「やりたい保育」を追求できる環境がある

ー馬場先生は、「グローバルキッズ住吉園」で働かれてどれくらいになりますか?
馬場:
もう少しで1年半になります。私の出身は北海道なんですけど、グローバルキッズに来る以前は、ずっと北海道で保育士をしていました。北海道で働いていたのは、だいたい10年間くらいですかね。
ー北海道からわざわざ上京し、転職された経緯というのは?
馬場:
もともとは地元(北海道)でずっと働いていこうと思っていたんですけど、職場の事情で、10年間働いていてもなかなか正職員になれなかったり、給与などの待遇が上がらなかったりということがありました。そこで「これから先もずっと臨時職員として働いていくことになるのかな」と、漠然とした不安を感じたんです。
また当時は、「大人主体で進める、子どもが中心ではない保育」という園の在り方に疑問を感じていて、自分自身の保育の世界を広げたいと強く思っていました。
その頃ちょうど東京では家賃補助が受けられたり託児所が用意されていたりと、保育士の待遇改善の施策が実施されていることをたまたま知る機会があり、「今からでも遅くなければ、新たな環境でチャレンジしよう!」と決めるきっかけとなりました。
ー数ある東京の保育園の中から、グローバルキッズさんを選んだ決め手はなんですか?
馬場:
実は当時の私は、本当に待遇面でしか求人を探していませんでした。「もっとお給料のいいところに!もっと福利厚生の充実したところに!」というように……。
そんな転職活動をしていく中で、東京へ来て色々な保育園を見学して回る日がありました。実はその1日の途中ですごく条件の良い職場を見つけ、ここにしよう!って決めていたところがあったんです。
そして、その日の最後に話を聞きに行ったのがグローバルキッズでした。心の中ではもう別の園に決めていたので、実は消化試合のような感覚で行ったのを覚えています(笑)。
いざ、会議室に通されたら机の上には大量のお菓子が並べられていて、「お菓子を食べながらリラックスしてお話ししましょう」みたいなところから始まりました。その日に見学へ行った他の園は、どこも少し堅苦しい感じだったので、その和気あいあいとしたフラットな雰囲気に良い意味で驚きましたね。
本来であれば別の日に面接が行われる予定だったんですが、北海道から来ていることをお話したら、「じゃあ今日やっちゃいましょう!」と(笑)。
ーそのアットホームな雰囲気が決め手に?
馬場:
その時点でかなり心を掴まれたのはたしかです(笑)。
ただそれだけではなくて、グローバルキッズは「私がどういった保育をしたいのか」をすごく熱心に聞いてくれたんです。そして「今度オープンする住吉園に入る園長先生は、あなたにすごく合うと思う」「今までの話を全部聞くと、あなたには住吉園がいいと思う」と、親身に考えてくださり、ここなら私がやりたかった保育ができる!と思い、グローバルキッズで働くことを決めました。
アットホームさで言うと会社自体もそうなんですが、住吉園の皆さんは本当にいい先生ばかりでした。「東京は冷たい人が多いんじゃないか」「田舎から来た私を受け入れてくれるのかな?」ということが実は一番不安だったんですけど、そんなことはただの杞憂でしたね!新規オープンの園ということで、人間関係ができあがった環境に入っていくのではなく、一から関係性を作っていけたことも良かったのかなと思っています。
ー1年半働いてみて、「やりたかった保育」ができているという実感はありますか?
馬場:
そうですね。「やりたかった保育」はできているなと感じています。ですが、まだまだ勉強不足な面もあり「理想とする保育」にはたどり着いていませんね。
そういった点でも、面接の時の言葉を信じてグローバルキッズに入社して正解だったと思っています。
いまだに多くの園では「決められたことしかできない」という保育士の現状があるのではないでしょうか。例えば私が以前勤めていた園では、園長先生が「今日はこれとこれをして遊ぶから、これをしましょう」と言うと、みんなはそれに従って動くだけ、という大人主体の保育になってしまうことが多かったんです。
「子ども主体でのびのびとした保育」というような立派な理念があっても、色々な事情や園の方針によって、「子ども主体でやっていきましょう」という話とズレが生じてしまう。グローバルキッズに来てからは、そのズレが少しづつ解消できているなとは実感しています。
今までは大人主体の保育しかやってこなかったので、わからないことを園長先生に聞いてみたり、「こういうことをしてみてはどうか?」ということを今も試行錯誤しながら日々勉強中です。
仕事に打ち込める環境には、充実した待遇が

写真左:園長 西先生
写真右:主任 馬場先生
ー「理想の保育」を追及できる素晴らしい環境なんですね。馬場先生が気にしていた待遇面は、実際に働いてみていかがでしたか?
馬場:
私はずっと臨時職員だったので、1年ごとに試験を受けて、それに合格しないと来年働くことができないという状況でした。なので、その不安がなく正社員として働けるということがとても大きいです。
給料面も北海道にいた時より比べものにならないくらいよくて、月1万円で社宅施設も利用させていただいています。なのでまったく問題なく、プライベートも充実しています。プライベートを充実させられるからこそ、心にゆとりを持って仕事と向き合えていますね。もっと早く来ればよかったなと(笑)。
あと、一部の園から順次導入している施策として、職員のお昼ご飯に子どもたちと同じ給食を割安で提供されるようになりました。園には独身の女性も多くて、子ども相手には食育に一生懸命なんですけど、自分の食にはわりと無頓着なんですよね。特に1人暮らしなんかだと、休憩室を開けたらみんなでカップラーメンを食べていたりするんです……(笑)。
なので会社も心配して、「おいしい給食を職員も食べられたらいいよね」「子どもがどんなものを食べているかがわかったら献立の改善にもつながるよね」と考えてくれて、2018年の7月から始まりました。ありがたいことですよね!
ー馬場先生は2年目にして主任になられたわけですが、主任ならではの苦労などはありますか?
馬場:
前の保育園では、主任がいろいろと指示を出してくれて、私はその指示通りに動くだけでよいということが多かったんです。自分で考えて動くというよりも、言われたとおりに動くということをずっとやってきました。
ただ、住吉園でオープニングスタッフとして働く時には、上の立場の先生は園長しかいないし、違う園から来ている先生がほとんどでした。なので、各々で保育に関する考え方が違い、そのあたりを統一していくところが一番大変でしたね。
今では主任として「どんな保育が子どもたちのためになるのか」「どんな職場だとみんなが働きやすいのか」など、考えながら働く必要があるので、以前と比べて自分でも成長できたのではないかなと実感しています。
グローバルキッズでは、入社歴が浅くても能力や人柄を見て、きちんとひとりひとり評価してくれます。なので将来、自分がどういう保育士になりたいのか、しっかりとキャリアプランを描けるところも魅力ですね。
ー園長先生から見て、馬場先生は住吉園でどのような存在でしょうか?
西園長:
見ての通り、明るくて朗らかな性格なので住吉園のムードメーカーですね。ただ、彼女の良さは人柄だけでなく、能力的にも主任としてとても優秀なので、園の中心的存在として園全体をまとめあげてくれています。私自身もいつも助けられているので、もしいなくなられたら困っちゃいますね!(笑)
ーでは、最後に「これからグローバルキッズに入りたい」という方に一言お願いします。
馬場:
もしグローバルキッズに少しでも興味を持っていただけたのであれば、一度見学に来ることを絶対にオススメします。実際に、自分の目で見て耳で聞かなければ感じることができないものがグローバルキッズには必ずあると思います。いつでも歓迎しているので、ぜひ遊びに来てください!

- 主任 馬場先生
- “理想の保育”を実現するため、2017年に北海道から上京しグローバルキッズへ転職。2年目にして主任を任されている。
- 園長 西先生
- 2017年にオープンした住吉園の園長を務める、明るい大黒柱。
- グローバルキッズ住吉園
- 住所:東京都江東区住吉1-7-8