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コラム2019/07/16
【2020年最新版】歯科医師の年収、就職先、国家試験、将来性などについて調査しました!

今回は歯の専門家「歯科医師」について調査。一般的な医師との根本的な違いから、開業医と勤務医との年収差、公務員としての働き方や国家試験の最新情報まで、歯科医師の気になるところを網羅しました。

歯科医師画像
 

1.歯科医師(歯医者)とは

歯科医師は、虫歯・歯周病の治療や、歯列の矯正、インプラント手術など、口腔内における健康の管理を行います。

こういった歯科医業を行えるのは歯科医師のみと、歯科医師法によって定められています。そのため一般的な内科医や外科医等とは違い、口腔内の治療に特化した医療職種といえるでしょう。

医学部を卒業した「医師」は、内科・外科・小児科・耳鼻科など様々な診療科目の選択肢がありますが、「歯科医師」には歯科の選択肢しかありません。

2.歯科医師の仕事内容

歯科医師の具体的な仕事内容として、歯の2大疾患と呼ばれる虫歯・歯周病に関する治療、入れ歯や差し歯の制作と装着、詰め物や被せ物、歯列の矯正や抜歯、治療にかかる保健指導や健康管理も行います。

そのほか、ホワイトニングをはじめとする審美領域やインプラント手術などの外科領域の処置も業務に含まれます。

またこれらの治療と並行し、正しいブラッシング方法の指導などのホームケア、そして予防のための定期検診なども歯科医師の重要な仕事です。

3.歯科医師の年収(給料)

3-1.開業医と勤務医、それぞれの年収

歯科医師とひとくちに言っても、開業医と勤務医では平均年収にも差が生まれます。厚生労働省による平成29年 医療経済実態調査(p28,273)では、それぞれ下記のように発表されました。

歯科開業医師の平均年収 style=

このように、開業医の実質的な収入は約1,200万円となります。

しかし、開業医の収益調査の注釈には『開設者の報酬となる部分以外に、建物、設備について現存物の価値以上の改善を行うための内部資金に充てられることが考えられる』とあり、収益差額の全てが直接的な収入となるわけではないので注意が必要です。

また以前インタビューをした、自費診療専門の歯科医院に勤務していたSさんは月収100万~200万円を得ていました。内訳としては最低保証給が30万円で、プラス歩合給というかたち。月によって振れ幅もありますが、勤務医の平均を大きく上回っています。

歯科技術に自信がある方は、こういった歩合制の給与形態も選択肢に入れてみてもいいかもしれません。

▼歯科医師Sさんの転職インタビューはこちらの記事をチェック!

【転職者インタビューvol.32】歯科医師6年31歳/転職2回(一般歯科→自費診療)

3-2.ジョブメドレーに掲載中求人の平均月給

では、ここでジョブメドレーに掲載中求人(2019年6月末時点)の月給と時給を見てみましょう。

正職員、契約職員、パート(非常勤)の各雇用形態の平均給与下限と平均給与上限を算出しました。

JM歯科医師の平均年収

4.歯科医師になるには

歯科医師は国家資格となっており、国家試験を受験するためには6年生の歯科大学や歯学部で必要なカリキュラムを修める必要があります。なので、まずは歯科大学へ入学することが必要です。

そのほか、国家試験の受験資格には以下のものもあります。

・歯科医師国家試験予備試験に合格し、合格後1年以上の診療および口腔衛生における実地修練を行った者

・外国の歯科養成校を卒業、または外国の相当する免許を取得し、その他条件と同等以上の学力や技術を所有していると厚生労働大臣に認められた者

しかし、上記のどちらも海外での歯科医師学校の卒業もしくは歯科医師免許取得を前提としたものなので、基本的には「歯科大学・歯学部の卒業」というルートになります。

point

  • 歯科医師国家試験予備試験とは
    →外国の歯科医学校を卒業した場合や、外国で歯科医師免許を取得している場合は、まずこの試験に合格する必要がある。

  
歯科医師の資格取得ルート

また注意したいのが、合格したからといってすぐに歯科医師として働き始められるわけではないことです。合格後、指定された研究施設や歯科診療所で1年以上の臨床研修を受けることでようやく歯科医師として働くことができます。

5.歯科医師の国家試験

5-1.国家試験の概要

2019年2月2日、3日に実施された第112回歯科医師国家試験は、一般問題が1問1点、臨床実地問題が1問3点という構成でした。

合格基準は以下の通り。

(1)領域A(総論)    58点以上/98点

(2)領域B(各論1~2) 116点以上/171点

(3)領域C(各論3~5) 126点以上/205点

(4)必修問題      64点以上/79点

※ただし、必修問題の一部を採点から除外された受験者は、必修問題の得点について総点数の80%以上となります。

5-2.国家試験の合格率等

第112回歯科医師国家試験の合格者数および合格率は下記の結果でした。

合格発表:2019年3月18日

受験者数:3,232人(2,000人)

合格者数:2,059人(1,587人)

合格率:63.7%(79.4%)

※()内は新卒者のみの割合

同年に実施された医師国家試験の合格率は89%(92.4%)、看護師が89.3%(94.7%)だったという結果から顧みると、歯科医師国家試験の合格率は低いといえるでしょう。

なお、近年の歯科医師国家試験の合格率と合格者数は下記グラフのように徐々に下がってきています。

歯科医師の合格率・合格者数

これは2006年に厚生労働省と文部科学省の取り交わしにより、歯学部の定員数の削減や、国家試験の合格基準の見直しが実施された結果といえます。それにより国家試験の難易度が上がり、合格率が徐々に下がってきているのです。

この政策の背景には、歯科医師の需給問題があります。

1960年中期、欧米文化の流入による生活環境や食生活の大きな変化により、虫歯患者が急激に増加し歯科医師不足が問題となりました。政府はその対策として歯科大学・歯学部の増設を図り、結果として医師不足は解消されて目標は達成されました。

しかし、一転して今度は歯科医師の過剰供給が問題となってきてしまったのです。

6.歯科医師の働く場所

6-1.歯科クリニック

2016年に厚生労働省が発表した「医師・歯科医師・薬剤師調査」によると、歯科医師の約85%は歯科診療所で就労しています。

さらにその85%の内訳をみると、内57%が開業医で、28%が勤務医という割合になっています。

また、前項であげた国家試験合格者数の減少などを背景として、歯科医師の平均年齢は高くなってきています。歯科クリニックで従事する歯科医師も例外ではなく、2016年時点の平均年齢は52.9歳となっています。

歯科クリニックの平均年齢

引用:厚生労働省/平成28年医師・歯科医師・薬剤師調査

6-2.病院(大学付属病院)

歯科大学や歯学部のある大学では、多くの場合は付属病院を持っており、1年の臨床研修を終えたのち、そのまま系列病院の医局に入ったり大学院に進学したりするというケースもあります。前項および下記グラフを見てわかる通り、歯科診療所に比べて平均年齢が若い背景には、こういった理由も影響しています。

また、大学付属病院では医療における研究が日々進められているため、最新の医療知識や技術を幅広く身に着けることができ

病院で働く歯科医師の平均年齢
 

引用:厚生労働省/平成28年医師・歯科医師・薬剤師調査

6-3.公務員

実は公立病院等で働く場合は公務員という扱いになります。公務員の歯科医師として働くためには、それぞれの採用選考を通過する必要があります。

また、公立病院以外にも厚生労働省や自衛隊などで働く歯科医師もいます。厚生労働省では「医系技官」、自衛隊では「歯科医官」と呼ばれ、それぞれとても有望な就職先ですが応募者も多く難関とされています。

point

  • 医系技官とは
    →広く人々の健康維持を目的とし、保険や健康にかかわる制度づくりを行う行政官
  • 歯科医官とは
    →自衛隊に約250名所属しており、各駐屯地や基地などの医務室で勤務する

7.歯科医師のやりがい

痛みや腫れなどに悩まされていた患者さんが、治療を経て「痛みがなくなった」「また美味しく食事ができるようにたった」と笑顔をみせてくれるときにやりがいを感じる歯科医師が多いようです。

また審美歯科や小児歯科など、それぞれの歯科領域でも違ったやりがいを感じられる様子。働く歯科医師の声をそれぞれピックアップしてみました。

自費診療専門医院で働くSさん

最初の2年半は一般的な歯科医院で働いていたんですけど、わたしは口腔内に銀歯を入れることに抵抗があったんです。

やはり見た目もあまり綺麗ではないし、歯のクリーニング中、銀歯によって歯が黒ずんでしまっているところも目にしていたので、「患者さんにとってベストな治療ができていないな」という思いがありました。

なので、銀歯をセラミックなどに変えるメタルフリーの治療を行なっている自費診療の歯科医院の常勤になり、患者様一人ひとりにじっくりと向き合い、時間をかけて全顎的に治療をしていました。

結果、患者様も見た目が綺麗になったという変化をとても喜んでくれ、今では家族のようにお付き合いさせていただいている方もいるんです。

【転職者インタビューvol.32】歯科医師6年31歳/転職2回(一般歯科→自費診療)から一部抜粋

キッズデンタルパーク院長 後藤沢子さん

子どもの成長にかかわれるのが小児歯科のよいところ。最初は慣れなくても心を開いてくれる瞬間があり、それがとてもうれしいですね。

またこのあいだまではできなかったことが今はできるようになった、という感慨を覚えることも多く、大きな喜びになっています。

『歯科医師になるには/笹田久美子 著』より引用

8.歯科医師の将来性

現状、歯科医師および歯科診療所の数は過剰供給状態だともいわれています。以前編集部が行った調査では、歯科医院の数はコンビニよりも多いという結果も出ており、「このまま歯科医師が増え続けても大丈夫なの?」と、心配に思う方も多くいるかもれません。

参照:その数コンビニ以上!歯医者は本当に飽和状態なのか調査してみた


ですが、厚生労働省の医療施設動態調査によると、歯科診療所数はここ10年ほぼ横ばい状態です。また国家試験の合格者数は年々減り、『7.歯科医師の働く場所』でも触れたとおり歯科医師の平均年齢は上がり続けています。

これらの要因から、現場では歯科医師が不足し、就職に関しては売り手市場となる一方で、歯科診療所の経営者は採用困難な時代となりそうです。

歯科クリニックの施設数推移
 

引用:厚生労働省/平成28年医師・歯科医師・薬剤師調査

また近年、虫歯の患者数および喪失歯の数は下がり続けています。これは人々の歯に対する関心が高くなってきているためと考えられ、今後は訪問歯科や予防歯科・審美歯科などのニーズが高まっていくことが予想できます。

う病を持つ者の割合の年次推移
 

引用:厚生労働省/平成28年医師・歯科医師・薬剤師調査

9.最後に

いま日本においては「歯科医師数は過剰」という認識が広まりつつあります。しかし一概には、そういえないかもしれません。

2016年時点での歯科医師の年齢分布は下記グラフのようになっており、50歳~59歳が最も多い層となっています。つまり、このままいくと2025年~2030年頃にはこの層が大量に引退すると予測され、特に地方自治体では歯科医師不足となることもあり得ます。

また、かつては「虫歯治療のための歯科医師」というニーズが高かったとみられます。しかし、今後はインプラントやホワイトニングなどの自由診療のニーズ、加えて高齢者の増加による訪問歯科のニーズが増えていくと予想されています。

歯科医師としては、こうしたニーズを捉え、時代の潮流に乗っていくことが重要なポイントとなりそうです。

歯科医師の平均年齢


これらのことから今後の歯科医師業界は、さらなる売り手市場となる可能性も十分に考えられます。現在、ジョブメドレーでは3,500件を超える歯科医師求人が掲載されており、過去1年で500件以上も増えました。歯科医師としての就職・転職をお考えの際はぜひご覧になってみてください。


<歯科医師の転職体験談もチェック!!>

「なるジョブ」転職者インタビューvol.32

【転職者インタビューvol.32】歯科医師6年31歳/転職2回(一般歯科→自費診療)




参考文献

笹田久美子『歯科医師になるには』 ぺりかん社

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