保育士の働き方の中で人気の高い「病児保育」ってどんなお仕事?
今、注目のお仕事に「病児保育」があります。お子さんが急に熱を出して、大事な会議に出席できなくなる。そんな事態は働くお母さんの誰もが経験したことでしょう。「病児保育」は病気でいつもの保育所にお子さんを預けられない時に、保育士が自宅を訪れて保育する「訪問型」と、病児保育専用の施設でお子さんを預かる「施設型」の2種類があります。自分の子どもの病気をケアした経験のあるお母さん保育士にもピッタリです。
健康なお子さんにも対応できる「訪問保育」というお仕事!
在宅で保育のサービスを毎日受けたいというお客様のニーズに応えて「訪問保育」と言う形のお仕事もあります。この場合の就業先は、訪問保育の会社。お家の方とお仕事の細かい約束事を決めて保育士として働くことができます。お家の中には見られたくないものや入ってほしくない場所がありますし、そうした注意ごとを初めにきちんと決めておくことが、気持ちよく働くうえでは重要です。さらに保育士として雇われているので「家事代行」ではないことをよく理解してもらうことも大切。訪問保育は見守るお子さんが少数で目が行き届きやすいのが利点です。
自分の家を職場にして働く「在宅保育」と言う働き方も人気!
自分にも保育が必要なお子さんがいる場合、在宅保育を行うのも一つの手です。お子さんも他のお子さんと接することで社会性を身に着けることができます。ただ大切なのはお子さんを預かるスペースづくり。危ないモノのない広い空間を確保しましょう。また、家族の理解も必要。自分の目が届く範囲のお子さんの数をきちんと把握しておけば、適正かつ余裕のあるケアを提供することができます。また家にスペースがない場合は、場所をレンタルするという方法もあります。
働く場所が広がる保育士業界、「企業内保育室」での仕事もアリ!
女性の社会進出が当たり前になった現代、妊産婦や乳児を抱えた女性の社会復帰を真剣に考えている企業も多くなってきています。そんな企業では社員のお子さんを預かる保育ルームを社屋に併設している場合も少なくありません。そうした保育ルームでの就業も保育士の選択肢の一つです。また、病院でも保育ルームを持っていることもあり、看護師さんや女医さんのお子さんをケアしています。看護師さんにしろ女医さんにしろ職場復帰と育児の両立は大変難しいと言われています。そんな中で保育士が職場でお子さんを預かるなら、誰もが安心して働くことができます。
地域で保育を考える新しい時代がきています!
横浜市のように市が中心になって保育所を増やしている地域では、新設の保育所が人気を集めています。保育所の立ち上げの段階から保育に関わることができるのが、その理由です。また新旧問わず大切なのが園長をはじめとする人間関係。人間関係がギクシャクすると子どもにも悪い影響を与えます。ですから保育士として就職する場合は、仕事を得ることだけでなく、そこで何年も働く自分をイメージできるかを大切に考えると良いでしょう。今保育士には多様な働き方があり、選ぶのが大変なほどですが、自分に合った働き方を選んでいきたいものですね。