1. 京王キッズプラッツについて
「京王キッズプラッツ」を運営する株式会社京王子育てサポートは、京王電鉄を中心とした京王グループの保育事業を担う会社として2007年にスタートしました。
2021年12月現在、京王線沿線で11ヶ所の保育施設を運営し、近隣に暮らすファミリーの“わくわく・楽しい子育て”を応援しています。2022年4月には新たに「京王キッズプラッツ桜上水」の開園も予定しており、オープニングスタッフを募集中です。
今回は「京王キッズプラッツ多摩センター」の保育士さんに転職の経緯や京王キッズプラッツで働く魅力を聞きました。


2019年6月にオープンした「京王キッズプラッツ多摩センター」は駅からわずか徒歩3分!
2. 先輩保育士インタビュー
話を聞いた人
保育士 まほさん
学校卒業後、都内と東海地方の保育園にそれぞれ勤務したあと、結婚を機に帰京。2020年4月に株式会社京王子育てサポートに入社。キッズプラッツ東府中での勤務を経て、2021年4月にキッズプラッツ多摩センターに配属され、1歳児クラスを担任している。
保育士 ともえさん
学校卒業後、社会福祉法人が運営する保育園に5年間勤務し、2020年12月に株式会社京王子育てサポートに入社。キッズプラッツ多摩センターに配属され、現在は2歳児クラスを担任している。
転職活動を通じて本当にやりたい保育と向き合えた
──お二人は2020年に入社した同期だと聞きました。これまでの経歴を簡単に教えてもらえますか?
まほさん:まず新卒で都内の認可保育園に就職しました。規模はここよりも大きかったですね。その園では3年ほど働かせてもらいました。
そのあと、お付き合いしていた彼が東海地方へ転勤することになったので、私もそれに付いていく形で転居先の保育園で2年ほど働いたんですが、「結婚するなら住み慣れた東京で新生活を始めたいね」っていう話になって、東京に戻ってキッズプラッツに転職しました。
ともえさん:私は学校卒業後、地元の保育園に就職して5年間働いていました。そのあと、結婚を機に上京してキッズプラッツに転職、という感じですね。キッズプラッツでは2歳児クラスの担任ですが、前の園では3~5歳児までの担任をしていました。

──お二人とも、転職のきっかけは結婚だったんですね。ということは、前の職場に不満があったわけではない?
まほさん:うーん、まったく不満がなかったかというと……。キッズプラッツに来る前の2つの職場は、どちらもすごく忙しかったんです。行事に力を入れている園で、いつもなにかしらの行事に追われてアセアセしているような環境でした。なので土日が潰れることも結構あって。
ともえさん:あ、私もそんな感じです。幼児クラスの担任だったので書類仕事も多いし、幼児だけの行事もいろいろあって。翌日の準備を終えてからじゃなきゃ帰れなかったので、忙しい時期は残業続きでしたね。
とくに一人担任だったのが大変でした。園児20人に対して私一人で見ていたので、一人ひとりにじっくり手を掛けてあげられなくて。子どもたちに話しかけられても「ごめん! あとで聞くからね!」っていう対応ばかりになっちゃってたなぁ。

まほさん:これじゃダメだなと思いつつも、時間がなさすぎてそうせざるを得ない状況ってありますもんね。
ともえさん:そうなんですよ! 本当はもっと一人ひとりと丁寧に向き合いたいのにって。なのでそういう保育ができる園を探してたらキッズプラッツに行き着いたという感じです。
──お二人が目指している保育ってどんなものなんでしょう?
まほさん:行事の多い保育園で忙しく過ごしてきたからこそ、何気ない毎日の保育を大切にしたいなって思います。四季や自然の細かな変化、日々のちょっとした子どもの成長などを大事にしたいですね。
ともえさん:私も前の職場ではできなかったような、細やかで手厚い保育をしたいです。子どもたち一人ひとりの話をしっかりと丁寧に聞いて、気持ちをちゃんと受け止められるような。
──やはり転職の際には、そういった自分の保育観と園の雰囲気がマッチするかどうかを重視したんですか?
まほさん:やっぱり一番はそこですね。ただ、保育理念がどんなに素晴らしいものでも、実際は忙しすぎて実現できていないってなると意味ないですよね。なので「お休みがしっかり取れるか」とか「園児の定員はどれくらいか」なども重視しました。

ともえさん:「やりたい保育を実現できる環境なのか」というのはとても大事なので、私も休日数とか定員は重視しました。働き方にある程度の余裕がないと、やっぱり保育者もいっぱいいっぱいになっちゃって、それが子どもたちへの対応にも現れますからね。
──キッズプラッツなら、それが実現できそうだと感じたんですね。
まほさん:私の場合は、まず園の見学会に参加したんです。2園見学させてもらったんですが、どちらの園も先生たちがみんなすごく穏やかで、丁寧に挨拶してくれて、良い意味で余裕があるなって。
ともえさん:行事に追われているような園だと、みんないつも鬼気迫ってる感じですもんね(笑)。もちろん行事が多い園がダメってわけではないんですけど、キッズプラッツの考え方のほうが私もマッチしました。
「言葉は投げるのではなく手渡すもの」
ともえさん:それに、京王子育てサポートのホームページを見たときに「言葉は投げるのではなく手渡すもの」という考え方を知り、ものすごく胸に刺さったんです。
──「言葉は手渡すもの」ですか。良い言葉ですね。
ともえさん:一言声をかけるにしても、その子の近くまで行って、同じ目線で声をかけるというような、そういう温かさとか思いやりのあるコミュニケーションを大事にしているってことですね。前に勤めていた園は忙しすぎて、そこまでできなかったので。
まほさん:本当は一人ひとり丁寧に対応したいけど、そうしてたら現場が回らないっていうジレンマですよね……。
あと自然をすごく大切にしているところもいいなと思いました。この園(京王キッズプラッツ多摩センター)の内装は、多摩産の木材を使っていて木のぬくもりを感じられますし、おもちゃも木製や手作りのものが多いです!

ともえさん:こういうおもちゃも手芸が得意な職員が作ってるんですよね。

──入社して1年ほど経ちますが、実際に働いてみてどうでしたか?
まほさん:子どもたち一人ひとりと、しっかり関われているなって実感してますね。これまでも一人ひとりをしっかり見ているつもりだったんですが、“つもり”でしかなかったんだなって。
ともえさん:それは本当に感じますね。子どもってすごく成長が早いので、1日2日で顔つきが変わったり、できることが増えていたりするんですよ。私もまほさんも小さい子どもたちの担任なので、そういう細かい成長を余計に強く感じられるんだと思います。
「前の職場だったら忙殺されて気づけなかっただろうな~」ってことも多いですね。
まほさん:ですね~。
ともえさん:あとは残業が本当に少ない!
──それは大事な点ですね。
まほさん:私も今までの職場は毎日2~3時間の残業は当たり前だったので、すごく衝撃的でした。
ともえさん:最初のころは「え? 本当に帰っていいんですか?」って感じで動揺しましたよね。「新人だから気を使われているのかな?」って思いましたけど、みんな定時過ぎたらパパっと帰っちゃうので、良い意味でカルチャーショックを受けましたよ(笑)。

余裕のある保育は働きやすい環境から
──なぜそういう職場環境を実現できているのでしょうか?
まほさん:園による文化や特色の違いもあると思いますけど、やっぱり保育者の人員に余裕があるかどうかじゃないですかね。
ともえさん:そうですね。キッズプラッツの場合は、法定基準よりも多めに保育者が配置されているので、余裕のある保育を実現できているんだと思います。人員に余裕があるので保育者同士もしっかりと連携が取れていますし、そういう環境なので子どもたちものびのびと個性を出せているんじゃないかなって。
まほさん:あと運営会社の母体が大きいので、バックアップ体制もしっかりしてるのが嬉しいですよね。
今はコロナ禍なので平常どおり実施できていないみたいですが、毎年入社前研修を実施したり、外部講師を招いてテーマを決めた集合研修をやったり。
ともえさん:有休もすごく取りやすいですよね。取得率は90%を超えてるみたいです。
まほさん:わかります! 前の職場だと「先生はこの日に有休取ってね」って指定されてましたが、キッズプラッツだと自分が取りたい日に取れるので。当たり前のことかもしれませんがとても感動しました(笑)。

ともえさん:プライベートの時間を充実させられるのは嬉しいですよね。前までは仕事で疲れ切っちゃって、家に帰ってもご飯食べて寝るだけ、休日は家でダラダラ──みたいな生活を送っていたので。
──では最後に、今後お二人は保育者としてどう成長していきたいですか?
まほさん:キッズプラッツは、どの職員も穏やかだけどとてもしっかりしてるんです。子ども主体の保育を大切にしているし、子どもに対する何気ない声掛けにも思いやりが溢れていて。なので私もそんな素敵な先輩方を見習って、子どもたちに寄り添える保育者になっていきたいです。
ともえさん:私が保育士になったきっかけは、幼稚園のころの先生に憧れたからなんです。いつも優しくて笑顔が素敵で、毎日先生に会うのが楽しみだったんですよね。私もそんな憧れの先生のように、子どもたちに笑顔と安心感を与えられる保育者を目指したいです。
先輩保育士に聞いてみた! 最近の“推し”は?
「マルチワ」と呼ばれるマルチーズとチワワのミックス犬を実家で飼っているまほさん。昔のように頻繁に会うことができないので、会う度に「かわいさにもだえています……!」とのこと。
ともえさんが「一番お金をかけている」と語るのはダッフィー&フレンズ。「年に4回はディズニーに行きたい」という願望があるため、「平日のほうが空いているので、有休を取りやすい環境はありがたいです」とのこと。
3. 主任・採用担当者インタビュー
話を聞いた人
主任 あけみさん
学校卒業後、2つの園で保育士として経験を積んだのちに、2011年に株式会社京王子育てサポートに入社。キッズプラッツ多摩川に配属される。2019年4月のキッズプラッツ多摩センターの開園に伴い主任として着任。“推し”ていた嵐が活動休止してしまい「つらい」。
採用担当 渡辺さん
2009年から株式会社京王子育てサポートの採用を担当。「面接は応募者の方の人となりを知る貴重な機会」と捉えているそう。 2019年に日本でワールドカップが開催されて以来ラグビー“推し”に。一番の“推し”は「東京サントリーサンゴリアス」!
合言葉は「ぬくもり保育」
──京王キッズプラッツの特長を教えてもらえますか?
あけみさん:京王キッズプラッツは「ぬくもり保育」を合言葉に、日々保育をおこなっています。子ども一人ひとりとしっかり向き合って、丁寧でぬくもりのあるコミュニケーションを大切にしていることですね。

──先ほど、ともえさんから「言葉は手渡すもの」というお話を聞きました。それもまた「ぬくもり保育」の考え方の一つなんでしょうか?
あけみさん:そうですね。「言葉は投げない、手渡す」というのも大切にしているキーワードの一つです。例えば、「早くこっちに集まって!」と、全体に向けて声をかけるのではなく、子どもの側に行き、次の活動に向かえるような言葉をかけることで、子ども自らが考え、行動できるように援助することを大切にしています。
人の手から手へとモノを手渡すように、体温を感じるように言葉を伝えていきます。この体温がぬくもりとなり、子どもたちの“思いやり”と、自ら考え、行動を起こす“主体性”を育てると考えています。

渡辺さん:あとは食育にも力を入れてますよね。たしか、この園も園庭で野菜を育てていませんでしたっけ?
あけみさん:はい、夏はスイカを育てて、みんなでスイカ割りをしました。去年はコロナ禍なのでスイカ割りは控えたのですが。あと、ちょっと前にはさつまいも掘りをしましたし、来週はじゃがいもの収穫も予定しています。
あとトモさんが……あ、トモさんっていう栄養士さんがいるんですけど、畑が大好きなのでトモさんが中心となって頑張ってくれています。
──栄養士さんが食育について子どもたちにお話をすることも?
あけみさん:結構ありますよ。子どもたちもトモさんのことが大好きなので、食事の時間に「トモさんこっち来て~!」と呼んで、食材や調理法などについてのお話をしてもらいます。


──なるほど、良い環境ですね。ちなみに京王キッズプラッツは京王グループの一員ですが、京王ならではの行事や取り組みなどもあるんですか?
渡辺さん:ここ1~2年は新型コロナウイルスの影響で中止になっているんですが、年に一回、電車の車両基地に見学に行くのが恒例でした。
あけみさん:いいな~。私はなんだかんだ行けてないんですよね。
渡辺さん:一般の方はなかなか入れない場所なので「うらやましい!」って言ってくれる保護者の方もいるみたいですね。
あけみさん:京王電鉄のキャラクターの「けい太くん」ってご存知ですか?

6月1日は開園記念日だったので、けい太くんが園庭に来てくれて、子どもたちと一緒に遊んだり写真を撮ったり。けい太くんの大きさに驚いて泣いちゃう子って意外と多いんですけど、みんな大喜びでしたね。

保育観のマッチングが重要
──まほさんやともえさんの面接を担当したのは渡辺さんと聞きましたが、そのときのことを覚えていますか?
渡辺さん:もちろん覚えてますよ。二人ともにこやかでハキハキしてました。穏やかで優しい雰囲気だけど、自分の考えをしっかり持っている。そんな印象でしたね。
まほさんに仕事で嬉しかったエピソードを聞いたときに「『あなたと一緒に保育をしていると常に穏やかでいられる』と言われたことが心の支えです」と話してくれたんです。そんなふうに周囲に良い影響を与えられる存在なんだなって、強く印象に残りました。
ともえさんは子どもが本当に好きなんだなという印象を受けました。面接を通過された方には、2次選考として1~2時間ほど実際に保育に入っていただくんですが、ともえさんは子どもとの接し方がとても丁寧だったんです。
子どもと同じ目線になって穏やかに話しかけられますし、子どもの声にもきちんと向きあいながら接していて、すでにしっかりと言葉を手渡せているなって感じました。

──まほさんとともえさんが入社したばかりの頃はどんな感じでしたか?
あけみさん:今と同じくすごく穏やかな雰囲気だったんですけど、だからこそ実は心配もしていたんです。自分の意見が言えなかったり、周囲に流されたりしちゃうんじゃないかって。でも実際は穏やかさの中にも強い芯がある、素晴らしい保育者でした。
──その後の働きぶりや「ここは成長したな!」と思うところはどうですか?
あけみさん:働きぶりはもちろん文句なしです。成長した点はほかの職員を頼れるようになったところでしょうか。
最初は問題が発生しても、頑張って自分だけで解決しようとする場面があったんですが、徐々に他クラスの職員とも相談や連携が取れるようになってきたなと。もちろん自分の力で解決する能力も必要ですが、独力ではできることにも限界があるので。
──ちなみにあけみさんはどのような経緯で主任に?
あけみさん:もともと2ヶ所ほど別の園で働いていて、ちょうど10年前に京王キッズプラッツに来ました。それで3年前、この園の開園に合わせて主任になりました。
──人事の方は、あけみさんのどのような点を評価して主任へ?
あけみさん:え! 私も聞いたことがないので、ちょっと怖いですね(笑)。
渡辺さん:すごく穏やかな方なので「ついてこい!」ってタイプではないですが、視野がとても広いんですよね。常に周囲に気を配っていますし、後輩や上司のフォローも的確にしてくれるんです。まさに縁の下の力持ちという感じで、周りの人たちも「あけみさんが言うなら間違いないよね」って納得しちゃうような。
なので、多摩センターで新園がオープンするときに「ぜひ主任に!」とお願いしました。

──京王キッズプラッツには穏やかな職員の方が多いんですね。そういう方が合うんでしょうか?
渡辺さん:そうですね。ただそれ以上に「保育理念に共感してくれる」という点が一番大事ですね。
キッズプラッツの職員は「ぬくもり保育」という考え方のもと、みんな同じ方向を向いて保育を頑張っています。新しく入られた方も、その理念に共感して入社してくれたはずなので、経験の浅さや先輩後輩などあまり気にせず、積極的に園に馴染んでいってほしいですね。
みなさんの働きやすい環境づくりのために、私たちもサポートを頑張っていきます!
4. 採用グループからのメッセージ
京王子育てサポートでは、なによりも「子どもが大好き」で、笑顔が素敵な意欲のある方と一緒に、会社と保育園をもり立てていきたいと考えています。また、保育の仕事は、保育士だけでなく栄養士や保護者の方、地域の方など、さまざまな方と連携し、ともに進めるチームワークが必要です。そのためのコミュニケーション能力や人間性も重視しています。
少人数保育で、職員全員が子どもたち一人ひとりと丁寧に関わり、温かな想いで子どもたちの成長を見守っています。同じ志を持ってくださる方にはぴったりの環境です。そしてライフスタイルの変化に合わせて、勤務地や働き方の相談もできるので、安心して長くご勤務いただけると思います。
職員のみなさんが安心して保育に専念し、子どもたちと向き合うことができるよう、私たちも全力でサポートしていきます!
園見学も随時受け付けています。ぜひ子どもたちの笑顔に会いにきてください♪(採用グループ 渡辺、天野、岩崎)

「だいだい」は実ったみかんの色、「あかね」は夕焼け空の色
5. 数字で見る京王キッズプラッツ

通勤時間や残業時間が短く、有休取得率も9割を超えるなど従業員の働きやすさも京王キッズプラッツの魅力の一つ。若手からベテランまで、さまざまな年代の職員が活躍しています。
また、京王線沿線の駅から徒歩数分(あるいは駅構内)という利便性の高い場所にありながら、周辺には大小さまざまな公園・庭園があり緑も豊か。季節の移ろいを感じながらのびのびと保育ができます。
京王線沿線にお住まいの方はぜひ求人をチェックしてみてはいかがでしょうか?