経験の有無にかかわらず、様々な学びや発見を得られるビーフェアの保育とサポート体制
ビーフェアでは、現在東京都内で18か所の認証保育所や小規模認可保育所などを運営しています。京進の専門的なノウハウを活かした「知育」をおこないながらも、決して英才教育に走らずに自然な成長を促すことを保育方針としています。
—オープンして間もない園ということですが、立ち上げから今までを振り返ってみていかがですか?
A保育士:
「開園前から携わっていたのですが、1から園を作りあげていくのは大変でした。保育士同士もみんな初めましての状態でしたが、だからこそ新鮮な気持ちになれて「この園ならではの雰囲気づくり」はしやすかったです。オープンして3か月たちましたが、いい園ができたなあと思っています。」
S保育士:
「現在では定員19人に対して14人のお子さんを、園長含め9人のスタッフでお預かりしています。子どもたちも園に慣れてきて、リラックスして過ごしているようです。最初は子ども同士も初めて見る顔ばかりだったので緊張していて、なかなか寝付かなかったり、すぐ目を覚ましてしまったりしていました。今では保育士の顔や声もしっかり認識してくれていて、笑顔を振りまいてくれるようになりましたね。」
—ビーフェアならではの「知育タイム」について聞かせてください。
S保育士:
「数字やくだもののカード、お花の写真などを使って、0歳のうちから取り組んでいます。「かべぺったんだよ~」と声をかけていろいろなカードを取り出すと、0歳でもしっかり反応してくれて興味を示してくれるんです。簡単そうに見えるんですが、私たち自身も知っていなければならないことがたくさんありますね。季節ごとのお花の名前とか、入社して初めて知ることもありました。」
S保育士:
「月に1回研修があって、ちょうど先月は知育の進め方についてという内容でした。他の園の先生とグループをつくって研修を受けるんですが、毎回違う先生と組むのでとても刺激になります。」
ビーフェアではリーダーや主任などの役職がなく、クラスごとのリーダーとサブリーダーを日替わり・週替わりで全員が担当しているそう。経験の浅い方は不安に思われるかもしれませんが、それについてはどのようなサポート体制があるのでしょうか。
—保育士のお仕事が初めて、という方でもリーダーを担当することはあるのでしょうか?
A保育士:
「はい、全員ができるような体制にしています。入社後すぐは先輩スタッフの様子を見て覚えてもらっていますが、オープンして3か月経ったので、みんな慣れてきましたね。知育ひとつをとっても、毎日同じだと子どもも飽きてしまうので、日によって変えられるように考えています。」
S保育士:
「リーダーをやる中で悩むことがあれば、園長や他のスタッフに相談しています。上から指示されてやるのではなく「こうしたほうがやりやすいかもしれないね」という感じで、少しずつ相談しながらプランを整えていきます。わけがわからないうちにどんどん進んでいくのではなくて、1つ1つ理解して順を追って解決していくから把握しやすいし、楽しみながらやれています。」
「人と関わることが苦手だった私が、保育士を続けられている理由」
お話を伺った保育士さんの一人、佐久間先生は、昔から人と接することが苦手だったそう。それでもあえて保育士というお仕事にチャレンジし、キャリアを築いてこられたわけは、やはり職場の雰囲気の良さにあったようです。保育士としてだけではなく、人として精神的に成長できる職場。一体どんな雰囲気なのでしょうか。
—職場の雰囲気はいかがですか?
佐久間先生:
「園長先生がとてもやさしくしてくださって、とても安心しました。入社する前から、ビーフェアは人間関係がすごくいい園ばかりだと聞いていたので、今はそれを実感しています。」
—元来、人と接するのが苦手だった佐久間先生が保育士として働く中ではいろいろな苦労があったと思うのですが、どんな思い出がありますか?
佐久間先生:
「前職では先輩スタッフに注意されて悩みこんでしまったこともありましたが、そういうときは子どもにすごく助けられていましたね。頭をなでてなぐさめてもらったこともあります(笑)。名前を覚えてもらえた子どもに「あやせんせい」と呼ばれたり、どんどんお話ができるようになっていくのを見ているとすごくうれしくなります」
0~2歳の子どもの成長は本当に目覚ましいものがありますよね。乳児の保育がやりたい、と望んでビーフェアへ転職された佐久間先生ならではのエピソードです。
—保育士を続けていて、自分が変わったと思うことはありますか?
佐久間先生:
「人の目を見て話せるようになりました!子どもたちだけではなく保護者の方と接する機会もたくさんあるので、それも克服してきています。」
職場の雰囲気については、SさんとAさんも同じように感じているようです。
—ビーフェアは離職率の低さが魅力の一つであるとお聞きしていたんですが、お二人が感じる職場の雰囲気はいかがですか?
S保育士:
「保育士になって初めての職場で、しかも苦手意識のある小規模保育園へのチャレンジだったので不安もあったんですが、この園の穏やかな雰囲気にとても救われました。わからないことをそのままにせずにすぐ相談できて、不安や心配ごとはすぐ解消されます。みんなやさしいので、「私ももっと思いやりを持たないと・・・!」という気持ちになれますね。」
A保育士:
「全員が同じ時間に休憩時間が取れるわけではないのですが、何人かで一緒に取れたときは、子どもの話や仕事以外の話も気軽にできます。雰囲気やチームワークはとてもいいですね。困りごとが起きたときも、まずはスタッフ同士で状況を把握しあってから、園長に相談します。それを持ち帰ってまた話し合って解決しているので、トップダウンの運営もなく、かといって問題を一人に押し付けられることもなくて、それがチームワークの良さにつながっていると思います。シフトの調整も協力し合って融通をきかせています。」
小規模保育ならではの難しさと、それによって得られるもの
ビーフェアは、定員20名前後の小規模な園を中心に運営しています。小規模な園で一人ひとりとじっくり関わりたい、と思う保育士さんは多くいらっしゃるかと思いますが、少人数の保育には独特の難しさもあるようです。保育実習でそれを実感した、Sさんのお話です。
—Sさんが、小規模保育園を選んだ理由はなんですか?
S保育士:
「保育実習で、30人以上の中規模な保育園と小規模保育園の両方を経験したのですが、難しいなと思ったのは小規模のほうでした。あえてそちらを選んでこれからも学びたい、と在学中に決めていたので、就職先を探すときも小規模な園を探していました。一人ひとりに時間をかけてじっくり接することができるのはもちろん魅力だと思うんですが、だからこそ、保育の狙いをきちんと理解して実践することが求められます。目が届くからこそ気を抜けない、というところが、小規模保育の魅力であり、学んでいきたいところだと思っています」
実習では、一気にわーっと子どもたちがおしゃべりしにきて、「○○ちゃんのお話を最後まで聞いてあげられなかった・・・」という悔しい経験もされたそうです。
「とにかく子どもがかわいい!子どもが好き!」と思える方なら、「どう関わったらよいかわからない」という不安要素があってもぜひチャレンジしてほしい
前職での経験を活かして園の立ち上げに携わった方、苦手なことに挑戦するために保育士になった方、保育士としての第一歩を踏み出したばかりの方。ビーフェアでは、様々な個性あふれる保育士さんが活躍されています。どのような方が、ビーフェアでのお仕事に向いているのでしょうか?
—どのような方と一緒に働きたいと思いますか?
A保育士:
「経験年数に関係なく、どなたでも気軽に入ってこられる環境だと思います。わからないことは何でも聞いてください!そういう姿勢を見ると、「こっちも頑張らないと」っていう気持ちになりますね。経験や知識がなくても、どんどん積極的に行動できる方と一緒に働きたいです」
S保育士:
「私は新卒で入社したんですが、4月の研修では、ビジネスマナーや保護者の方との接し方、日誌の書き方など、初めて保育士になった方が不安に思うようなことはきちんと教えてもらえたのでありがたかったです。子どもは好きだけど関わり方がわからない、というまま保育士の資格を取った方もいると思いますが、不安要素を抱えていたとしても「子どもと関わることをあきらめていない」方はぜひ一緒に働きたいと思います!私も不安要素を抱えているうちの一人でした(笑)」
佐久間先生:
「私自身、まだまだ頼りない人間なので、頼りになる先輩保育士さんと働いてみたいです。みなさんいろいろな保育観を持っていると思うので、そういったことをどんどん吸収し合っていきたいですね。この園ではまだやったことがない遊びや保育を教えてもらって、学んでいきたいです!」
お話を伺った方
佐久間先生:
幼い頃から習っていたピアノをずっと続けられたら、という思いで保育士の資格を取得。前職では大規模な保育園で勤務をしていたが、小規模な園で乳児の保育を勉強したいという思いからビーフェアへの転職を決意。
A保育士:
幼稚園で働いている家族から日常的に話を聞いていたことがきっかけで保育士の道に。前職で4年間保育士を経験し、ビーフェアに入社。中野富士見町保育園の立ち上げにも尽力。
S保育士:
中野富士見町保育園で保育士としてのキャリアをスタート。少人数の保育ならではのやりがいと難しさを感じ、あえて挑戦してみたいという気持ちで入社。