目次
英語だけでなく「自分力」を育むバイリンガル幼児園
「Good morning!」「Great job friends!」
教室に子どもたちと先生の英語と笑い声が飛び交います。
東京都三鷹市にあるKids Duo International(KDI)は2歳〜6歳までの子どもを対象としたバイリンガル幼児園です。この園では、英語だけを話すネイティブの先生と、日本語と英語を話すバイリンガルの先生の2人体制でクラスを受け持っています。
KDIの教育理念は、英語・知育・運動・職業体験など、子どもたちが楽しみながら成長できるカリキュラムを通じて、社会で“輝く場所”を創り出す力、「自分力」を育てることです。

またKDIでは、保育業務の経験や英語教育の経験がない人でも、安心して働ける環境づくりに力を入れています。
今回は、新卒入社3年目のバイリンガル保育士の細井先生と、中学卒業程度の英語レベルから中途入社し、子育てと両立して働く保育士の芝宮先生に、KDIで働く魅力について伺いました。
話を聞いた人
バイリンガル保育士
細井 なぎさ 先生
新卒入社3年目。1年目に保育補助として経験を積み、2年目にバイリンガルスタッフとしてクラスの担任を務める。入社後に保育士資格を取得し、現在はバイリンガル保育士として4歳児クラスの担任を務める。
保育士
芝宮 雪子 先生
4年間勤めた保育園を退職後、介護業界へ転職し約10年間老人ホームに勤める。2023年、施設の閉鎖をきっかけにKDIへ入社し、現在は子育てをしながら、3歳児クラスの担任を務める。
未経験からバイリンガル幼児園への挑戦
──おふたりは保育園や幼稚園ではなく、なぜバイリンガル幼児園のKDIで働こうと思ったのでしょうか?

私は中学生のころから英語が好きで、「いつか英語を使う仕事に就きたい!」と考えていました。子どもも好きだったので、高校卒業後は子どもたちに英語を教える先生を目指して、児童英語教育が学べる専門学校に進学し、卒業後に新卒でKDIに入社しました。
入社前は、英語だけで教育をおこなうことにハードルを感じていたので、KDIのバイリンガル保育士に興味を持ったんです。

私は前職で介護施設に勤めていたのですが、その施設が閉鎖することになり……。40歳という節目でもあったので、「これからのキャリアを考え直すなら今かな」と思い、以前から興味があった英語を使う仕事にチャレンジしました。
また、介護の仕事をする前に、4年間保育園に勤めていたので、保育士資格や経験を活かしながら、新たな挑戦ができることに魅力を感じたんです。
実は、自宅からの通いやすさも大きな決め手の1つでした。当時9歳と6歳の子どもがいたので、何かあったときにすぐに帰れることが外せない条件だったんです。働いてみると、職場の雰囲気や働き方が自分にすごく合っていたので、KDIを選んで良かったと思っています。
担任を持ってより高まった保育者としての自覚

──細井先生は、学校で英語教育を学んでいたそうですが、保育現場に立ってみて、戸惑ったことはありましたか?

ありましたね。実は私が学生のころはちょうどコロナ禍だったので、ほとんどがオンライン授業でした。なので入社当初は「対面の授業を受けていたら、もっとうまく話せていたのかな」と思い、自信が持てなかったんです。
入社後は、2歳児クラスの補助をしていたのですが、英語はもちろん、まだ日本語もうまく伝わらない年齢なので、どう関わればいいかわからず戸惑いました。
それでも、担任の先生の声かけや接し方を真似していくうちに、だんだんと子どもとの距離が縮まっていき、自信を持てるようになりました。最初の1年間は、やる気の引き出し方や、声のかけ方など、子どもたちとのコミュニケーション力がすごく鍛えられたと思います。
──2年目からは、バイリンガルスタッフとして担任を受け持ったと伺っています。補助と担任の業務は違いましたか?

担任を持ってからは、子どもとの関わりだけでなく、事務作業や保護者対応、ネイティブの先生との連携などの業務が増えました。でも、同じクラスの先生と一緒に業務を経験していくなかで、英語力や保育士としての判断力を養えたと思います。
振り返ってみると「この子たちの安全を預かっているのは自分なんだ」と強く意識するようになったのも、担任を持ってからでしたね。昨年に保育士の資格も取得したので、今はバイリンガル保育士としてクラス運営に携わっています。今後は学年リーダーにも挑戦してみたいと思っています。
保育経験をもとに英語教育の世界へ

──芝宮先生は英語が話せない状態から入社されたと伺いました。実際に苦労したことはありますか?

苦労したことはたくさんありますが、英語のアウトプットには今でも苦労しています。「一緒にトイレに行こう!」「準備はいい?」などの定型文はスッと出てくるのですが、突然英語で話しかけられると、言葉がスムーズに出てこないのが悩みです。
KDIの英語のレッスンは、主にネイティブとバイリンガルの先生が主体となっておこないますが、レッスン中は保育士も日本語を使えません。ほかの時間でも日常的に英語が飛び交う環境なので、英語を話す場面が多いんです。
──芝宮先生のように英語があまり話せない状態からKDIに入社される方も多いんですか?

簡単な質問をしたり、答えたりできる基礎段階のレベルで入社される方も多いですよ。1年目は担任を持たないフリーの先生として、少しずつ環境に慣れることができますし、2歳児と年少クラスは、保育・バイリンガル・ネイティブの先生3人で担任を受け持つので、英語に苦手意識があっても挑戦しやすい環境だと思います。
私は、研修やマニュアルで覚えたフレーズを活用したり、「明日はこんな会話がありそう」と考えて、前日に準備をして対応しています。アウトプットを続けることで、少しずつですが英語に自信を持てるようになりました。
働きやすさの秘訣はインターナショナルな文化

──次に働きやすさについてお伺いします。先ほど業務が増えたと伺いましたが、持ち帰り業務や残業はありますか?

規則で禁止されているので、持ち帰り業務はありません。クラスの仕事は担任全員で分担して時間どおりに終わらせています。
どうしても仕事が終わらない場合は、申請をすれば残業ができます。とはいえ、KDIはカリキュラムが決まっているので、週案の作成や、行事の準備などの業務が少なく、一般的な保育園と比べて業務量が抑えられていると思います。ここだけの話、定時になるとタイムカードの前に列ができるんですよ(笑)。
ネイティブの先生が多いので、「時間になったら帰る」「効率よく仕事を終わらせるのも大切」という文化が根付いていると感じます。
──働く側の文化も国際的なんですね。

園全体として、KDIの理念に基づきつつ、個性や自主性を尊重する文化があると思います。働き方に関しても、子どもとの接し方にしても個人に任せてもらえる範囲がとても広いんです。
ただ、自由な環境だからこそ、自分の意見をしっかりと伝えることも大事だと思います。「◯◯を教えてください」や「◯◯をやりたいので手伝ってください」など、声に出さないと、周囲からは問題がないように見えて、助けてもらえないことがあるかもしれません。
──芝宮先生は、子育てとの両立という点でどうですか?

無理なく両立できています。私は基本的に平日9時から17時のシフトで、残業はほとんどありません。年に数回、イベントや説明会のために土曜日に出勤することがありますが、事前に相談をして決めているので無理なく働けています。

KDIには延長保育と、英検対策やヒップホップなどの課外授業があり、私は週に1回、課外授業を担当しています。その日は18時20分ごろまで勤務していますが、面接のときに園長先生と相談し、土曜日の課外授業や延長保育のシフトには入っていません。
仕事と家庭を両立できるよう、働き方を考えてくれるのはありがたいなと感じています。
──子どもの体調不良など、急なお休みは取れていますか?

はい。担任を持たないフリーの先生が3人ほどいるので、急なお休みにも対応いただいています。
実は、年末に子どもが立て続けにインフルエンザにかかってしまい、14日連続でお休みをいただいたこともありました。申し訳ないと思いつつもあのときは本当に助かりましたね。
──本日はありがとうございました。最後に、求職者の方に向けてメッセージをお願いします。

私は入社するまで、「保育にも英語にも自信がないし、本当に自分に仕事が務まるのかな……」と不安でした。ですが、ほかの先生たちと一緒に経験を積んで、今では自信を持って子どもと向き合えています。
子どもが好きで、英語を身につけたい方にはぴったりな環境ですので、未経験でもあまり心配しすぎずにぜひご応募ください!

保育士経験のある方は、残業や持ち帰り仕事が多いイメージを持っているかもしれません。でも、KDIは、サービス残業や人間関係のストレスがなく、園児とじっくり向きあえる環境です。
英語教育に興味がある方はもちろん、子育てをしながら何かにチャレンジしたい方は、ぜひ一度相談にいらしてくださいね。