理由第3位「人柄と適性」が向いていない
看護の現場はレスポンスの速さが求められます。平たく言うと、てきぱきと働けることが求められるのです。看護助手も医療職として患者さんのケアをする職業。患者さんの不快な状態や苦しい状態を手早く処置する必要がありますし、機転を利かせて看護師に相談する必要もあります。そんなお仕事をするのに、面接でハキハキと答えなかったり、思案する時間が長かったりすると、適性がないと判断されて不採用にされてしまうことが多いようです。機転の利く、てきぱきとした人柄をアピールすると採用の可能性も高くなります。
理由第2位「経験と能力」が不足している
看護助手は、特別な資格を必要としないお仕事です。けれども看護の現場では即戦力を求めている場合も少なくありません。そのなかで全くの未経験は能力的に不利と判断されやすく、不採用になる確率が高くなります。その対応策として有効なのは、「看護助手能力認定試験」。これを受けておくと、看護助手に必要な知識やスキルに対しての素地があると判断され、未経験でも採用されやすくなります。どこの職場もそうですが、未経験可であっても経験のある能力の高い人を雇用したいという気持ちは強いものです。ですから客観的に能力を証明してくれる「看護助手能力認定試験」は分かりやすい判定基準になります。
理由第1位「面接に行かない」「応答しない」
にわかには信じられませんが、面接をすっぽかしたり、質問に答えないなど、社会人としてのマナーにかけた態度をとるというのが、1番の不採用の理由です。こうした態度をとる人は、看護助手という誠意を必要とするお仕事には適性がないと思われますから、不採用になっても当然といえるでしょう。もちろん、第一志望の仕事が受かってしまい、面接を受ける必要がなくなったとしても、こうした態度は問題外です。きちんと礼儀正しくお断りしお詫びするのが基本です。
看護助手として採用されるには責任感と誠意が大切
看護助手は資格がいらないとはいえ、患者さんに入院生活を快適に送っていただくため、ケアを行う重要なお仕事です。人の命に関わる部分もあるため、責任感も必要です。でも何より大切なのは誠意といえるでしょう。真心から患者さんの身になってケアできる心がなければこのお仕事は務まりません。もちろんスキルも大事です。患者さんが不快な思いをしないようにお食事や排せつの補助をするには技術も必要です。でも何をするにしても患者さんを第一に考えることのできる誠意が大切なのです。