介護職から就労移行支援へ。転職して気づいた「これまでの経験が活きること」|就労移行支援事業所ミラトレさいたま

障害のある方の就職や職場定着をサポートする就労移行支援事業所「ミラトレ」。新卒で介護業界に入り、現在はミラトレさいたまの支援員として活躍している北村さんに仕事の魅力を聞きました。【PR】パーソルダイバース株式会社

介護職から就労移行支援へ。転職して気づいた「これまでの経験が活きること」|就労移行支援事業所ミラトレさいたま

ミラトレは、パーソルダイバース株式会社が運営する就労移行支援事業所です。就労移行支援事業所とは、精神障害や発達障害などのさまざまな障害のある人が、一般企業への就職を目指し、必要なスキルを身につけたり就職活動の準備をしたりする場所です。支援員は講座や実際の職場を想定した訓練、面談などを通じて一人ひとりの就職をサポートしています。

支援員として現場に立つスタッフの経歴はさまざまで、介護職や営業、エンジニアなど異業種から転身してきた人も少なくありません。今回話を聞いたのは、介護業界から転職してきた北村さんです。「介護の仕事をしている人は、支援員にも向いていると思う」と話す北村さんに、その理由と仕事のやりがいについて聞きました。

話を聞いた人

北村さんプロフィール

ミラトレさいたま 支援員
北村 小百合さん

大学で福祉学を専攻し、新卒で介護業界に就職。介護現場とバックオフィスをそれぞれ3年ずつ経験したのち、2025年4月にパーソルダイバースへ入社。支援員として講座運営・擬似就労支援・定着支援などを担当する。社会福祉士・介護福祉士。

支援員としての新たなキャリア

北村さんインタビュー風景1

──北村さんは中途でパーソルダイバースへ入社されたそうですね。以前は介護の仕事をされていたのだとか。

北村さん:大学で福祉学を学び、新卒から6年間、介護業界で働いていました。最初の3年は特別養護老人ホームなどで働き、その後はバックオフィスに異動し、介護予防講座の運営や施設建設の進捗管理などを3年間担当しました。

──なぜ介護業界から障害福祉業界への転職を?

介護もやりがいの大きい仕事でしたが、利用者さんは日々穏やかに過ごしていくなかで、少しずつ能力が落ちていく場面に直面することも多いんです。自分の支援が本当にご本人のためになっているのか、やるせなさや限界を感じることもありました。

そんな折、介護予防講座を担当した際、少し難易度の高いモノづくりに挑戦した利用者さんが、完成した瞬間にパッと明るい顔をされたんです。その姿を見たとき、「できることが増えていく瞬間にもっと近い場所で立ち会いたい」と思い、転職活動を始めました。

──そこから、ご自身の資格も活かせる就労移行支援の道へ進まれたのですね。

はい。就労移行支援では「就職する」という明確で前向きな目標があり、皆さんが次なるステップへ向かっていきます。

大学で取得した社会福祉士などの資格を活かしながら、利用者さんの成長を後押しできる環境であれば、自分がやっている支援にもっと自信を持てるのではないかという期待がありました。

──数ある就労移行支援事業所の中で、なぜミラトレを選ばれたんですか?

決め手は面接での対応でした。前職で大変だったことを聞かれた際、「介護職として、こうしたほうがいいと思っていても、ご本人が納得していないときのジレンマに悩んでいる」と話したところ、「利用者さんにしっかり向き合ってきたことが伝わってきました」と言っていただいたんです。

自分が大切にしてきた支援の考え方を理解してもらえたと感じ、「ここならその姿勢を活かして働けそうだ」と思い、入社を決めました。

介護の「当たり前」が通用しなかった

北村さんインタビュー風景2

──未経験からの転職でしたが、入社して戸惑ったことはありましたか?

前職の利用者さんは高齢者に限られていましたが、ミラトレには高校や大学を卒業したばかりの若い方もいれば、私よりも社会人経験が長い方もいます。年齢層も背景も違うので、「本当に一人ひとりに合った支援ができるのかな」と、最初は不安でした。

──新入社員はどんなことから始めるんですか?

最初の1週間は在宅での座学研修で、就労移行支援の基礎知識を学びました。それから、利用者さん向けの講座や擬似就労の内容を自分でも体験しながら、支援の流れを覚えていきます。

──擬似就労ではどんなことを?

擬似就労は、実際の職場を想定した訓練です。備品の納品チェックや、環境整備、見学にいらした方にお出しする資料の補充など、さまざまな業務に取り組みます。

業務の種類が多く、最初は覚えることの多さに驚きました。講座や擬似就労の内容を学ぶなかで、「利用者さんから質問や相談を受けたときに、ちゃんと答えられるだろうか」と不安になったことを覚えています。

──研修期間をとおして、介護との違いは感じましたか?

研修やOJTを通じて「ご自身で解決できるか、見守ることも大切だよ」と言われたことをよく覚えています。介護業界では「相手の困りごとを察して、早く対応しましょう」という空気がありましたが、ここでは就職後に自分で困っていることを言えるようになることも大事になるので、あえて声をかけないこともあるんです。その切り替えには少し苦労しました。

──では、研修が終わって独り立ちしたあとはどのように働くのでしょうか?

基本的には、こういった流れで動いています。

ミラトレさいたまで働く支援員の1日の流れ

──午前中にある「講座対応」は、支援員が講師を担当するのでしょうか?

そうですね。スクリーンに資料を映しながらお話しして、みなさんに学んでいただく時間です。講座のテーマは日替わりで、エクセルの使い方などのビジネススキルだけでなく、職場でのマナーや、健康管理、コミュニケーション、就活など幅広い内容を扱っています。

北村さんインタビュー風景3
各講座は職員の受け持ち制。北村さんは電話対応訓練などを担当しています

──「擬似就労」を見守っている間は、支援員は何をしているんですか?

利用者さん同士で教え合いながら進めていただくのが基本なので、私たちは少し離れたところから様子を見ていることが多いです。

ただ、質問や相談にも答えますし、初めて擬似就労に参加する方や不安が強い方には、隣について「この作業はこう進めるんですよ」とサポートをすることもあります。

──擬似就労のあとの「1日の振り返り面談」ではどんなことを話すんですか?

1日の出来事や取り組みについて振り返りながら、「ここ、前よりできるようになりましたね」と、本人が気づいていない小さな変化を見落とさずに伝えることを意識しています。

入社したてのころは、気づきを与えるというよりも、「こうしたらいいですよ」と正解を教えてしまうことが多かったんです。最近は上司から「肯定する機会がすごく増えているね」とフィードバックをもらえるようになりました。

介護職の心遣いが、支援員の武器になった

──そういった声かけは介護職の経験も活きているのでしょうか?

研修や先輩からのアドバイスはもちろんありますが、介護業界の経験も活きていると思います。相手と目線を合わせて話しやすい雰囲気をつくることは、介護の現場でも大切にしていたことなので。

あとは、「ちょっと困っているかも」という空気に気づけるのも、介護の経験が活きているかもしれません。視野を広く持ちながら、細かいところまで見るようにしているのは、介護現場で培われた感覚なのかなと思います。

──介護現場でのご経験が、そのまま今の支援のベースになっているんですね。

はい。そういう意味でも、介護の仕事をしていた人は支援員に向いていると思いますよ。視野の広さもありますし、何より「誰かの役に立ちたい」という想いを持っている人が多い印象があります。

実際の面談でも、一見スムーズに訓練をこなしている利用者さんが「実は不安なんです」と打ち明けてくださることがよくあります。そんなときに、介護職ならではの一人ひとりに寄り添う心遣いが、利用者さんの安心感につながっているのかなと思います。

“できる”が増える瞬間に立ち会う

北村さんインタビュー風景4

──この仕事で、どんなところにやりがいを感じますか。

介護のときはどうしても利用者さんの体力が衰えていくことに不安を感じていました。就労移行支援では利用者さんのできることが増えていきます。その瞬間に立ち会えると、自分もうれしい気持ちになりますね。

──最近、そのやりがいを感じた瞬間はありましたか?

ミラトレを利用する前に、就業先で頑張りすぎて体調を崩したことがある方がいたんです。普段の訓練でも少し無理をしている様子が見られたので、「頑張りすぎないことを頑張りましょう」とお伝えしたところ、ご本人も少しずつ無理をしない大切さに気づいてくれるようになりました。

その利用者さんが就職して卒業する際、後輩の利用者さんに向けて「頑張りすぎないことを頑張ろう」と話していて、私が言っていた言葉が、そのままご本人の言葉になっていたんです。その場面を見て、伝えてきたことがちゃんと届いていたんだと感じられました。

──そうしたやりがいを感じながら働かれるなかで、ご自身の今後についてはどうお考えですか。

今は、サービス管理責任者を目指して研修を受けています。より福祉的な視点と就活の視点を深めていきたいと思っています。

──具体的には、どんなことができるようになりたいですか。

相談を受けたときに「こういった方法もよさそうですね」と、利用者さんの可能性を広げる引き出しをもっと増やしていきたいです。周りのスタッフは、私よりずっと多くの知識や引き出しを持っているので、少しでも近づきたいなと思っています。

──最後に、この仕事に挑戦しようとしている方へメッセージをお願いします。

未経験であっても、これまで培ってきたご自身の経験で、きっと誰かの役に立てる場面があります。

悩んできたことも、大変だったことも、うまくいったことも、いろんな経験が活かせるのが就労移行支援というお仕事だと思います。不安はあるかもしれませんが、自分の今までの頑張りをぜひ活かしてほしいなと思います。

※掲載内容・所属・肩書はインタビュー時点のものです。
※本記事は提供企業の方針を反映し「障がい」を「障害」と表記しています。

プロフィール

「なるほど!ジョブメドレー」は、医療介護求人サイト「ジョブメドレー」が運営するメディアです。医療・介護・保育・福祉・美容・ヘルスケアの仕事に就いている人や就きたい人のために、キャリアを考えるうえで役立つ情報をお届けしています。仕事や転職にまつわるご自身の経験について話を聞かせていただける方も随時募集中。詳しくは「取材協力者募集」の記事をご覧ください!

あなたへのおすすめ記事

就職がゴールじゃない。人材会社のパーソルダイバースが描く、就労移行支援の新しい形

就職がゴールじゃない。人材会社のパーソルダイバースが描く、就労移...

障害者の就労支援から企業の雇用サポートまで幅広く手がけるパーソルダイバース株式会社。就職だけでなく、その後の定着や活躍まで見据えた就労移行支援とはどのようなものなのでしょうか。今回は事業を統括す...

インタビュー 公開日:2026/06/24 更新日:2026/09/10

ビジネスと福祉のバランスを取ることが醍醐味。農業の担い手と障害者雇用をつなぐ「よこすか・みうら岬工房」とは?

ビジネスと福祉のバランスを取ることが醍醐味。農業の担い手と障害者...

神奈川県横須賀市に、農業×障害福祉の分野で注目を集める「よこすか・みうら岬工房」があります。障害者の雇用創出と人材不足の農家をつなぐ現場を取材しました。【PR】パーソルダイバース株式会社

インタビュー 公開日:2026/06/26 更新日:2026/09/10

パーソルダイバース株式会社の求人一覧

職種ごとに記事を読む

ジョブメドレー公式SNS

会員登録がまだの方

  1. 1 事業所からスカウトが届く

  2. 2 希望に合った求人が届く

  3. 3 会員限定機能が利用できる

無料で会員登録をする

LINEでもお問い合わせOK!

ジョブメドレーの専任キャリアサポートにLINEで相談できます! QRコード

@jobmedley

ジョブメドレーへの会員登録がお済みの方はLINEで通知を受け取ったり、ジョブメドレーの使い方について問い合わせたりすることができます。

LINEで問い合わせる

ジョブメドレーへの会員登録がお済みの方はLINEで通知を受け取ったり、ジョブメドレーの使い方について問い合わせたりすることができます。

生活支援員の新着求人

職種とキーワードで求人を検索

Btn pagetop