1. 【転職者インタビューvol.18】診療放射線技師14年目40歳/転職2回(総合病院→循環器専門病院→総合病院)

「なるほど!ジョブメドレー」は、医療や介護、保育などのお仕事に就いている人や就きたい人のための「働く」を考えるメディアです。

ジョブメドレー公式SNS

会員登録がまだの方

  1. 1 新着求人や匿名スカウトが届く

  2. 2 転職成功で祝い金がもらえる

  3. 3 キャリアサポートを受けられる

無料で会員登録をする

LINEでも相談OK!

ジョブメドレーの専任キャリアサポートにLINEで相談できます! QRコード

@jobmedley

ジョブメドレーへの会員登録が
お済みの方はLINEで専任キャリア
サポートに相談できます。

インタビュー2019/05/10
【転職者インタビューvol.18】診療放射線技師14年目40歳/転職2回(総合病院→循環器専門病院→総合病院)

医療福祉業界で働く人の人生を掘り下げるロングインタビュー。第18回目は、神奈川県で働く診療放射線技師のEさん(40歳)です。一度は転職したものの、再びかつての病院へ戻ってきたその想いとは?

診療放射線技師・アイキャッチ


1.今回の転職経験者はこんな人

診療放射線技師・生い立ち

ー年齢と出身を教えてください。

年齢は今年で40歳。出身は福島なんですが、小学校5年生のときに両親が離婚し、母と一緒に群馬に引っ越しました。

今は妻と子ども2人で神奈川に住んでいます。

ーお母さんはどんなお仕事をされていましたか?

大学病院の医療事務でした。私が診療放射線技師になったのも、医療職の知識があった母のすすめがキッカケですね。

ーEさんは何回転職をされましたか?

転職は2回したんですが、2回目の転職は最初に勤めた病院へ再就職しました。

ーなかなか面白いお話が聞けそうですね。仕事のお話はまた後ほど聞かせてください。

2. Eさん(診療放射線技師・40歳)の生い立ち

診療放射線技師・イメージカット

2-1. 幼少期〜小学校時代

―幼少期はどんな子どもでしたか?

スカートめくりばかりしていたことを除けば、ごく普通の子どもだったと思います(笑)。

いたずらばかりして、親や保育園の先生にはよく怒られていましたね。

ー小学校にあがってからはどうでしたか?

先ほども少しお話しした通り、5年生のときに両親が離婚したんです。

「どっちについて行くか選びなさい」と両親に選択を迫られ、子どもながらに「この決断は人生を左右するぞ……」と慎重になった記憶があります。

結果として母について群馬に引越すことにしたんですが、理由は「仲のいい親戚が近くに住んでいるから」という、慎重になったわりには安直なものでした。

2-2. 中学校〜高校時代

―中学校生活について教えてください。

小学生のころから「中学生になったらサッカーをやるんだ!」って決めていたんですが、「陸上部は身長が伸びるよ」というあからさまな嘘に騙され、気付いたら陸上部に入部していました。競技は100m走と走り幅跳びを。

ー高校でも陸上部に?

いえ、高校では念願のサッカー部に入りました。ちょうどJリーグが始まったころだったので、世間的にもサッカーが大ブームの時期ですね。

ー高校は普通の進学校ですか?

そうです。勉強が本当に苦手だったんですが、私がいけるレベルで家からも近いからという理由で高校を選びました。ちなみに偏差値は38と、なかなかの低さでした。

2-3. 専門学校時代

ー高校卒業後はお母さんのすすめで診療放射線技師の学校へ?

そうですね。医療職なので将来的に安定していそうで、給料もそこそこ貰えそう。そして「診療放射線技師」という名前がなんかかっこよかったので。

ただ、そう決めつつもやる気が出なくて、2年間はだらだらとフリーターをしていました。

ー フリーター時代はなんのアルバイトを?

シロアリ駆除・工場・引越業者などいろいろと。

フリーター生活も1年経ったころに、そろそろ遊んでばかりいられないなと思い、残りの1年は予備校に通いながらバイトをしていました。なので結局バイト代のほとんどは予備校代に消えましたね。

学費を稼ぐために昼間は働きたかったのと、大学受験をする気力もなかったので夜間の専門学校に進学しました。

ー専門学校での生活はどんな感じでしたか?

朝7時に家を出て職場へ。夕方から学校へ行き、家に帰ってくるのは21時~22時くらい。そんな生活を週5~6日で4年間もやっていたら精魂尽き果てましたね。

もちろんそんな感じでバイトと学業を両立できている学生もいたんですが、私には苦痛でしかなかったです。いまみたいに普通に働いていたほうがよっぽど楽ですよ。

ー学校に通いながら何のお仕事をしていたんですか?

小規模の診療所で、診療放射線技師の補助のアルバイトをしていました。

業務内容としては撮影のポジショニングや体位の指示、写真の現像などです。ほかの学生と比べ、一足さきに医療に携わることができ、座学ではつかめない病態のイメージや現場の雰囲気を感じられてすごく有意義でしたね。

ー国家試験は1発合格でしたか?

それが、4年次の卒業試験に落ちたので留年してしまったんです。卒業しないと国家試験を受けることができないので、国家試験は5年目に受験しました。一応1発合格ではあったんですけどね。

実は4年生のときにバイト先の診療所から内々定を貰っていたんですが、卒業できなかったことでその話は白紙に……。さらにバイトも4年生までという話だったので雇用を切られてしまいました。

3.循環器の専門病院に就職

ーでは、最初に就職した病院はどのようにして見つけたんですか?

これぞ「ひょんなことから」って感じなんですが、合コンで知り合った男性がたまたま同じ専門学校の卒業生で、その人から働いている病院を紹介してもらいました。

自分でも学校に掲載されている求人などで探していたんですが、なかなかいい職場を見つけられず。

ーどんな職場でしたか?

循環器専門の病院です。業務はCT・RI・レントゲン・カテーテルといった検査がメインですね。

初任給は年2回の賞与を含めて年収360万円くらい。勤務時間は9時~17時で残業もほとんどなく、すごく働きやすい職場でした。

年間休日も130日くらいあったので、普通の企業より多かったんじゃないかな。


※用語解説

  • CT:放射線を照射し、肉体の断面を3次元的に画像投影する検査。

  • RI:薬を体内に投与し、薬が目的とする臓器や組織に集まったところでガンマカメラにより体外から撮影し画像に投影する。臓器の形状や、機能、代謝を確認することができる。
  • カテーテル:細長い管を心臓の血管に挿入し、造影剤を投与することでX線撮影する検査。血流を観察することができる。

ーそこには何年間働いていたんですか?

6年です。26歳で就職して32歳まで働いていました。

ー転職を考えた理由は?

ここの職場で働いていてもスキルが向上しないなと。

当時は職場全体として向上心があまりなく、モチベーションの低い雰囲気が漂っていたし、道標となるような尊敬できる先輩や上司がいなかったんです。このままこの職場にいたら、自分もダメになりそうだなと危機感を覚えました。

あと、ちょうどそのころに結婚したので、結婚を機に職場環境もガラッと変えたいなと思い。

4.総合病院への転職

ー転職活動はどのようにしておこないましたか?

選択肢としては2つあったんです。辞めてしまった医師からの紹介と、同じく一緒に働いていたけど辞めていった先輩の紹介で。

その先輩は人間的にも放射線技師的にもすごく尊敬できる人だったので、一緒に働きたいなと思い紹介してもらいました。

また、その紹介してもらった職場は大きめの総合病院で、自分自身のスキルアップにも繋がりそうだなと。

ちなみに医師から紹介された病院は、家から遠すぎたので断りました。

ー給料はアップしましたか?

いえ、かなり下がりました。辞めたときの年収が550万円くらいで、転職時は450万円に。なので、100万円近く下がっちゃいましたね。

ただ目先の給料は下がるけど、将来を見据えたときに、総合病院での経験は放射線技師として糧になるはずだと考えて転職に踏み切りました。

前の職場に比べ、実際に経験できる症例数は7倍くらい多かったですし、一緒に働く放射線技師の意識も高くてすごく勉強になることが多かったです。

ー7倍はすごいですね。その分忙しかったのでは?

それはもう。とても定時では帰れませんでした。だいたい毎日3時間は残業していたので、家に着くのは23時とかでしたね。

ー休日は週休2日でしたか?

シフト制で割り振られていたので、週によって違いました。年間で110日くらいだったと思います。

ー総合病院だと業務内容も結構変わりますか?

基本的にやることはそんなに変わらないんですけど、必要となる知識や技術が全く違います。

以前は循環器のみの単科だったんですが、こちらは総合病院なので頭から足まで全身を診なきゃいけないんです。ということは、それに応じて必要な知識やスキルも増えますよね。

ーその総合病院にはいつごろまでいたんですか?

去年の3月までいました。なのでこちらも6年間働いてたことになります。

ー冒頭でお話しされましたが、なぜもう一度最初の病院に戻ろうと決めたんですか?

すごく忙しくて身体的に辛かったというのもあるんですが、1番は人間関係で悩まされていたからです。

また、そのタイミングで以前の職場の上司に「戻ってきて若手を育ててくれないか」と声をかけられたことも大きいですね。

ーどのように悩まされていたんですか?

当時の私は主任で部下も20人ほどいたんですが、その中の一人に逆パワハラみたいなことをされていたんです。情けない話なんですが、その部下の機嫌を気にしながら毎日働いていました。

部下の中でも1番スキルがある人で、その分手に負えなかったです。

どこの職場にも嫌な人はいると思うんですが、彼はその中でも群を抜く性格の悪さだったと思います(笑)。

ー転職したのが1年ほど前ということは、第2子を身ごもったタイミングですか?

そうですね。ちょうどそのタイミングだったので、子育てと仕事で心身共に疲弊してしまって、妻にもすごく心配されました。

5. 再びかつての職場へ

ーかつて働いていた病院に戻るにあたって、待遇などはどうでしたか?

給料は年収で600~650万円ほど。賞与は年2回で計3ヶ月分です。

勤務時間や休日は以前働いていたときと同じでした。

診療放射線技師・給与明細

ー6年ぶりに戻られたわけですが、以前と比べ職場の雰囲気などは変わっていましたか?

正直に言うと、職場の雰囲気自体はそれほど変わっていませんでした。

ただ、私自身が転職を経験したことによってスキルが身につきましたし「後輩を育てよう!」というモチベーションが生まれたので、まずは自分の周りから変えていこうと考えました。

ー職場にはリーダー的なポジションで戻ったんですか?

実質はそうですね。肩書的には何もつかないのでヒラですが。

ー後輩を育てるにあたって、何か意識していることはありますか?

説教をしても、された側の気が滅入ってしまうだけなので、基本的に説教はNGだと思っています。なのでどちらかというと、褒めて伸ばしてあげたほうがいいのかなと。

ただ、ある程度指摘してあげたほうが伸びるタイプもいるので、そこの見極めは大事ですよね。

あとは知識や技術だけじゃなく「片付けや補助のような雑用も大事なんだよ」ということは口を酸っぱくして伝えています。偉くなってくると、そのあたりの仕事をやらずにおざなりになる人が多いので。

ー勉強会みたいなことも開いているんですか?

うちの部署には放射線技師が7人いるんですが、シフトによって休みの人、夜勤の人、日勤の人といるので全員が揃うことはまずないんです。

なので勉強会というよりは、一緒の勤務になった後輩に「こういう症例はこうしたほうがいいよ」など、実際の病態に沿ったアドバイスを中心におこないますね。

自分が若手のころは『先輩にきちんと教えて欲しい』という気持ちが強かったので、いまは自分が伝えられることはしっかり伝えていこうと思っています。スキルアップしていくことがモチベーションに繋がればなと。

いまは私が教えていますけど、そのうち自分から積極的に勉強しだすようになって、先輩後輩関係なくお互い教え合えたら嬉しいですね。

ー1年ほどそういう働きをしてきて、職場の雰囲気は好転しましたか?

半々ですね。まだ道半ばというところです。

ーいま転職を考えていますか?

いまは考えていませんが、こうして再び働かせてもらった恩を何らかの形で返し終えた場合は、もしかしたら……って感じですね。

ー診療放射線技師としての今後の展望はありますか?

直近の目標としては「CT専門技師認定」を取りたいです。自分のスキルの証明にもなりますし、後輩を指導する際には説得力も増しますしね。

それにCT検査はほとんどの病院でおこなっているので、もし仮に転職することになったとしても強みになるかなと思ったんです。

仕事・子育てと並行して勉強しているのでなかなか苦労していますが。

6.(番外編)生活・お金の話

ーではここからはプライベートのお話を聞かせてください

よろしくお願いします。

ーまずは、スマホのホーム画面を見せてもらってもいいですか?

えっと……どうぞ。

診療放射線技師・ホーム画面

ーよく使うアプリを教えてください

結構ゲームが好きなんですよね。今ハマっているのが「ロマンシングサガ リ・ユニバース」と「キングダム乱」。あとはマンガも好きなので「LINE マンガ」もよく使います。

ー平日の起床時間は何時くらいですか?

6時半です。寝るのは22時~23時くらいかな。もう、すぐに力尽きます。

ー最近の大きな買い物は?

車ですね。新古車で250万円くらいでした。

ーお小遣い制ですか?

はい。月4万円です。

ー月の固定支出とか教えてもらえますか?

妻が完全に管理しているので私はまったく把握できていないんです。すみません。

ー奥さんとの出会いはどちらで?

いまの職場です。と言っても最初に働き始めたときに知り合いました。

いまは辞めちゃったんですけど、当時は看護師でした。

ー奥さんは復職する予定などはあるんでしょうか?

いえ、いまのところは専業主婦でいる予定のようです。

子どもの手がかからなくなったら、復職する可能性もあるかもしれませんね。

ー何歳で付き合い始めたんですか?

27歳のときに付き合い始め、32歳で結婚しました。

ー休日の過ごし方は?

もっぱら子どもと遊んでます。あとは趣味で海水魚を飼っているので、その世話をしたりゆっくり眺めたり。

ーどういうお子さんですか?

上の息子は2歳。下の娘はまだ4ヶ月くらいですね。息子がちょうどいやいや期に突入しちゃって毎日大変です。

ーでは最後に、就職活動中の診療放射線技師さんにアドバイスをお願いします。

もし単科と総合病院で悩んでいる方がいたら、まずは総合病院に就職することをおすすめします。

そこからさらに転職を考えたときに、また違う総合病院へ行くのか。それとも自分の好きな分野を見つけ、その専門性を突き詰められる病院へ行くのか。総合病院で様々な経験を積むことで、そういう選択ができますよね。

最初から単科の病院へ就職した場合も、一度は総合病院での勤務を経験したほうがスキルアップに繋がると思います。他の分野も理解した上でひとつの分野を突き詰めるのと、そうじゃないのでは大きな違いがあると思うので。

ーどんな仕事でも様々な経験を積むことは大切ですよね。本日はありがとうございました!

関連リンク

職種とキーワードで求人を検索

×

キープしました!

キープした求人は『キープリスト』に保存されます。
キープリストの保存期間は2週間です。会員登録またはログイン
をしていただければ、その期間を越えてご利用できます!

無料で会員登録をする

Btn pagetop