
フルタイム勤務でなくても歯科助手として働ける
一般的に歯科助手に求められている勤務形態はどのようなものでしょうか。一般的に求められているのは、正社員として週5日・8時間フルタイムの勤務です。それでは、家事、育児など家庭と仕事を両立させ、週3日だけ働きたい方や土日休みを希望される方、あるいは時短で1日4時間だけ働きたい方の就職は難しいのでしょうか?いえいえ、ご安心を。歯科助手の人員不足の中、フルタイム以外にもシフト制や夜勤、時短勤務など、歯科医院によってさまざまな勤務形態が増えています。
採用に有利な歯科助手の働き方は?
歯科助手として採用される場合に最も有利なのは、就職を希望する歯科医院の勤務形態に沿った勤務のできる方です。特に、歯科医院の数が増えすぎた昨今ではお互いの競争が激しいこともあり、できるだけ余分な出費を抑えたいと考える医院も増えています。こうしたところでは、フルタイム勤務よりも忙しい時間帯だけ時短勤務で働いてくれる方が有利になります。
また、歯科医院のロケーションもさまざまです。たとえば、住宅街にある歯科医院の場合には、平日だけでなく土日勤務にも対応できる方が有利です。一方、オフィス街の歯科医院には、平日の昼休みや終業後の17時から19時前後に多くの患者さんが集中して来院します。この場合は、土日休みで平日の繁忙時のみ時短勤務できる方がより有利になります。
自分の希望と勤務条件の折り合いをつけよう
高齢化が進み、訪問診療など歯科医院の役割も多様化しつつある現在、歯科助手不足は慢性化しています。売り手市場の歯科助手ですから、たとえフルタイムで働けなくても求人はかなり多いはず。土日休みが希望の方は、オフィス街の歯科医院に通勤可能であればその希望は満たされますし、会社帰りの17時から20時くらいまでの夜間募集もあります。マイカー通勤可、託児施設ありなど、より働きやすい環境を提供する歯科医院も増えています。
大切なのは、自身の希望と歯科医院の求める条件との折り合いを、どのようにつけていくか。たとえば時短勤務を希望される方は月数回なら夜勤も可、土日休みを希望される方は月に1回程度の土日出勤ならOKというふうに、条件を少し変えるだけでチャンスが広がります。面接時にお互いの希望と条件をよく話し合ってみてはいかがでしょうか。