ケアマネから管理職への転身。チームを最重視したサ高住ホーム長の仕事とは|HITOWAケアサービス

全国で数多くの介護サービスを展開しているHITOWAケアサービス。そこで働く職員に話を聞くために、「イリーゼ西国分寺」を訪れました。今回は管理職(ホーム長)の視点から、サービス付き高齢者向け住宅での仕事内容や働き方を聞きました。【PR】HITOWAケアサービス株式会社

HITOWAケアサービス株式会社イリーゼ西国分寺 ホーム長鈴木さん

HITOWAケアサービス株式会社は、「イリーゼ」のブランド名で有料老人ホームやデイサービスなどの介護事業所を、首都圏を中心とした全国120ヶ所以上で展開しています(2021年8月時点)。

今回は、2018年に東京都西国分寺市にオープンしたサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)「イリーゼ西国分寺」を訪問し、4名の職員に取材を実施。

本記事では、管理職として就任後わずか半年でホームを大きく変革させたホーム長・鈴木さんにインタビュー。悲喜こもごもを経て実感した、管理職としてイリーゼで働く魅力について聞きました。

イリーゼ西国分寺 外観
JR「西国分寺駅」より徒歩3分の「イリーゼ西国分寺」

上司の影響を受けてケアマネジャーから管理職に

話を聞いた人

イリーゼ西国分寺 ホーム長 鈴木さん

ホーム長 鈴木さん

2016年にHITOWAケアサービスに入社後、4年間ケアマネジャーとして従事。2020年7月からイリーゼ西国分寺に管理者候補として異動し、翌年1月よりホーム長に就任。専門学校では装花・園芸について勉強していたため、玄関先の植物の水やりは鈴木さんの日課でもある。

──鈴木さんはもともとケアマネジャーとしてイリーゼに入社されたんですよね。

はい、介護支援専門員の資格を取得したタイミングで、正社員のケアマネとして働ける職場を探したのがきっかけです。当時勤めていた職場も含めて、ケアマネはパート採用が主流だったんですけど、イリーゼでは正社員を募集していたので。自宅から近かったこともあり、すぐに応募を決めて採用してもらいました。

──ケアマネから管理職(ホーム長)になったのは、どんなきっかけが?

当時一緒に働いていたホーム長の影響ですね。激務とも言われる管理職の仕事をすごく楽しそうにする方で、それでいて成果もしっかり出していて。一緒に働く私たち職員のこともよく褒めてくれる気持ちのいい方でした。

その働き方を見て「ホーム長の仕事っていいな」と思っていることを本人に告げたら、「じゃあ、鈴木さんもやってみる?」とトントン拍子で話が進んで。エリア長からも「ケアマネ以外の仕事をすることで視野が広がるし、それが結果的にお客さまのためにもなる」と言ってもらえたんです。自分の経験にもなるし、チャレンジすることに決めました。

ホーム長 鈴木さん 取材中の様子
当時のホーム長は昇格して現在は別のエリアのエリア長を務めている。「今でも時々連絡は取っていて、背中を追いかけるような存在です」とのこと

管理職の一日と仕事内容

──一日の仕事の流れを教えてください。

時期や日によっても違いますが、こんな感じでしょうか。

管理職(ホーム長)の一日

──ホーム長が現場に入ることはあるんですか?

手が足りないときや、緊急対応で入るときはあります。例えば急な欠員が出たときや、お客さまの健康状態で不安な状態の方がいるときなどですね。

──ホーム長ともなると、残業も多いのでは……?

いえ、基本的には定時で帰るようにしています。上が帰らないと、職員たちも帰りづらくなってしまいますから。

就任後の2つの課題「離職率の改善」「入居の安定」

──ホーム長になってからの半年間は、どんなことに注力してきましたか?

私が配属された当時、ホームの状況は今とはずいぶん違っていて、課題も多かったんです。ホーム長就任時に本部から期待されたのは、「離職率の改善」「入居の安定」の2点でした。

ホーム長 鈴木さん 取材中の様子
就任直後の2ヶ月間は、業務に慣れないうえに入居者の看取りが重なった時期でもあった。
「あの頃は本当にしんどかったですね……」と振り返る

──初めてのホーム長業務としては、ハードルの高い課題ですね!

そうなんですよ……! 当時は職員同士のトラブルも多く、離職に繋がる原因の一つでした。

“介護はチーム”だと思うので、職員全員が同じ方向を向いていないと良いケアには繋がりません。なので、「西国分寺はチームを目指すよ」って毎日みんなに伝えるようにしました。

もし勝手な行動をとってしまう職員がいたら、一対一で話をする時間をとって、自分の発言や態度を一つひとつ振り返ってもらう。本人がどう思っているのかを聞いたうえで、間違っていることは間違っていると正直に伝える。何が問題なのか、どう改善していけばいいかわかってもらえるまで、根気強く何度でも伝え続けました。

ホーム長 鈴木さん 取材中の様子

それから、ホーム全体でなにか問題があったときには、みんなで一緒に解決策を考えるようにしました。職員は私よりもずっと長くお客さまと接していて、各々のやり方や考え方があります。介護や看護のプロとしてのみんなの意見を聞きながら、チームとして解決策を考えていきました。

──職員一人ひとりとの対話とチームワークを大切にしていたんですね。そして状況は変わっていった?

はい。今では職員同士で良いところも駄目なところも言い合える仲です。とくに微妙な関係だった介護と看護の職員同士も連携しあって、お互いの業務を思いやった動きができるようになりました。

その結果、エリア長が様子を見に来たときに「ホームの雰囲気が変わった。明るくなったよね」と言ってもらえました。離職率もかなり改善されて、職員も自発的にいろいろな提案をしてくれるようになりましたね。

ホーム長 鈴木さん 取材中の様子
当時を振り返るホーム長の目には涙が。これまで必死に向き合ってきた想いが伝わってきた

──「入居の安定」の課題に対しては、どう改善していったんでしょうか?

私が就任した直後に、一気に6部屋ほど空床が出てしまったので、入居率を上げる必要がありました。ただホーム長になりたての頃は見学対応が下手で、なかなか入居決定にまで至らなくて……。

そこで、本部の営業さんに協力してもらい見学対応の改善点を指摘してもらったんです。私の弱いところは「イリーゼに入居してからの生活がどうなるのか、安心してもらうための言葉が足りない」点でした。

改善点がわかったことで、これも営業さんからのアイデアですが──西国分寺で大事にしている「3つのビジョン」を説明する資料を一緒に作りました。それを見せながら丁寧に説明することで、入居後の生活をイメージしてもらいやすくなり、「イリーゼに入りたい」と言ってくださる方が増えていったんです。

イリーゼ西国分寺が大切にしている「3つのビジョン」説明資料
イリーゼ西国分寺が大切にしている3つのビジョン「自分らしい生活」「賑わいのある日々」「あきらめない」を説明する資料

乗り越えられたのは、本部のサポートがあったから

──本部の営業と協力できる体制があったのは、助かりましたね。

この半年間は本部のサポートがあって乗り越えられたと言ってもいいくらいです。エリア長や課長からは「なんでも言って」「独りで抱え込まなくていいよ」って言ってもらえて、たくさん相談しました。

実際に行動するのは私なんですけど、一緒に解決の糸口を考えて、道筋を示してくれるんです。忙しいなか、ホームにも様子を見に来てくれて。ほったらかしにされてないというか……安心感がありました。

もちろん、助言通りにうまくいかないこともありましたし、ダメ出しされることもあるんですけどね(笑)。

ホーム長 鈴木さん 取材中の様子

──管理職の立場でも社内に相談できる人がいるのは心強いですね。

本当にそう思います。結果をきちんと褒めてくれるので、嬉しいですね。

ホームの運営や人事に関しても、ホームごとに裁量を持たせてくれています。お客さまにとってプラスになることなら、自分たちで考えたアイデアを実践していくことができるんです。

目指すのは「ホーム長がいなくても大丈夫な職場」

──鈴木さんがホーム長に就任してから、これまでで一番嬉しかったことは?

やっぱり職員たちから褒めてもらえるときですね。例えば最近産休に入った職員がいたんですけど、「私が復帰するときにはホーム長も絶対いてね」って言ってくれたり、評価面談のときには「こんなに職員一人ひとりと向き合ってくれるホーム長は初めて」とまで言ってくれる職員もいたりして……。

それから、みんなが楽しそうに働く姿を見れたときや、職員が自分たちで考えてやったことがお客さまのためになったときも、我が事のように嬉しいです。

──素敵ですね。鈴木さんは職員一人ひとりをとても大切にされていますが、元から心がけていたんですか?

いやいや、ホーム長になってからですよ。ケアマネとして働いている頃は、お客さまのことしか考えてませんでしたから。

もちろん今もお客さまのことは考えてますけど、それは職員たちも同じくらい考えてくれていることなので。ただ、ここで働く職員のことを考えてあげられるのは、ホーム長である私しかいないんです。

「お客さまのことはみんなに任せた! だから私はみんなが働きやすい環境を整えるね」って気持ちなんですよね。

ホーム長 鈴木さん 取材中の様子
職員から「ホーム長って破天荒」「時々変なとこあるよね」と言われる鈴木さん。遠慮のない言葉から信頼関係が垣間見えた

──では最後に、鈴木さんの今後の目標を教えてください。

最終的には私がいなくても、職員たちだけで判断しながらホーム運営ができるくらいを目指したいです。ホーム長って異動が多いので、いつまでここに居られるかわかりませんから。

そのためにも、自分がもっと成長したいですね。もっと的確な指示ができるようになりたいし、もっとみんなが働きやすい環境にしていきたい。まだまだホーム長としては卵なので、職員に支えてもらいながら、私もみんなが困っているときには支える。そんな関係を大事にしながら、頑張っていきたいです。

イリーゼ西国分寺 花の水やり手伝いの募集チラシ
鈴木さんの日課でもある植物の水やりは現在協力者を募集中。入居者が暮らす場なので、日々の生活を楽しめるような工夫をしている

イリーゼ西国分寺 看護師田村さん、介護職茂木さん、ケアマネジャー寺島さん、ホーム長鈴木さん
(左から)取材に応じてくれた看護師田村さん、介護職茂木さん、ケアマネジャー寺島さんと一緒に

撮影中も終始笑いが絶えなかったイリーゼ西国分寺の皆さん。ホームの明るい雰囲気を作っているのは、そこで働く職員たちの信頼関係なのだと実感する取材でした。

責任ある管理職のポジションは決して楽なことばかりではなさそうですが、本部からの手厚いサポートを受けながら、職員たちと切磋琢磨し合ってホームを作っていく経験はかけがえのないものになると思います。そんな魅力に共感した方は、ぜひHITOWAケアサービスへの応募を考えてみてください。

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