マス歯科医院の理念は「勉強」「働きがい」「患者さま目線」〜院長・スタッフに聞く職場の魅力〜

「マス歯科医院」は、京都市上京区芝薬師町にある老舗の歯科医院です。親子二人三脚で営んできた医院は、どのような想いで患者さまの治療やスタッフの教育をおこなっているのでしょうか。院長の桝和成(ますかずしげ)さんと現場で働く歯科衛生士さんにお話を伺ってきました。[PR] 医療法人社団和成会マス歯科医院

マス歯科医院の院長になるまで

マス歯科医院インタビュー

桝和成(ますかずしげ)さん:僕は1987年生まれの31歳です。中学・高校と野球部でした。現在の趣味はゴルフとマラソン。座右の銘は「無知の知」。好きな著名人は武井壮です。


あとは2018年からインスタグラムをはじめました。載せているのはゴルフとマラソンの写真ばっかりなんですけど(笑)。


経歴としては、2012年に大阪医科大学を卒業して、大阪医科大学総合診療診断科の研修医になりました。


2013年に東大阪にある山林歯科医院の勤務医になったんですけど、ここの院長先生にはすごくお世話になりました。


たとえば、毎週金曜日に「悩んでいる症例を持ってきなさい」と言って、治療法に関するいろいろなアドバイスをくれるんです。


「その歯が悪くなってしまったそもそもの原因は何か?」という「原因追求」の考え方を教えていただき、非常に感謝しています。


2014年には、実家が経営する「マス歯科医院」の勤務医になりました。


当時は経営状況がよくない時期だったため、自分も何とかしたいという気持ちがあり、研修医の期間を含めて3年目で帰りました。その後2018年に院長になり、現在にいたります。

マス歯科医院インタビュー2

はじめは僕を含めて従業員数6人くらいの医院だったんですけど、いまでは35人くらいに増えていて、売上も右肩上がりに伸びています。


僕自身のことを振り返ると、2014年はあまり歯科の勉強会に行っていなかったんですけど、2015年に入った「大森塾」が転機となり、その後は大阪SJCDベーシックコースに行きました。


先生方にいろいろな勉強の場を与えていただき、そこからスイッチが入り、インプラントや矯正歯科治療、審美歯科治療など、いろいろな治療をはじめました。


いまでも勉強会に行く回数は増え続けていて、2019年もいろいろな勉強会に行かせていただきます。



セミナー・勉強会参加実績 ※一部抜粋

<2014年>       
AQBインプラントセミナー
プレオルソベーシックセミナー

<2015年>
大森塾2年コース 第6期受講
ADPRインプラント周囲軟組織のマネージメントコース
ADPRインプラント定位置埋入・マイナーGBRセミナーコース

<2016年>
大森塾第6期(2年目)
大阪SJCDベーシックコース
プレオルソアドバンスセミナー

<2017年>
大森塾2年コース 第8期受講
NHK例会参加
明石矯正レギュラーコース
JACIDインプラント100時間コース
村岡先生パーシャルデンチャー設計セミナー
山本浩正先生メインテナンスコース

<2018年>
大森塾第8期(2年目)
大阪SJCDレギュラーコース
明石矯正アドバンスコース
osstemサージカルステントoneguideセミナー
洪先生osstemクレスタルアプローチコース
CERI 山田邦明先生エンドベーシックセミナー
南清和先生 MKS参加

<2019年>
本多正明先生 咬合補綴セミナー
細川孔先生 FTAレギュラーコース
米澤大地先生 GPOレギュラーアドバンスコース

医院の経営理念を教えてください

マス歯科医院インタビュー3

マス歯科医院には、経営理念とモットーの2つがあります。


モットーは、僕がよく言うキャッチフレーズなんですけど「西陣の最高のかかりつけ歯科医になる」ということ。


経営理念は「勉強」「働きがい」「患者さま目線」の3つです。


経営理念をそれぞれ説明していくと、1つ目の「勉強」については、スタッフが他の歯科医院の先生と話すときに、専門用語を使われてもうろたえないようにしたいと思って取り組んでいます。


ウチの医院でやるからには、歯科をしっかりと知ってもらう。


そして何よりも「勉強するのが楽しい」という気持ちでやってもらいたいんです。自分のスキルアップは楽しいし、それが今後のキャリアやお金にもつながってきますから。


2つ目の「働きがい」については、1日が24時間・働く時間が8時間だと考えると、3分の1を仕事に使っているわけだから、おおいに楽しんでもらって、プライベートも視野に入れた「働きがい」を考えてほしいと思っています。


8時間みっちり働いて疲れてしまって、プライベートがおろそかになるのはよくありません。そのため、医院では福利厚生としていくつかの手当を設けています。


たとえば1つは、勉強のために医院がお金を出して、3ヶ月に1回ほかの歯科医院に検診に行ってもらう手当。


もう1つは、習い事手当があります。


ウチの医院では、パートスタッフも希望者は1年後に正社員になるんですけど、正社員になった瞬間に、1万円上限で習い事の半額分の手当を出しています。


習い事はジム、ヨガ、お料理教室など何でも大丈夫です。役者志望のスタッフは、ボイスレッスンに通っていました。


3番目の「患者さま目線」は、患者さまに完全に合わせるということではなく、こちら側が提供する素材を必ず与える。要は「患者さまの言いなりになってはいけない」ということです。


医院では、治療における選択肢とそれに伴うリスク説明をちゃんと提供して、患者さまがその選択肢の中から選ぶスタイルにしたいと思っています。


患者さまの中には「グラグラの歯を残してほしい」と希望される方が多いのですが、ただ「わかりました。残しましょう」と言うことは、患者さま目線ではありません。


なぜなら、患者さまはその時点で「何が悪くて歯がグラグラしているか」ということを理解していないからです。


だから、僕らは「歯を残すにはこのような方法があります」「リスクを背負うなら付き合うけれども、ダメだったときは絶対に対応させてくれ」とあらかじめ言うべきです。そのためには、僕にもスタッフにも知識がないといけません。


「患者さま目線」とはそういうことで、敷居をちゃんと上げたうえで、患者さまが治療法を選ぶことができる環境にすることが大事だと思っています。

現場スタッフの教育方針は?

マス歯科医院インタビュー4

医院では月に5回勉強会をしています。ドクター2回、歯科衛生士1回、歯科技工士1回、歯科助手1回の計5回です。


僕自身が勤務時間外に働くことが嫌なので、勉強会は昼休みや勤務後ではなく、9〜10時までの勤務時間内でおこなっています。


勉強会の内容はDVDに記録していて、スライド資料もあるので、新しく入った人はバックナンバーを見て勉強したり、わからないことは僕に何回でも質問したりできる環境を用意しています。


全員に強要はしていませんが、半年後にテストをやって合格点が取れれば昇給対象になり、さらに半年後のテストでも合格点が取れれば必ず昇給させています。


働く人間がスキルアップしてくれれば、患者さんが受ける治療のクオリティが上がるわけですから、お金を払わない理由がありません。

職場の雰囲気・入職後の待遇について

マス歯科医院インタビュー5

職場の雰囲気については、2018年の実績で考えると、産休・育休・転居以外の理由で辞めているスタッフはいません。


スタッフの年齢は20代前半から60代まで幅広く、みんな和気あいあいと働いてくれています。30人いるのでクラスメートみたいな感じですね。


待遇については、調べていただくとわかると思うんですけど、ウチの医院はほかの医院さんより時給ベース・月給ベースともに高いです。


それには理由があって、みんなが勉強して、助け合ってやってくれる中で、売上が伸び続けて、月給ベース・時給ベースが高くなってきています。


もちろん給与ベースが高い分、歯科衛生士業務、訪問診療、歯科助手業務と多岐にわたった仕事をしてもらいますが、個人の成長にもつながり、とてもやりがいがあると思います。

求職者へのメッセージ

マス歯科医院インタビュー6

求職者の方に伝えたいのは「向上心をもって来てほしい」ということだけです。あとは面接のときの話でいうと、個人的に「医院のスタッフと仲良くできるか」という点を大事にして、お話をさせていただきます。


なので、どんなに学歴やスキルが高かったとしても、ウチのスタッフと仲良くできなさそうな場合は、採用を見送らせていただくことがあるかもしれません。


医院には優しくて信頼できるスタッフが多く、とくに心配することはないと思いますので、みなさまからのご応募をお待ちしています。

マス歯科医院で働く歯科衛生士さんに聞きました!

マス歯科医院インタビュー7

Q1. 入職のきっかけと働き方を教えてください


(卯田さん)子どもが1人いて、現在妊娠しているのですが、面接のときに働き方の相談を聞いてもらえたためです。それ以外では、以前の職場にはなかった「社保完備」の条件で入職を決めました。


現在は準社員として週5日・9〜16時半の勤務時間で働いています。準社員は時給制なんですけど、希望どおり保険に加入しています。


(花畑さん)大学卒業後に歯科衛生士として13年働いて、妊娠を機に退職しました。そのあと子育てがひと段落したので、仕事に復帰しようと思って入職しました。


医院を選んだ理由は「学校行事や長期休暇に合わせて休みを取りたい」という希望を聞いてもらえたためです。実際に、行事のスケジュールが出るタイミングで事前に申請をして、夏休みも1ヶ月取らせてもらいました。


医院ではパートタイマーとして、1日4時間半・週3〜4日働いてます。


(杉本さん)わたしは3ヶ月前に正社員として入職したばかりです。歯科衛生士として半年のブランクがあったのですが、スタッフみんなが仲の良い職場は初めてだったので、現場の雰囲気を見て決めました。


勤務時間はだいたい9〜20時頃まで。週休は2.5日です。休みの日は3ヶ月前に申請して決めています。


(伊藤さん)歯科衛生士として17年間働いてきたのですが、訪問歯科の経験を積みたくて入職しました。現在は、訪問歯科専門の歯科衛生士として働いています。


ふだんは正社員として週5日働いています。勤務時間は9~19時半ですが、訪問歯科専門なので行き先によって前後する場合があります。お休みは土曜日と平日に1日取っています。


Q2. 仕事のやりがいと入職後の変化は?


(卯田さん)やりがいは、患者さんとワイワイ話しながら治療ができるところ。変化はすごく個人的なんですけど、子どもがいるので時間効率を考えて動くようしています。


(花畑さん)患者さんがスッキリして、喜んでいる姿が見られることです。医院に来てくれたからには、1つでも身になる知識を持って帰ってもらおうと思って、日々勉強しています。


矯正専門の歯科に13年間いたため、はじめは不安もありましたが、丁寧に指導していただくことで、一般歯科や訪問歯科における口腔ケアの知識・経験が身についてきました。


(杉本さん)患者さんがみんないい人なので、気持ちよく治療ができます。入職後の変化としては、勉強会が質問しやすい雰囲気なので、歯科に関するいろいろな知識が学べるようになりました。


(伊藤さん)わたしが携わっている訪問歯科のやりがいは、ご家族との関係を維持して、患者さんの生活全体を見ながらケアをしていけることです。


医院に入って変わったことは、今までの知識をより深めたり、新しいことにどんどんチャレンジしたりできる環境なので、歯科衛生士としての自分をもう1回見つめ直して働けていると思います。


Q3. マス歯科医院の魅力はどんなところ?


(卯田さん)とにかくスタッフ間の仲が良いところ!


(花畑さん)スタッフの仲が良いことと自分の希望に合わせた働き方ができること。院長先生は若くてエネルギッシュです。求められるレベルは高いけど、その分しっかりと成長できる環境だと思います。


(杉本さん)発展途上の歯科業界において、新しい知識をどんどん身につけられるところです。


(伊藤さん)歯科衛生士の仕事自体はどの医院でも同じかもしれませんが、新しいプラスアルファがある医院だと思うので、やりがいを持って働くことができます。

読者の方へのメッセージ

歯科衛生士の「キャリア」を考えてくれる歯科医院

お話を聞いた桝院長は勉強熱心なのはもちろん、スタッフの教育にも一生懸命でした。「常に自分をアップデートしていかなければいけない」と語る院長からは、変化の多い業界で成長し続ける強さが感じられました。歯科衛生士として経験を積みたい方にはぴったりな環境だと思います。

宮原 透 (編集者) 2019/03/27

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