*本記事は看護師向けコミュニテイ「カンゴトーク」および介護職向けコミュニテイ「カイゴトーク」内でのアンケート結果、お悩み相談をもとに作成しています。
Q.面会制限の変化は?

感染対策のため、病院や介護施設では厳しい面会制限が設けられてきました。しかし5類への移行を受けて、看護・介護どちらも約半数の職場で「制限が多少緩和された」ことがわかりました。
これまでは面会禁止、もしくは窓越しの面会だったところから、時間や人数に制限はありながらも対面での面会が解禁されたところが多いようです。
さらに「完全にコロナ以前に戻った」「もっと前から緩和されています」の合計は、看護9.8%、介護16.1%という結果に。
一方で、「まだ厳しい制限を設けたまま」と回答したのは看護19.2%、介護15.2%でした。職員や利用者(患者)からは「5類になったのに」という意見が目立ちました。
Q.業務量の変化は?

5類移行によって業務の進め方も変わってくるなか、業務量に変化はあったのでしょうか。看護では47.0%、介護では59.6%が「変わらない」と回答しています。
コロナ対応そのものは減ったとしても、面会制限の緩和により家族対応が発生したり、外出制限が解除され付き添いが必要になったりと、5類移行に伴い新たに発生した業務も少なくないようです。
また、発熱外来の設置など移行前から変わらない業務もあり「終わり時が見えない」という声も見られました。
Q.プライベートでの行動制限は?

5類移行後のプライベートでの行動制限について聞いたところ、「とくにアナウンスされていません」が3〜4割を占めました。アナウンスがないことを「これまでと変わらない行動を求められている」と暗黙の了解として受け取っている人が多いようです。
続いて多かったのは「緩和されたが一部制限も残ったまま」が約3割でした。「会食は少人数ならOK」「外出時のマスク着用を推奨」など、引き続きできる範囲での感染対策が求められているようです。
「完全に撤廃された(制限なし)」は約1〜2割。職員・利用者ともに外出や会食などの制限が解除されました。また、なかには「移行前からとくに制限はなかった」という声も。
一方、少数ではありますが看護・介護ともに1割弱が「移行前と変わらず厳しい制限のまま」と回答。「外出時のマスク着用義務」「県外への外出時には届け出が必要」など、引き続き徹底した感染対策や報告が求められています。
相談コミュニティ「カンゴトーク」「カイゴトーク」
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