて、のびのびと業務に取り組んでいました。ただ、利用者さまの支援に注力するあまり、体調が優れない同僚がいても「そのうち回復するだろう」と軽く考えていたんです。

そのスタッフは無事に復帰したのですが、後日サビ管が私たちの知らないところで、細やかにケアしていたことを知ってハッとしました。チームが円滑に回っていたのは、彼の細やかなケアがあったからだと気づき「もっと広い視野を持って、目の前の仲間の“働く”も支えたい!」と思い、サビ管を目指したんです。

──生活支援員からサビ管にキャリアアップして、どんな変化がありましたか?

sさん

それまでは利用者さまだけに向いていた意識が、センター全体へと向くようになりました。職員を支援する立場として、小さな変化も見逃さないよう、気づいたら迷わず声をかけるようにしています。

あとは、働いているセンターの和気あいあいとした雰囲気を守れるよう、笑顔でいることをより意識しています。せっかく働くなら、やっぱり楽しいほうがいいですからね。

──Rodinaは社員の「挑戦したい」という想いを会社としてどのように後押ししているのでしょうか?

mさん

Rodinaでは、キャリア意向調査やマネージャーとの1on1面談、研修・昇格制度などを設けて、社員一人ひとりのキャリア形成を後押しする体制を整えています。ただ、私たちが何よりも大切にしているのは、「こうなりたい」という気持ちです。本人の強い熱意があれば、年齢や経験に関わらず、挑戦するチャンスが与えられます。

Rodinaのキャリアアップ制度

「復職するならリワークセンター」が当たり前の未来へ

mさん

──Rodinaではどんな未来を見据えていますか? 今後の展望について教えてください

mさん

大きな目標が2つあります。1つ目は、リワークセンターを社会のインフラとして定着させること。「病気やケガをしたら病院」というように「復職するならリワークセンター」と思ってもらえる未来を目指しています。

2つ目は、「福祉=苦しい・しんどい」というイメージを変えて、「福祉=楽しい」と感じられる社会をつくること。この仕事が、もっと魅力的な選択肢として、多くの人に選ばれるようにしたいです。

Rodinaは今、成長の真っただ中です。その変化を楽しみ、成長と捉えられる方なら、きっと活躍できると思います。

──Sさんはこれまで働いてきて、Rodinaのリワークセンターではどんな人が活躍できると感じていますか?

sさん

私も変化を前向きに捉えられることは大切だと日々実感しています。それとRodinaは「尊重」と「感謝」ができる人が活躍できる会社だと感じています。「これが正しい」と決めつけず、自分とは違う専門性を持つ仲間へのリスペクトと、「その視点はなかった、ありがとう」という素直な感謝の気持ちを伝えられる人が、心地よく働けると思います。

リワークの仕事は一人で頑張るものではありません。誰かの「働く」を支えながら、より良い社会を築いていく。そんな新しい仲間と出会える日を楽しみにしています。

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