
「子ども達が楽しんでくれることが1番です」

ーまず、簡単なプロフィールをお願いします。
和田さん:「HOPPA唐崎駅」で保育士をしている和田です。
新卒でHOPPAに入社し、今年で4年目になりました。
ー保育士をこころざしたきっかけを教えてください。
きっかけは中学校の職場体験ですね。なんとなく保育園での職場体験を選んだら「保育園ってすごく楽しい!」って感じたんです。
私は親戚がすごく多いので、昔から小さいこども達の面倒を見てきたことも影響しているのかなと。
ーHOPPAで働くことを決めた理由はなんですか?
短大で実施された説明会がきっかけです。
社長が直々に来てくださったんですが、HOPPAの特長である「知育タイム」や「イングッリッシュタイム」を紹介されて、「こんな保育があったんや!」って衝撃を受けたのを覚えています。
カリキュラムが実際におこなわれている様子を動画で紹介されたりもして、こういう形で子どもの成長に関われたらすごく楽しいだろうなと。
ーその頃に理想としていた保育士像などはありますか?
お恥ずかしい話なんですが、まったく考えていませんでした(笑)。
そのころは保育士の仕事を「子ども達と一緒に楽しく遊ぶ仕事」くらいの認識だったので、ほかの保育士さんのような立派な保育観などもなく……。
主任や先輩方に聞かれると怒られそうですね。

ーそういった楽しいイメージを持って保育士デビューをして、働き始めてからギャップを感じる部分などはありましたか?
正直、それほどなかったですね。
もちろん時期によっては「忙しいなあ」と感じたりはするんですが、私の性格が「なんでもどんとこい!」という感じで、あまり悩まないタイプなので。
あ、でも入社した当初は「先輩ちょっと怖そうな人やな!」と思ってましたね。それでも入社半年くらいで打ち解けて、すぐに仲良くなれました。
ーそれ、いま暴露しちゃって大丈夫なんですか?
大丈夫です。当時から、本人にも「先輩、怖そうに見えますよ!(笑)」って直接言っていたので。
ー先生同士、仲が良いんですね。ちなみにHOPPA唐崎駅がオープンする前はどちらの園で働いていたんですか?
唐崎に来る前は神戸で2園経験してきました。
ひとつ前の園は、唐崎と同じく新園のオープニングスタッフとして園づくりに関わってきました。
私の場合はなぜか新園ばかりで働いているんです。
ー園づくりのエキスパートですね。転勤はご自分の希望ですか?
自分の希望で園を移ることもできるんですが、私の場合はいずれも会社からの打診ですね。
「今度新しい園がオープンするから、そこの園づくりを手伝ってみないか?」と。
ー転勤の打診を断ることもできるんでしょうか?
辞令ですので、基本的には会社の意向にそう形になります。
私の場合は、保育士としての幅を広げるために転勤の話を受けさせてもらいました。
神戸の園は小規模だったので、大きな園で経験を積むことで保育士としても成長できるかなと。
ーHOPPA唐崎駅に園児は何人くらいいるんですか?
0〜5歳児までを受け入れていて、今は全部で60人くらいですね。ただ、いまは5歳児さんがいないので来年にはもっと増えます。
神戸の園は20人規模だったので、単純に3倍ですね。

HOPPA唐崎駅:保育室の様子
ーHOPPA唐崎駅に先生は何人いらっしゃいますか?
正職員は園長・主任を除いて10人です。パートの先生も含めると15人。そこに調理師さんもいます。
ーHOPPAさんの特長である「知育」と「イングリッシュ」のカリキュラムについて詳しく教えてもらえますか?
知育タイムは簡単に言うと「楽しみながら国語や算数の土台となる“かず”や“ことば”を学ぶ時間」といった感じでしょうか。そのほか巧緻性(こうちせい)を育むことにも力を入れています。
それぞれ30分程度の時間、みんなでお椅子に座っておこないます。
小学校にあがれば、椅子に座って先生のお話を聞かなければいけなかったり、たくさんのクラスメイトとコミニュケーションをとったりする必要があるので、そのための準備ですね。
そういった社会性の素地となる部分を、楽しみながら身につけてもらいたいなと思っています。

ー知育タイムでは、例えばどんなことを学べるんでしょうか?
毎日、少しの時間を継続しておこなうので、季節に関する言葉であったり、ひらがなや数字、ひも通しなど様々なことをゆとりをもって学ぶことができます。
強制的に学ばせるわけではなく、あくまでも自主的に楽しく学べるような環境にしています。
また2020年の4月からはプログラミング教育も取り入れることに決まっているんです。
ーイングリッシュタイムとはいわゆる「英語の時間」ですか?
そうです。ネイティブの先生がレッスンをするんですが、内容としては英語のお歌をうたったり、簡単な英会話をしてみたり。
小さい頃から本格的な英語に触れることで、聞き取り能力を育み、英語に対する抵抗感をなくしていくという目的です。

HOPPA 唐崎駅のレッスンはクリフ先生が担当
ー園での1日の流れを教えてください。
だいたい、このような感じです。

9時から始まる朝の会では知育タイムも兼ねています。
また、うちの園では午前中の設定保育が10時半くらいまでなんですが、その後30分ほどイングリッシュタイムがありますね。
ー残業や持ち帰りのお仕事はありますか?
残業はほとんどありません。
持ち帰り仕事もほとんどありませんが、1日のデイリーをきちんと考え実行したり、児童案などは丁寧に一人ひとり大切に記入しています。
子どものことが好きだからこそ、頑張ろうと思えます。
ー年間行事はどんなことがおこなわれますか?
大きな行事としては運動会とクリスマス会ですね。
この園はまだ1年目なので運動会は来年から実施予定なんですが。
クリスマス会では、子どもが出し物をしたり、ネイティブの先生がサンタさんの格好をしてプレゼントを配ったり。毎年子ども達と一緒に盛り上がっています。
あとは季節に応じてお花見や節分を楽しんでいますね。
ちょうど先日はハロウィンの仮装をして、みんなでお散歩に出かけてきました。
HOPPAの年間行事カレンダー

ー園によっては「行事準備の負担が大きい」という話も聞きますが。
HOPPAはそんなことないと思います。
「先生が疲れ切っていたら子ども達も楽しめないよね」という会社の方針で、保育士に過剰な負担がかからないように配慮してくれています。
行事の準備もお仕事のひとつなので、楽しみつつも子ども達の成長をイメージしながら取り組んでいます。
ーお休みは取りやすい環境ですか?
すごく取りやすいです。
私はディズニーランドが大好きなので、有給をもらっては夢の国へ出かけています。
ー ディズニー好きなんですね! 園内の雰囲気はどんな感じですか?
職員はみんな仲良しですし、なんでも相談しやすい環境です。
主任もすごく優しいので、困ったことがあればすぐに相談に乗ってもらいます。
主任のことを心の中では「カウンセラー先生」って呼んでます(笑)。

ネイティブの先生も交えた懇親会の様子
ー和田先生が理想としている保育はありますか?
こう言うと語弊がありそうなんですが「叱らず褒めつづける保育」です。
もちろん悪いことをしたら注意しないといけないんですが、理想としてはそうなる前に対処をする。
ダメな行動を取る前にブレーキをかけてあげられるような、もしくは自分でダメなことだと判断できるような子になれるよう、寄り添って保育をしていきたいと思っています。

ーでは最後に、新卒時代の自分に声をかけるとしたら?
「保育の種をたくさん持っておくといいよ!」と言いたいです。
ー「保育の種」ですか?
手遊びや歌などなんでもいいんですが、そういった「保育の引き出し」を増やしたほうがいいよ! と。
やっぱりそういう知識は多ければ多いほど、自分の保育の幅も広がるし子ども達も楽しんでくれるので。
いまは動画サイトにもたくさんアップされているので、新人の先生は息抜き感覚でそういった動画を観ることをおすすめします。
ー「保育の種」。いい言葉ですね。

HOPPA 唐崎駅:外観
本社・人事担当の方に聞いてみました!

Q1. HOPPAの保育理念を教えてください。
「ひとりひとりを大切に」「主体性を大切に」という保育理念のもと、日々運営しています。
日々の保育が子ども達の人格形成に大きく影響するため、月齢や年齢で子どもへの関わり方を画一的に決めるのではなく、子ども一人ひとりに合った保育方法や関わりを大事にしています。
また、乳幼児期の子ども達は無限大の可能性を秘めています。
その可能性をできるだけ引き出す事を目的とし、楽しみながら学べるイングリッシュタイムや知育タイムを保育に取り入れています。
子ども達は、何事も楽しんで取り組む事によって「生きる力」そのものを獲得していくと考えています。
Q2. 職員の研修や教育体制について教えてください。
3ヶ月に1回程度、定期的に全体研修をおこなっています。
また毎年3月には入社前研修をおこない、危機管理マニュアル、アレルギー対応などについて学んでもらえます。
新年度を迎えるにあたり、新人研修等さまざまな研修をおこなっており、会社全体で知識を深めるので未経験の方やブランクのある方でも安心して入社いただけます。
Q3. 会社全体でおこなうイベントなどはありますか?
年に一度、京進の保育園グループの社員約650名(2019.4時点)が集まる表彰式が開催されます。
壁面コンテストや保護者アンケート賞、知育マイスター等日々の職員の方々の頑張りを称えます。スタッフ同士の絆も深められ、感動を呼ぶような1シーンもある一大イベントとなっています。
こういったイベントや日々の研修では、自園だけでなく他園の先生とのコミュニケーションを取れるのも魅力のひとつです。

表彰式の様子
Q4. HOPPAではどういったキャリアパスをのぞめますか?
ご本人の経験・資質・希望などに応じて、柔軟なキャリアパスを用意しています。
例えば一般保育士で入職し、20代で施設長になられた方もいます。
エリアによっては様々な形態の保育園(小規模と認可保育園)を運営していますので、キャリアチェンジをして新たな環境で視野を広められたり、なかには保育士から本社スタッフになったりする方もいます。
また産休・育休からの復帰率は8割と、女性が長く腰を据えて働ける環境があります。女性の管理職も多い中、入職してから自分自身で様々なキャリアビジョンを描ける事もHOPPAの特長です。
Q5. 保育士さんの年齢層はどれくらいですか?
20代が一番多くて52.7%、次いで30代が21.3%、40代が15%、50代が9.5%という割合になっています。

ー以上になります。本日はありがとうございました!