目次
1.未経験・無資格可の求人は多い
医療・福祉・ヘルスケア・美容の仕事と聞くと国家資格や専門性の高い経験が必要というイメージが先行し、未経験や無資格では就職が難しいと思われるかもしれません。しかし、資格や経験がなくても挑戦できる求人がたくさんあります。未経験・無資格可の仕事には、事務系の仕事から技術を習得できるものまでさまざまです。
2.未経験・無資格でもできる仕事
ジョブメドレーでは医療・保育・介護のほかヘルスケアや美容に関する求人を取り扱っています。その中で、無資格・未経験でできる職種は以下のとおりです。
慢性的な人手不足に悩まされる医療業界。医師の働き方改革を推進する動きもあり、看護師や歯科衛生士などの有資格者の補助業務をおこなう看護助手や歯科助手の仕事にはニーズがあります。また、医療事務、調剤事務はコミュニケーションのスキルが歓迎されるため接客経験がある人は優遇されることも。
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未経験・無資格でも可としているところは研修制度が充実している傾向にありますので、施術できるか不安という人は一から丁寧に教えてくれるところを選ぶと安心です。
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ヘルスケアや美容分野ではお客さんと多く接するため、接客経験があれば優遇されるところもあります。ネイルやエステティック、メイク技術、トレーニング指導などは入社後に研修が設けられている事業所も多いため未経験でも挑戦できます。
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3.未経験・無資格の転職メリット・デメリット
資格取得の費用や期間がかからない
資格の取得には、どうしてもお金と時間がかかってしまいます。しかし、未経験・無資格可の仕事であれば資格を取るための時間や費用は発生せず、興味があればすぐに挑戦できる点がメリットです。
また、事業所によっては入職後の資格取得を支援してくれるところもあるため、まずは無資格で入職し、自分に合っていたら職場の制度を活用してキャリアアップする道もあります。
給与や雇用形態に違いがあることも
一方デメリットとしては、有資格者よりも給与が低かったりパート採用のみなど雇用形態が限られたりすることが挙げられます。
4.無資格・未経験で転職した人が重視したこと
ジョブメドレーを使って無資格可・未経験可の仕事に就いた人に「仕事先を探すうえで重視したこと」を聞いたところ、第1位に「勤務先が近い」続く2位に「正職員での採用」そして3位に「希望する仕事ができる」という結果でした。
通勤時間が長いと、やはり負担に感じるもの。雇用形態に関わらず勤務地の近さは重要視されているようです。また、無資格・未経験であっても自分のやりたい仕事ができるかどうかを重視している人も多いようです。
5.仕事の探し方と転職の流れ
未経験・無資格可の仕事に就くために、まずは仕事の探し方と転職の流れを把握しておきましょう。
STEP1|情報収集・自己分析
これまで経験がない業界や職種に応募するときは、求人に記載の業務内容について事前に調べておくと安心です。面接でも「なぜ未経験でこの業界を選んだのか」について聞かれる可能性があります。これまで経験した業務においてどのような経験をしスキルを得たのか振り返ってみましょう。
さまざまなスキルや経験があっても、応募先企業が求める人物像に合っていなければ評価されない可能性もあります。異業種であってもこれまで得たことと応募先が必要としているスキルの共通点を探すと良いでしょう。
自己分析の手順はこちらの記事で解説しています。
>自分にぴったりな仕事を探すコツとは? 自己分析から求人の検索条件を見つけよう!
STEP2|履歴書・職務経歴書の作成
求人に応募する際に必要となる履歴書や職務経歴書。これまで経験してきた業種が異なる場合でも、志望動機や自己PRでアピールすることができます。
先ほどの自己分析を踏まえ、これまで身に付けたスキルや経験が次の職場でどう活かせるのか具体的に記載すると事業主側も入職後の活躍がイメージしやすくなります。
とくに応募先から指定がない場合、履歴書はパソコン、手書きどちらでも構いません。自分に合った方法で丁寧に作成しましょう。
なお、ジョブメドレーではスマホだけでも履歴書が作れます。
>スマホでOK! ジョブメドレーで履歴書を作成・提出する方法
履歴書を書くポイントは以下の記事で解説しています。
>履歴書の書き方の基本! 志望動機のポイントや職種別の例文も紹介
STEP3|求人探し・応募
次はいよいよ求人探しです。未経験・無資格で応募する場合、検索条件でこれらの項目を選択して探していきます。
ジョブメドレーでは「特徴から選択」を選び、「無資格可」「未経験可」にチェックを入れて検索すると該当する求人が表示されます。また、上記以外にも「勤務地の近さ」「雇用形態」など希望する条件を絞って選ぶと、入職後のミスマッチを減らせます。
求人探しの詳しい操作方法はこちらをご確認ください。
>ジョブメドレーを使って求人を探し、応募するには? 操作方法を解説
STEP4|面接を受ける
応募後、書類選考を通過したらいよいよ面接です。想定される質問に対しての回答を準備します。また、前職の退職理由などがたとえネガティブな内容であっても「やりたいことが見つかった」「よりスキルアップをはかるため」などポジティブな理由に転換して伝えると良いでしょう。
面接でよく聞かれる質問と回答例は以下の記事で解説しています。
>質問回答42例! 医療・介護・保育・福祉業界の面接対策マニュアル
また、いわゆる「逆質問」がないか聞かれることもあります。熱意や関心の強さが伝わるよう、いくつか考えておきましょう。
逆質問の例はこちらの記事でご確認ください。
>面接時、最後に聞かれる「あなたからの質問」に対するいい対応法
STEP5|内定獲得
内定が出たら、承諾の前に労働条件を確認しましょう。求人票や面接で聞いた内容と食い違っていないか、どのような条件で働くのかを確認し入社後のミスマッチが起きないようにします。
労働条件通知書には、勤務形態、就労時間、給与、雇用形態などが記載されています。採用通知後に事業所から送られてこなかったら、直接申し出てみましょう。
労働条件の詳しいチェックポイントはこちらの記事を参考にしてみてください。
>労働条件とは? 内定が出たら必ず確認すべきポイントを解説!
労働条件の内容や他社の選考状況によっては、承諾を保留したい場合や辞退したい場合もあると思います。承諾や保留、辞退に関する詳細は以下の記事を参考にしてみてください。
6.未経験・無資格で内定を得た人の面接対策
未経験・無資格で内定を獲得した人が、面接前におこなった対策を紹介します。
事業所のウェブサイトがある場合、実際に働いている人の声などが掲載されていることもあります。面接対策に活用できますので、ぜひチェックしてみましょう。
医療事務の履歴書の書き方・志望動機・面接対策はこちらの記事もチェック!
>【実例あり】医療事務の履歴書の書き方・志望動機・面接対策をまとめました
事業所によっては選考内容が事前に共有されることも。その場合は、あらかじめテキストなどで予習し対策してから臨みましょう。
介護職の履歴書の書き方・志望動機・面接対策はこちらの記事もチェック!
>【実例あり】介護職の履歴書の書き方・志望動機・面接対策をまとめました
業界や応募先の職種に対する積極的な質問は好意的に捉えられることも。業界や業務内容に関係する質問をすれば、関心の高さが伝わります。
エステティシャンの履歴書の書き方・志望動機・面接対策はこちらの記事もチェック!
7.未経験・無資格可の仕事に挑戦してみよう
少子高齢化による生産年齢人口の減少や、日本の人口の3人に1人が65歳以上になる2030年問題も間近に迫り、医療や福祉分野における人材確保が急務とされています。また、同分野における有効求人倍率は全産業と比べても高い水準で維持しており、慢性的な人手不足の状態です。
有資格者の負担を減らし、専門性の高い業務に集中できるようタスクシフト・シェアが進められているところも少なくありません。
転職活動では以下のポイントを押さえて、未経験・無資格可の職種に挑戦してみてはいかがでしょうか。
未経験・無資格可の職種に転職するポイント
- ミスマッチを防ぐためにも、事前に応募先企業の研究をする
- なぜその業界・職種を選んだのか伝えられるようにする
- これまでの経験やスキルがどう活かせるか考える
- 不安があれば研修・教育体制が整っているところを選ぶ
- 入職後の活躍をイメージしてもらえるよう自身の強みと熱意をアピールする