無資格・未経験でも始められる医療事務
医療事務は来院した患者の受付対応はもちろん、診療報酬の算定や請求に至るまで、その業務内容は多岐にわたります。専門性の高い職業ですが、無資格・未経験から始められることで人気の高い仕事の一つです。

東京都大田区に「西馬込あくつ耳鼻咽喉科」「馬込駅前あくつ小児科耳鼻咽喉科」の2つのクリニックを展開する一般社団法人TREEでは、内科の開院や分院展開などの事業拡大につき、現在医療事務を募集中です。「日本の医療施設が子育てしやすく、働きやすい環境となり、1人でも多くの医療スタッフが輝く社会を創る」というビジョンを掲げ、ワークライフバランスの取れた職場環境づくりと、職員のキャリア形成を支援しています。

TREEの医療事務の特徴は「医療コーディネーター」と呼ばれることです。医療事務という仕事を通して成長し、人生をカラフルにコーディネートできるようにという思いが込められています。
今回、未経験で医療事務へ転身したふたりに、TREEの医療コーディネーターとして働く魅力を聞きました。そこからは転職で得られた生活の彩りが垣間見えました。
話を聞いた人
加藤 早希さん(医療コーディネーター統括リーダー)
2021年3月入職。関東の巨大テーマパークやコーヒーショップでの勤務を経てTREEヘ転職。接客業で培ったスキルを医療事務に活かし、統括リーダーとして後進の育成に励む。
相原 佐知子さん(医療コーディネーターリーダー)
2021年6月入職。スポーツ関連の仕事や保険の営業を経てTREEへ転職。ヨガやトレーニングといった体を動かすことが趣味で、現在スポーツに関する資格取得を目指している。
なぜ異業種から医療の世界へ?

──加藤さんは接客業、相原さんは営業職から医療事務に転職しています。まずは転職を考えたきっかけについて教えていただけますか?

きっかけは新型コロナウイルスです。サービス業が本当に好きで、これまでテーマパークやコーヒーショップで働いてきましたが、緊急事態宣言が発令されてから人と接触する機会が減ってしまいました。そのような状況にジレンマを感じ、今後の人生や自分のやりたいことについて改めて考えたんです。
学生時代に医療系の仕事に興味があったことを思い出して「資格も経験もないけど思い切ってチャレンジしてみよう!」と思い、医療事務の仕事を探しました。
──医療事務への転職を希望したのはなぜですか? また、異業種への転職に不安は感じませんでしたか?

医療事務であれば無資格でも働けるチャンスがありますし、長年接客の仕事をしてきたのであまり不安はありませんでした。
かかりつけ医を選ぶポイントは人それぞれありますよね。医師の診療内容であったり院内の清潔感であったり。私の場合は受付スタッフの対応をとても重視していて、たとえ少し遠くても心地よく接していただける病院に通うようにしています。私も患者さんとコミュニケーションを取りながら温かく迎え入れたいと思ったんです。
──相原さんの転職理由はなんでしょう?

保険商品を売り続けることに引け目を感じるようになったからです。保険にはさまざまな商品があり、お客さまの人生に必要なものもあれば、必ずしも加入していただかなくてもいい商品もあります。
営業という仕事柄ノルマが課せられていたため、お客さまに必要のない“過剰な商品”を勧めなければならないこともあり……それで転職を考えました。
──息苦しさを感じていたんですね。転職先として医療事務を選んだのはなぜですか?

もともとスポーツ関係の仕事をしていたこともあり、当初は整体院やカイロプラクティックの求人を見ていました。そこから幅を広げ、医療機関の募集も探して見つけたのがTREEの医療コーディネーターだったんです。
どのようなクリニックかホームページを見てみたら、「医療を通して、子育て世代が光り輝く社会を創る」というミッションに魅力を感じ、すぐに応募しました。

未経験でも安心して働ける理由
──面接は何回ありましたか?

2回ありました。まず採用担当者と面接し、合格したらクリニックの体験見学を経て、その日に理事長と面接をします。
体験見学では医療コーディネーターの業務や一日の流れを把握したり、先輩職員と交流したりしましたね。
──体験見学で初めて医療コーディネーターの仕事に触れたんですね。

そうですね、体験なので先輩の横で仕事の様子を見学するだけでしたが、医療コーディネーターの主な業務は受付・会計、診察補助・介助、クラーク(電子カルテ作成)、レセプト(診療報酬請求)の4つだと教えてもらいました。
入職後は理事長や先輩職員たちがマニュアルに沿って一つひとつの業務を丁寧に教えてくれました。マニュアルにはつまづきやすいポイントがわかりやすく解説されているので、未経験でも安心して取り組むことができました。

──では、医療コーディネーターの一日のスケジュールについて教えてください。

8時45分から業務を開始し、9時から12時45分までが午前の診療時間です。90分の休憩を取ったらミーティングをして午後の診療を開始します。

──医療機関は休憩時間を長く取っていますよね。90分の休憩時間は何をされていますか?

自宅に戻って家事をする人もいればお昼寝している人もいます。人それぞれですが、基本は昼食をとりながらみんなでおしゃべりしていますね(笑)。最近は福利厚生として無料でNetflixが利用できるようになり、もっぱらドラマの話題で盛り上がっています(笑)。立場や年齢が違っても全員がフラットに交流できる職場です!
そうそう、TREEでは月に2回お弁当の支給があるんです。分子栄養学の資格を持つ理事長が、近隣のカフェとコラボして栄養価の高いお弁当を提供してくれます。これがおいしいんですよ!

成長を後押しする環境がある
──お弁当の支給はうれしいですね! ほかにTREEならではの制度はありますか?

昨年からOJT制度を導入しました。新人の業務の習熟度を把握できるので、よりその人のペースに合わせた指導ができるようになりました。
リーダー向けの研修も充実しており、マーケティングやリーダーシップの研修を通して一人ひとりの成長をサポートしています。


最近は、外部講師を招いてキャリアやクリニックの未来についてディスカッションする研修をおこないました。仕事への理解を深められましたし、一緒に働くスタッフたちの生い立ちや考えなど、新たな一面を知ることができました。

制度ではありませんが、TREEにはスタッフ全員が共有する「求められる9つの資質」というものがあります。「人を批判しない人」「素直な人」など、どれも人となりや日々の行動に根ざした内容ですが、TREEのミッションとビジョンを実現するうえで大切な要素です。この資質が浸透しているからこそ働きやすい環境がつくれています。

TREEへの転職で得られたもの

──TREEに転職して良かったと感じることはありますか?

夏やゴールデンウィークにまとまった休みが取れるので海外旅行にも行けますし、休みの日には同僚のみんなと遊びに行けるのがうれしいです。
それと、毎日決まった時間に食事が取れるようになったのはTREEが初めてで(笑)。こんなにメリハリのある生活が送れるなんて思ってもいませんでした。

わかります! 前職は休日にお客さまのご相談を受けたり、早朝や深夜に電話が来たりと仕事とプライベートの境界があいまいな生活でした。
TREEは平日1日と土曜の午後、それと日曜日が休みなので、オンとオフの切り替えができています。子どもとゆっくり過ごせますし、趣味のヨガや資格試験の勉強時間もしっかりと確保できています。

──ワークライフバランスが整った職場なんですね。では、TREEの医療コーディネーターにはどんな人が向いていると思いますか?

新しいことに好奇心を持ったり、学んだり、成長したいと思える人には年齢を問わず向いている職場です。子育てしながら活躍している人もいますし、子育てが落ち着いて新しいことを始めたいという人にも合う職場だと思います。
私と相原さんは管理職として医療コーディネーターをまとめながら成長を支援する立場です。いま働いているスタッフも、これから入職してくださる人も、全員が輝ける職場環境を作っていきます。一緒にTREEを盛り上げてくださる人の応募をお待ちしています!