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学研グループが手掛ける介護事業「学研ココファン」とは
学習塾や教材で有名な学研グループの一社である、学研ココファン。「地域で普通に暮らす高齢者が、住み慣れた地域で安心して暮らし続けられる住まいとサービス」を提供したいという思いから、有料老人ホームやグループホーム、デイサービス、訪問介護事業所などさまざまな高齢者施設を北海道から九州まで、全国190ヶ所で展開しています(2022年1月時点)。


今回は数ある事業所の中から、神奈川県横浜市にあるサービス付き高齢者向け住宅(以下、サ高住)「ココファン日吉7丁目」を訪問しました。
話を聞いた事業所長の奥山さん、管理者の宮尾さんは、ともにいちヘルパーとしてココファンに転職後、順調にステップアップして現在の役職に就いたと言います。おふたりのキャリアの変遷とともに、ココファンで働く魅力を探りました。
話を聞いた人
事業所長(施設長) 奥山さん
20代でシステムエンジニア、30代で美容師、40代で介護職という異色の経歴を持つ。有料老人ホームを経て、2018年に学研ココファンへ入社後、わずか2年でヘルパーから事業所長にまで昇進を果たす。
管理者 宮尾さん
営業事務や飲食業などを経験後、2013年に介護未経験で学研ココファンに転職。入社当初はパートのヘルパーからのスタートだったが、サービス提供責任者(以下、サ責)を経て、2021年7月より管理者に就任。
「駄目なら辞めよう」で始めて勤続10年目
──まずココファンに入社された経緯からお聞きします。管理者の宮尾さんは介護未経験での転職だったんですね。
宮尾さん:結婚を機に長野から横浜に引っ越してきたんです。仕事を探すことになって、6〜7年前に資格だけ取ってた介護職員初任者研修を活かそうと介護事業所を探しました。そしたら近所にココファンがあったんです。

初任者の資格を取ったときは、介護の仕事は「私には無理や」と思ってたんですけど、せっかく資格も取ったし、仕事は探さなきゃならないし……「とりあえずやってみて、駄目だったら辞めよう」と思って始めてみたんです。そしたらなんだかんだ続いて、今年で10年目。
──実際に経験してみたら、マッチしたんですね。
宮尾さん:最初は学んだことも全部忘れてて、えらいテンパりながらだったんですけど。でもまた覚えればいいことですから。とにかく早く覚えて、人に頼らずにできるようになろうってやってましたね。
そしたら段々、楽しくなってきて。一対一で利用者さんと話す時間が楽しいし、毎日接してると「もっとこうしてあげたいな」っていう気持ちも湧いてくるんです。

「訪問介護という分野が知りたくて」ココファンのサ高住へ
──では続いて、所長の奥山さんにお聞きします。ほかの有料老人ホームからココファンに転職された理由は?
奥山さん:私の場合、訪問介護という分野を深く知りたかったからですね。前職の有料老人ホームでは施設介護をやってきたので、次は訪問介護を経験したいと思いまして。
一見するとややこしいんですが、一般的なサ高住は介護施設ではなく高齢者住宅に分類されます。なので介護サービスは訪問介護の枠組みで提供されるんですね。訪問介護をおこなっている事業所の面接を何ヶ所か受けてみて、その中から企業理念をしっかり持っているココファンに決めたという感じです。

──実際に働いてみて、どうでしたか?
奥山さん:コミュニケーションがより重要だと思いました。以前の有料老人ホームでは寝たきりの方も多く、あまり意思疎通できずに介護することも多かったのですが、サ高住では比較的元気な方も多いので、利用者さまに対するコミュニケーション量が多くなりました。
「未経験から管理者」「2年で所長」ふたりのキャリアステップ
──宮尾さんは介護未経験のヘルパーからサ責、管理者に。奥山さんはわずか2年でヘルパーからサ責、管理者、所長と昇進されています。当初からキャリアアップを目指していたんですか?
奥山さん・宮尾さん:まったくそんなことはないですね。
奥山さん:一生懸命その時々の仕事をしていたら、良いタイミングで「次はこのポジションをやってみないか」と昇進の話がやってきたという感じでしょうか。ココファンは役職も細かく分かれているので、ステップアップを望む人には良い環境だと思います。
宮尾さん:所長はこんなふうに言ってますけど、かなりのやり手なんですよ。「満室の奥山」って異名もありますからね!
──「満室の奥山」?
宮尾さん:空室ができたらすぐに新しい入居者さんを獲得して、満室状態をキープしてるって意味です。

──宮尾さんも上司から……つまり奥山さんから昇進の話があり、引き受けられたんでしょうか?
宮尾さん:そうなりますね。私は現場が好きなので、できるだけ現場にいたいんですけど。所長にスキルアップの大切さを説明され、うまいこと言われた結果です(笑)。
ただ、サ責や相談員など別のポジションに就いたからこそわかることも多くって。サービスを計画する立場になると「この作業にはこんな意味があったのか」とか「だったらこうしたらもっと良くなるんじゃ?」とか、見えてくるようになるんです。

──おふたりのような責任あるポジションをこれから目指したい! という人がいたら、サポートしてくれる制度などはありますか?
奥山さん:もちろんあります。ココファンでは、新入社員向けのものから始まり、役職や職種ごとの研修が充実しています。

研修以外にも、半年ごとの査定では数十項目から細かく達成度を計り評価しています。課題が可視化されることで、今後伸ばすべきポイントがわかりやすく、目標設定も立てやすいと思いますよ。
所長・管理者から見たココファン日吉7丁目の職場の環境
──ここからは、ココファンについてより詳しく知るために、おふたりに答えていただいた「職場の環境アンケート」の回答を見ながら進めていきます。

──まずは働いている職員の方たちについて。「ベテランが多い:当てはまる」「女性が多い:とても当てはまる」と回答されています。
宮尾さん:20代前半の若い職員もいるんですけど、どちらかというとベテランのほうが多いですね。
奥山さん:男性は私のほかに1人だけなので、圧倒的に女性が多い職場ですね。
──続いて「活気がある:当てはまる」は、どのようなときに感じますか?
宮尾さん:職員は元気で仲もいいですよ。コロナになってからはある程度距離を取らないといけませんけど、休憩中についつい話が盛り上がりすぎちゃったり。
奥山さん:レクリエーションを毎日やってますし、イベントも頻繁に開催しています。なので利用者さん同士の交流も多く、自然とコミュニケーションが増えて活気のある環境になっていると思いますね。


──続いて「革新を意識:当てはまる」というのは?
宮尾さん:ココファンの本社から「前例がないから駄目」って言われたことがないですね。むしろ本社から「これを新しくやってみては?」って提案されることは結構あります。
奥山さん:事業所では何事においてもマンネリ化しないように、常に心がけていることが大切かと。
──「柔軟な勤務スタイル:当てはまる」こちらはどうでしょう?
奥山さん:職員の8割くらいはパートさんなんです。なのでそれぞれの希望に合わせてシフトを柔軟に調整しています。
宮尾さん:残業もほとんどないですしね。ただ、入社したばかりで慣れてないうちはどうしても作業に時間がかかってしまうし、その分だけ遅くなってしまうことはあります。「新人で時間がかかるから」って先輩がやってしまったら、進歩しませんから。ちょっとずつでも慣れて、手早くかつ丁寧にできるやり方を自分なりに考えていく必要はありますね。
──「トップダウン/ボトムアップ」は、ここだけ意見が割れてますね。奥山さんは「トップダウン」寄り、宮尾さんは「ボトムアップ」寄りです。
宮尾さん:職員一人ひとりがよく気づいて、「◯◯(利用者)さんがこんな状態だったよ」といったことを積極的に共有してくれますね。そういう意味では、ボトムアップな職場なのかなと思います。
あとは職種別に毎月会議を開催していて、業務上の相談や課題を話し合っています。
奥山さん:私がトップダウン寄りにしたのは、そういった会議などで一度現場から出た意見を上長が吸い上げて、それを検討したうえで下ろすから「トップダウン」だと思ったんですよね。上の立場でしっかり決めてほしいと思っている人も多いですから。現場の意見をしっかり取り入れつつ、方針を決めるのは上の役割だと考えます。
「自分がやりたいからやる」文化がある
──ずばり、「ココファン日吉7丁目の魅力」を教えてください!
宮尾さん:あらためて聞かれると難しいですけど……でもやっぱり、人に恵まれてるなぁと思います。経験年数に関係なくいろんな人から学ぶことが多いですし、みんな「仕事だからやる」んじゃなくて、「自分がやりたいからやってる」ことが多いんじゃないかなと思うんですよ。
奥山さん:そう思いますね。例えば今は特定施設なのでレクリエーションの提供は必須なんですが、実は特定施設になる前(実施義務がないとき)からレクやイベントを積極的にやっていました。「利用者さんに楽しんでもらいたいね」という職員の思いがあったからです。

──では最後に、おふたりの今後の目標は?
宮尾さん:シンプルに、みんなが楽しく働いてくれたらそれでいいです。楽しく前向きに働ければ、それは利用者さんにとってもいい介護につながると思うので。
奥山さん:高齢化が進むなか、この地域で、ココファン日吉7丁目事業所を中心とした街作りを目指していきます。

人事部からのメッセージ
学研ココファンでは、階層別の研修や職種別研修など「教育研修制度」が充実しているので、学べる機会がたくさんあります!「介護職の専門性を極めたい」「いずれは管理やマネジメント職に就きたい」「いろんな経験を積みたい」など、さまざまなキャリアプランが描けます。
グループ理念「すべての人が心ゆたかに生きることを願い 今日の感動・満足・安心と明日への夢・希望を提供します」を実現するため、学研ココファンで働いてみませんか!
学研ココファンの研修制度やお仕事などについてもっと知りたいという方は、近隣の事業所見学なども可能ですので、ぜひ、お問い合わせください!
数字で見る学研ココファン

新卒採用も積極的におこなっているココファンでは、10代から60代以上までの幅広い年齢層の職員が活躍中! 事業所長やエリア長などの管理職についている女性も多くいます。
スキルアップやキャリアアップのための各種制度が整っている環境で、あなたのやりたい介護に挑戦してみませんか?