1. 第38回管理栄養士国家試験の概要
試験日
2024年(令和6年)3月3日(日)
試験地
北海道、宮城県、埼玉県、東京都、愛知県、大阪府、岡山県、福岡県、沖縄県
受験願書の配布時期
2023年9月中旬より配布予定
受験願書は、各試験地の国家試験係、各地方厚生局、都道府県庁、保健所(一部を除く)などの窓口または配架コーナーにて入手できるほか、厚生労働省のウェブサイトからダウンロード・印刷して使用することも可能です。
受験申込期間
2023年11月20日(月)〜12月8日(金)
受験手数料
6,800円(受験願書に収入印紙を貼る)
合格発表
2024年(令和6年)3月29日(金)午後2時
厚生労働省サイトの資格・試験情報ページにて、受験地・受験番号を掲載して発表されます。また合格者には合格証書が郵送されます。
2.管理栄養士国家試験の出題基準
管理栄養士国家試験の出題基準はおおむね4年ごとに改定され、今回の第38回からは新たな出題基準が適用されます。
- 社会・環境と健康(16問)
- 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち(26問)
- 食べ物と健康(25問)
- 基礎栄養学(14問)
- 応用栄養学(16問)
- 栄養教育論(13問)
- 臨床栄養学(26問)
- 公衆栄養学(16問)
- 給食経営管理論(18問)
- 応用力試験 (30問)
計200問
出題形式は、5つの選択肢から1つの正解を問う方式が原則です。なお、栄養管理を実践するうえで必要な思考・判断力を評価する問題では、最も適切なものを問うこととしています。
配点は例年1問1点の200点満点で、合格基準は60%(120点)で一定となっています(採点除外を除く)。
試験当日のスケジュールは?
管理栄養士国家試験は例年、午前・午後の二部構成のため、第38回試験も同じ構成になる可能性が高いです。
〈前回第37回の試験時間〉
午前の部(10時00分~12時25分、計2時間25分)
午後の部(13時40分~16時20分、計2時間40分)
3.過去の合格基準と合格率の推移
合格者数・合格率
管理栄養士国家試験の過去5年間の合格率は50〜60%台で推移しています。前々回(第36回)までの合格率は60%を超え緩やかに上昇していましたが、前回は56.6%と10%近く下がりました。
前回(第37回)の試験結果
前回の第37回管理栄養士国家試験の結果は次のようになりました。
受験者数 | 合格者数 | 合格率 | |
---|---|---|---|
管理栄養士ルート(新卒) | 9,444人 | 8,235人 | 87.2% |
管理栄養士ルート(既卒) | 1,372人 | 136人 | 9.9% |
栄養士ルート(既卒) | 5,535人 | 883人 | 16.0% |
新卒者の合格率が90%近いのに対して、既卒者は9.9%(栄養士ルートは16.0%)と大きな差が見られます。既卒枠で受験する場合は、国家試験対策の時間を十分確保しましょう。
4.合格後の免許申請手続き
合格後は免許申請の手続きをおこない、厚生労働省が管理する管理栄養士名簿に登録されることで、初めて有資格者としての業務が可能になります。申請から免許証が手元に届くまで時間がかかるので、合格後は速やかに申請手続きをおこないましょう。
申請書類の提出先
住所地を管轄する保健所、または都道府県庁の窓口
受付時間
保健所(県庁)の業務時間内
必要書類
〈必須書類〉
- 管理栄養士国家試験合格証書(コピー不可)
- 管理栄養士免許申請書(申請受付窓口にて入手可能)
- 戸籍謄本、戸籍抄本、住民票の写し(本籍(外国籍の方は国籍)が記載され、マイナンバーが記載されていないもの)のうちいずれか1通(発行から6ヶ月以内のもの。コピー不可)
- 収入印紙 15,000円分(申請書内に貼付)
- 栄養士免許証の原本またはコピー(郵送の場合はコピーを添付)
- 身分証(郵送の場合はコピーを添付)
〈都道府県や窓口に応じて必要なもの〉
- 免許証の交付を通知するための郵便はがき
- (免許証の郵送交付に対応している場合)郵送にかかる切手等
登録済証明書について
免許登録後、免許証が手元に届くまでは2〜3ヶ月ほどかかります。その間に「登録済証明書」の提出を求められる職場もあるので、必要な場合は免許申請時に窓口で申し出てください。都道府県から厚生労働省へ書類到達後、1ヶ月程度で発行されます。なお、免許申請後の発行依頼はできないため注意しましょう。
試験に関する問い合わせ先
管理栄養士国家試験運営本部事務所
〒135-0063
東京都江東区有明3丁目6番11号 TFTビル東館7階
電話番号:03-5579-6903
受付時間:9時00分〜17時00分