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50年以上髪の悩みと向き合い続けてきた企業
「ふやしたいのは、笑顔です。」をモットーに、1967年の設立から半世紀以上にわたり髪の悩みに向き合い続けている株式会社アートネイチャー。東証プライム市場に上場する大手企業として、約4,000人のスタッフが働いています。
ウィッグや育毛のイメージが強い同社ですが、実は全国に278店舗ものヘアサロンを運営しています(2022年12月末時点)。
今回は、メンズ専門のアートネイチャー名古屋店で主任を務める美容師の加藤さんにインタビュー。一般的な美容室からアートネイチャーへ転職を決めた理由、ほかのサロンにはないアートネイチャーの特徴や魅力に迫ります。
話を聞いた人
名古屋店主任 加藤直人さん
美容師歴12年目。美容専門学校を卒業後、大阪のヘアサロンに5年間勤務。その後2017年にアートネイチャーへ転職し、梅田店、金沢店を経て現在の名古屋店へ異動し主任となる。妻と2人暮らし。
定年まで美容師として成長し続けられる環境
──5年勤めたサロンを辞めてアートネイチャーへ転職した理由は何だったんでしょうか?
加藤さん:美容師の選手生命って短くて、60歳まで現役という人は結構少ないんです。40歳くらいまでに辞めてしまうか、もしくは独立して経営側に回る人も多い。でも僕は家庭を持っても、定年までずっとお客さまの美に携わり続ける美容師でありたいと思っていました。
そんな働き方ができる場所を探したときに、アートネイチャーならそれが叶えられると思ったんです。

──そう思えたポイントは何ですか?
大手で体制がしっかりしていて、福利厚生も手厚いというのが大きいですね。
キャリアの幅が広がるのも魅力です。アートネイチャーのお客さまは年齢層が広く、学生から80代の方までいらっしゃいます。さまざまな世代のお客さま一人ひとりに寄り添って、自分自身も成長しながら働き続けることができると思いました。
──アートネイチャーはウィッグや育毛のイメージが強いですが、これまでの美容師業から離れる不安はありませんでしたか?
僕自身、最初はウィッグなどの“モノ”を提供する仕事なのかなという印象を持っていました。でも実際は、それまで美容師として培ってきた技術をしっかり活かして、さらに新しい技術や知識も身につけて伸ばしていけるとわかったんです。お客さまに美を提供するという根幹も、前職からまったく変わりませんでした。
──実際にどんなスキルが身につきましたか?
一般的なサロンワークに加えて、オーダーメイドウィッグをなじませるカット・セットの技術が鍛えられます。事前にカウンセリングでお客さまのお悩みや要望を聞き、それに合ったメニューや商品を紹介するので、提案力も上がると思います。
求められる接客レベルも高いです。お客さまの層が幅広く、自分よりずっと年上の方や、いわゆるVIP層などの方も担当するので、立ち居振る舞いを含めて「お客さまに認められなくては」という意識が高まりましたね。

ワークライフバランスが叶う働き方
──スタッフの一日のスケジュールを教えてください。
平均的にはこんな感じで、一日に担当するお客さまはだいたい4〜5名ですね。

──一般的な美容室と比べて営業終了時間がかなり早いですね!
そうなんです。しっかりと1時間休憩を取れるところも大きいですね。残業もほとんどありませんし。
美容師って週休が1日だったり連休が取りづらかったりすることが多いと思うんですが、アートネイチャーならしっかり週休2日取れます。僕の場合2連休も取れているので、かなりありがたいポイントですね。
──ワークライフバランスが取りやすそうですね。お客さまは担当制ですか?
はい、アートネイチャーはアシスタント制を採用していないので、担当美容師が一対一でサービスを提供します。
何年、何十年と通われるお客さまもいらっしゃるので、本当に長いお付き合いになることも多いです。それだけ深く人生に関わらせていただいている責任とやりがいを感じますね。
人生を変える体験を提供できる
──「やりがい」は、具体的にどんなときに感じますか?
「君に任せて良かった」と言っていただけることが、やっぱり一番うれしいですね。
アートネイチャーに来店されるお客さまは、髪に関するお悩みを抱えている方が多いです。それが僕たちのサービスによって「自信を持てるようになった」「外出するのが楽しくなった」と喜んでいただける。人生を変える体験に携わっていると言っても過言じゃないと思うんですよね。

ウィッグに不慣れでも安心な研修制度
──入社後、ウィッグに関する研修はありますか?
もちろんあります。アートネイチャーには社内教育を専門におこなう部署もあるんです。中途入社の場合でも入社後1年間は定期的におこなわれる研修に参加し、会社のことやウィッグの取り扱いなどを中心に学びます。
練習も営業時間内にできるので、美容師にありがちな営業時間後に残業して個人練習する……ということもありません。
──一対一の担当制と聞きましたが、アシスタントからの転職は難しいでしょうか?
アシスタントの場合は、入社後に約2ヶ月にわたる研修を受けます。研修地は東京なので、会社が用意したマンスリーマンションで生活しながら集中して学ぶことができます*。
──かなり手厚い教育体制ですね。では、その後のキャリアステップについても教えてください。
アートネイチャーではスタッフの階級を「グレード」で評価しています。入社時はグレード1から始まって、グレード4が主任、グレード5が店長といった感じです。
グレード制によるキャリアステップの例
- G1~G3:一般スタッフ
- G4:主任
- G5:店長
査定は年1回あり、技術力や実績などを総合的に判断して決定します。がんばって成果をあげた分はきちんと評価されるので、モチベーションにもつながりやすいんじゃないでしょうか。
家賃補助は7割! 充実の福利厚生
──「福利厚生の充実」が入社理由の一つでしたが、魅力的な制度があれば教えてください。
一番助かっているのは家賃補助ですね。会社都合で転勤・転居をした場合、最大7割は会社が負担*してくれます。また転勤手当も出ますし、引っ越し費用も会社が支給*してくれます。
──7割はすごい! でもその分、転勤の可能性もあるんですね……?
そうなりますね。ただアートネイチャーのいいところは、転勤が難しい人の事情を考慮してくれて、拒否権も認めてくれています。また、そもそも店舗数が多いので、転居を伴わずに異動できる点もいいなと思います。
ちなみに僕はいろいろな場所で経験を積みたいと思ったので、入社前から転勤希望でした。
そのほかの福利厚生・社内制度
- 定期健康診断
- 各種祝い金(結婚・出産など)
- レクリエーション補助金
- 同好会補助金
- 確定拠出年金制度
- 財形貯蓄制度
- 社員持株会
- 制服貸与
- 年末年始休暇(5日)
- リフレッシュ休暇(3日)
- メモリアル休暇(誕生日や記念日などに取得可能) など
──では最後に、加藤さんの今後の目標を教えてください!
アートネイチャーでは自分の可能性を試せるところ、挑戦し続けられるところがいいなと思っています。せっかく積み上げてきたキャリアを途絶えさせることなく、これからも仕事と生活のバランスを取りながら活躍していきたい。そんな美容師がアートネイチャーには多いと思います。
僕の場合は一つ上のグレードが店長になるので、今後はそこを目指していきたいです。今与えられた仕事をしっかりとやり遂げて、お店を任せてもらえるようになりたいですね。
▼加藤さんから読者の方へのメッセージ