
持病の存在は、少しだけでも伝えておくべき
特殊な環境に身を置いていると、誰しもなにかしらの不調を抱えてしまうことがあるかと思います。例えば、介護や看護、リハビリに携わる職種。患者さんの介助などを中腰で行うことが頻繁にあることから、腰痛持ちの方が多いと言われています。それが患者さんの移動介助ができない程ひどい場合、仕事に支障をきたすこともあるでしょう。腰痛のほかにも、心臓の疾患や糖尿病などを抱える方は、ときに業務の調整が必要になることもあるかと思います。そのため、転職活動中は持病を隠しておきたいというのが心情ではないでしょうか。しかし、後々のことまで考えると持病について雇用者に伝えておくことは大切です。
伝えることが、むしろ自分のためになる
事業所・医院のような雇う側として一番避けたいのは、「採用後に持病が発覚することによって、継続して働けなくなるケース 」です。それを避けるためにも、持病の有無や仕事への影響があるかどうかは、ある程度伝えておくべきでしょう。また、持病があることを隠して転職してしまったために、自分が無理をして働かなくてはいけない状況になることもあります。持病があることを早い段階で伝えておくほうが、自分自身を守ることにもなるのです。
持病があることを強調しなくてもOK
もし持病があったとしても、能力や経験と違い、転職活動中に前面に押し出す必要はありません。書類などに簡単に書いておき、面接などで質問された場合に答えるという流れでも良いのです。職場側に求める配慮などがあるのであれば、その場で伝えることも可能です。また、反対に職場側から、業務内容などについて相談してくれる場合もあるでしょう。強調しなくても持病があることを知ってもらえれば、お互いが納得のいく形で働くことができるのです。