第一コーポレーションの保育園では、木育やハイスコーププログラムなど特色ある保育を提供しています。園名の「みらいく」は「未来+育成」を由来とし、未来を創る子どもたちの育成にかける想いが込められています。今回は東京都練馬区にある、みらいく高松園を取材しました。
話を聞いた人
保育士 佐々木萌さん
秋田県出身、聖園学園短期大学卒業、保育士歴6年。就職を機に上京し都内の保育園で働いたあと、「一人ひとりに寄り添った保育をするために新たな環境で働きたい」と思い2021年にみらいく高松園に転職。音楽が好きで、休みの日にはライブやフェスを楽しんでいるよう。
みらいくにきて保育観が変わった
──入社した理由は?
みらいく保谷園を見学したんですが、あたたかみを感じる設計に惹かれました。園の内装は木がメインで、部屋ごとに使う木材も違っていて。お家みたいに落ち着く雰囲気だったんです。採用担当の方もすごく親切で「こんな園で働きたいな」と思いました。

──みらいくの保育の特徴は?
1つはハイスコーププログラム*です。大人が一方的に教えるのではなく、子どもたちの主体的な学びを大切にする取り組みです。今は情報や技術に溢れていて、子どもたちが成長していく過程でさまざまなことを求められる時代です。だからこそ「1つのことでつまずいても、ほかの選択肢を持って自ら歩んでいける人間になってほしい」という思いがあります。
また、木育(もくいく)にも力を入れています。例えば0〜1歳児であれば、いろいろな種類の木材で作られた卵型のおもちゃを取り入れ、色・匂い・触り心地の違いを感じてもらうなど、子どもたちの感覚を育んでいるんです。さらに、埼玉県川越市には「みらいくの森」があって、地元企業の協力のもと遠足や学びの場として活用しています。

──どんな先生が多い?
相談しやすい先生ばかりです。また、私はみらいくにきて保育観が180度変わりました。前にいた園では子どもたちを動かそうと指示するような声かけが多かったんですが、みらいくの先生たちは、丁寧に子どもたちと接するので、一人ひとりと寄り添うことの大切さを学びました。
──新入社員向けの研修は?
3月に2日間の入社前研修があり、みらいくのルールの基礎を習得します。入社後は6月と翌年の1月に新卒フォローアップ研修があり、保育の基礎や入社後に取り組んできたことを振り返ります。ほかにも、担当する園児の年齢に応じた年齢別研修があります。
また、メンター制度があり、新卒には必ずメンターの先輩がつきます。1年かけて先輩と一緒にじっくり保育を学んでいくので、新卒の方でも安心です。
──今後の目標は?
後輩ができたこともあり、最近は自分でクラスを作り上げることを意識しています。少しずつ自分から周りに発信する場を設けるようにもなってきました。自分が良いなと思ったことや目指している保育をどんどん周りに伝えて、影響を与える人間になっていきたいなと思います!

園長インタビュー! 職場・働き方の特徴を詳しく教えて!
話を聞いた人
園長 肥後さとみさん
幼稚園やNPO法人などを経て、2019年に園長としてみらいく南大泉園へ。翌年、みらいく高松園の開園と共に異動。
──心がけていることは?
保育では「まずは自分が楽しむ」ということ、そして常に笑顔を心がけています。つい忘れちゃうこともあるんですけど(笑)。
あとは、先生たちが「やってみたい」と言ったことに対しては「とりあえずやってみましょう」と背中を押すようにしています。先生たちが自分の考えや意見を積極的に言えるような環境作りを心がけています。
──福利厚生は?
有給休暇は新卒の方でも入社日から付与され、誕生月に付与されるバースデー休暇もあります。ほかにも懇親会の費用が年に1万円出るので、最近はみんなでご飯を食べに行くことも増えました。
──キャリアアップ支援は?
園長研修、主任研修などのキャリアアップ研修がありますし、保育の知識を深めるための研修も幅広く受けられます。例えばハイスコーププログラムや食育、木育、子どもの人権に関する研修など。これらの研修を就業時間内に受けられる環境を整えています。

──どんな人と働きたい?
周りを思いやりながら、主体性をもって前に進む力がある人ですね。
私が面接をする機会もありますが、見ているのは人柄です。素直に自分を表現できる方をお待ちしています!

株式会社第一コーポレーション DATA
- 設立年:1973年
- 法人所在地:埼玉県川越市
- 運営施設:25園
- 事業内容:保育事業、カルチャー事業、ホテル事業、アミューズメント事業 ※2023年4月現在