大阪府枚方市にある特養「しらかばホール」とは

大阪府枚方市にある「しらかばホール」は、デイサービスやショートステイが一体となっている特別養護老人ホーム。介護の必要な高齢者が快適に暮らせるよう、ユニットケアを取り入れています。
村尾:
「ここは全室個室で定員70名のユニット型特養です。ワンフロアに2ユニットずつ、施設全体では8つのユニットがあり、それぞれのユニットごとに10から15名の職員がチームになって介護にあたっています。」
診療所併設だから、職員も安心
「しらかばホール」のもう1つの特徴は、診療所を併設しているということ。社会福祉法人みすず会の馬場清志理事長は高齢者医療を専門とする医師で、臨床経験で感じた医療と介護の連携への想いを法人の運営に反映させています。診療所は、入居者にとってはもちろん、特養で働く職員にとっても心強い存在です。
村尾:
「日中は併設する診療所に医師が常駐していますので、特養で働く介護職や看護師にとっては大きな安心感がありますね。」
また、医療体制が整っているということは、介護職の方は生活介助やレクリエーションなどに集中しやすい環境だということ。しらかばホールではご入居者がその方らしく豊かに日々を過ごせるように介護職が創意工夫してさまざまな催しを行なっているそうです。
村尾:
「春は桜、初夏は花しょうぶ、秋はコスモスと、季節のお花見へは必ず行くようにしています。そのほか、月に1回は食事やおやつ作りを行なっています。外食の機会なども設けていきたいので、新しい方に入職いただいたらレクリエーションにはますます力を入れていきたいですね。」

研修とキャリアステップで育むリーダーシップ

ユニットケアの導入や診療所併設など、ご入居者やご家族が安心できる環境づくりを最大限に行っているしらかばホール。充実した介護を提供するためには、現場のリーダーシップが欠かせません。しらかばホールでは、研修やキャリアステップを整えることで職員がそれぞれ主体的に成長しリーダーシップを身につけられるように支援しています。
村尾:
「法人内で職員研修を実施しています。教える側も職員が務めるようにしていて、年に1回はその役が回ってくるので、ほかの人に教えることで自身の知識を深めることができます。また、外部研修も積極的に参加してもらっています。キャリアプランとしては、現場の介護職からスタートして、ユニットリーダーから介護リーダー、介護主任へと、キャリアアップしていく形になります。」
キャリアアップしていく形によって、現場のメンバーにとってもリーダーを信頼しやすい雰囲気が生まれているようです。
村尾:
「リーダー層は現場のことをよく知っているので、現場の状況を理解したうえで適切なアドバイスができますし、定期的な面談も行っており、相談しやすいです。」
職員の仲の良さが自慢
しらかばホールは、施設のある枚方市内や隣接する交野市、八幡市からも通勤圏内。バス停から離れていることもあり、ほとんどの職員の方はマイカーやバイク、自転車で通っているそう。どんな人が活躍しているのでしょうか。
村尾:
「介護施設は女性職員が多いところがほとんどだと思いますが、こちらの男女比はほぼ半々です。20代から60代まで幅広い年齢層の職員が活躍しています。」
職員同士の交流が盛んで仲がよいと話す村尾さん。毎年秋に行なっている地域交流会のお祭り準備などもうまく分担し合えており、誰か一人に大きな負担がかかるようなことはないそうです。
村尾:
「職員で日帰りの慰安旅行に行くこともあります。最近では岡山まで行きました。」
ユニットケアをさらに浸透していきたい

現在しらかばホールでは、介護職や看護師の方を募集中です。今後の展望について伺いました。
村尾:
「これからユニットケアに対する理解をもっと深めていきたいですね。(ユニットケアを浸透できるように)ユニットケアの経験のある方や、ユニットケアとはどういうものかを熟知している方は、特に歓迎です。」
最後に読者の方へメッセージをいただきました。
村尾:
「楽しい職場なので、ぜひ私たちと一緒に働きましょう!」
お話を伺った方
村尾達史様