「保育士」は、子どもが憧れるキラキラとした存在
—まず印象的だったのでお聞きしたいのですが、先生方の制服がすごく華やかですよね。首元のスカーフもおしゃれです。こんな素敵な保育士さんっているんだなという印象を受けました。
奥山美佳先生(以下、奥山):ありがとうございます。この制服には、保育士は子どもたちが憧れる存在でありたいという想いが込められているんです。
保育士は、子どもたちにとって家族以外の最も身近な大人です。将来の姿の見本でもあるのです。だからこそ、『先生みたいになりたい!』と憧れてもらえるように、おしゃれでかっこいい姿を見せることを大切にしています。ハロウィンの仮装では、コビーの保育士に扮してくれる子もいるんですよ。
あとは、保護者のみなさんは社会で働いている方が多いので、同じ社会人として、きちんとした身だしなみで対応したいという意図もあります。
河津唯先生(以下、河津):私はまだ入職したばかりですが、はじめは驚きましたね。今までは、ジャージにエプロンで働いていたので。
—綺麗な格好だと働く先生方もモチベーションが上がりますよね。河津先生は入職したばかりということですが、お二人はいつからコビーソシオさんで働いているんですか?働きだしたきっかけも含めて教えてください。
河津:私は入職して半年ほど経ちます。それ以前は、鳥取県で母の介護をしながら保育士として働いていました。
母の介護がある程度落ち着き、自分の生活を中心にして考えられるようになったとき、価値観を広げたいなと漠然と思ったんです。そこで一念発起して、東京にやってきました!(笑)
東京の保育園をいくつか見学しましたが、コビーがすごく楽しかったんです。保育園探しの基準は『ワクワクできるか』だったので、その部分がすごくフィットしました。
奥山:私は入職して9年目になります。説明会がすごく楽しかったのが決め手でした。
当時からコビーは行事にとても力を入れていて、先生方がすごく楽しそうに働いていたんです。そういう意味では、私も河津先生と同じ理由ですね。
実際に働いてみると期待通りで、「コビーサマーアドベンチャー」なんかはすごく楽しいですよ!
会社のバックアップがあるから、行事も全力で楽しめる!
▲写真左:奥山先生 写真右:河津先生
—「コビーサマーアドベンチャー」とは?響きからしてワクワクしますが、どんな行事なのでしょうか?
奥山:毎年夏に実施している4~5歳児が参加する1泊2日の園外保育です。グループ園合同での開催なのでスケールが大きく、群馬県のスキー場を貸し切って行っています。トレッキングをしたり、水の中に入って魚つかみをしたり、ドローンを飛ばして追いかけっこをしたり、ARを駆使した宝探しをしたり……。大自然とICT(ITを活用した学習やレクリエーション)を、とことん遊びつくします。
これは総勢600人くらいが参加する、一大イベントなんです。もちろん、その分大変なこともありますが、法人のバックアップ体制がしっかりしているので、日常の業務のなかでこなせますし、何より先生たちも全力で楽しんでいます(笑)
河津:ハロウィンも楽しいですよね。子どもたちは思い思いの仮装をするんですが、先生たちも負けじと張りきって仮装します。
夕方お迎えに来られる保護者の方も全力で仮装をしてくださって、家族みんなで楽しんでいただいています。ファミリー仮装コンテストも開催するんですよ。みんなクオリティが高いので、私たちもどんな仮装をするかですごく盛り上がりますね!
奥山:行事以外にも、保育内容や園舎にもワクワクする要素はたくさんあるんです。
例えば、日常のなかで行っているサッカー保育は、元プロサッカー選手が職員にいて、彼が率いるコーチ陣が展開しています。音楽保育やバレエ、ICT(ITを活用した学習等)を保育に取り入れている園もあります。
園舎設備でいえば、調理室は「キッチンスタジオ」と呼ばれていて、保育室のすぐ横にあるオープンキッチンです。わざと床を30cm低くしていて、調理台の高さを子どもたちの目線に合わせているんです。ほかにも、園内にたくさんの小窓があったり、園庭の蛇口が逆さまのデザインだったり(笑)。子どもの好奇心をくすぐる仕掛けがたくさんあります。
▲吹き抜けで広々としたホールでは、子ども達が伸び伸びと遊べる
マトリクス保育で子どもの成長を手助け
—法人としてのフォロー環境が整っているからこそ、先生たちも行事を楽しめるのですね。コビーソシオさんにおける「保育」の魅力はどういったところでしょうか?
奥山:コビーでは、『マトリクス保育』というものを保育の軸にしています。
これは、年齢ごとの保育と、異年齢児交流保育を融合させた、独自のメソッドです。年齢ごとのクラスに加えて、異なる年齢の子どもたちによる縦割りのグループを作って、子どもの育ちを促しています。
そのグループで昼食をとったり、一緒に行事に活動したりするなかで、お兄さん、お姉さんたちが小さい子の面倒を自然に見てくれる。そんな、異年齢の子どもたち同士が関わる機会を積極的に設ける保育を実践しています。
—その『マトリクス保育』にはどういった利点がありますか?
奥山:年上の子が小さな子たちに対してすごく優しくなり、社会性や責任感が育まれることでしょうか。「まだ小さいから、わからないこともあるんだよ。」「優しくしてあげると嬉しいんじゃないかな。」と教えてあげると、ちゃんと伝わるんです。
「僕がしっかりしなくちゃ、守ってあげなきゃ」という感情が徐々に芽生え、日に日に成長していく姿がみられるのは、私たちにとっても大きな喜びです。また、小さな子も、年上の子に憧れてどんどん成長してくれます。お兄さん、お姉さんは、時に保育士よりも影響力が大きいですね(笑)
—奥山先生はもう10年近く働いているということですが、それだけたくさんの魅力があるということですね。
奥山:そうですね。私がこれだけ長く働き続けられる大きな理由として、『職場環境の良さ』があります。社宅借り上げ制度をはじめとする福利厚生はもちろんのこと、なにより職員同士の仲がすごくいいんです。プライベートで遊びに行ける同期がいたり、頼れる先輩がいたり、慕ってくれる後輩がいたり。
新しく入った先生も遠慮せず意見を出し合える環境なので、みんな伸び伸びと働いています。そして、良いチームワークがあるからこそ、楽しく働けるのだと思います。
河津:私は、研修や教育体制が充実しているところがすごいなと感じました。
例えば、『着任前研修』では、コビーの理念や保育への思いをしっかりと教えてくれます。だから、保育をしていても迷うことが少なく、職員が同じ方向を向いて保育できるのだと思います。同期と仲良くなれる機会でもあるので、すごく助かりました!
他には入職して半年後に、これまでを振り返る『フォローアップ研修』なども受けました。グループ園合同で行うので、すごく刺激になるんです。日常的にも先輩方や園長がしっかりフォローやアドバイスをくれるので、とても心強いです。
—確かに園全体で活気もあり、先生同士の仲の良さも伝わってきますね!お二人が理想とする保育士像はありますか?
奥山:「こうなっていきたい」という目標でもいいですか?
私は今年から、コビープリスクールせきまちアネックスという園で施設管理者を務めています。今までは上司の指示のもとで動き、目の前の保育に全力を注ぐことが私の仕事であり、楽しみでもあったんです。
施設管理者になってからは、他の先生たちがどんな働き方をしているのか、どうやったら働きやすい職場になるのかなど、そういう目線がひとつ増えたんです。
保育業務から少し離れるのは寂しくもありますが、これも新しいステージだと思っています。園長はこういう目線で園全体を見ていたんだと気づくことができました。グループ園が多いので、目標にできる先輩園長はたくさんいます。そういった先輩方のように、施設管理者としてこれから成長していきたいです。
河津:私は、今はまだ先輩に教えてもらうことが多く、「こうしよう」と自分から動けることがあまりなかったんです。
でもこれからは少しずつ、私がこうして奥山先生を尊敬しているように、後輩として入ってきた先生に尊敬してもらえるように成長していきたいです。なので、理想像は奥山先生をはじめとする先輩方ですね!
—では最後に、転職に成功したばかりの河津先生から就職活動中のみなさんにコメントをお願いします!
河津:まずは自分の軸をしっかり持って、自分がどうなっていきたいかをしっかりと考えておくことが大事かなと。そうすることで、自分が働いた時のイメージがつきやすくなります。
私は「ワクワクしたい」ということを軸にして、転職活動をしてコビーを見つけました。そういう軸を持っていたからこそ、こうやって素敵な職場に出会えたと思っています!なので、ワクワクしたい保育士さんは、ぜひコビーに!(笑)
—お二人のワクワクした気持ちがたくさん伝わってきました。本日はありがとうございました!
今回お話を伺った方
<入職9年目/2010年入職> 2018年に「コビープリスクールせきまちアネックス」の施設管理者となる。
河津 唯 先生
<入職1年目/2018年入職> 鳥取県での保育士経験を経て入職。
コビープリスクールせきまち
〒177-0053
東京都練馬区関町南3-15-38