1.作成前に確認したいこと
・応募先からの指定がないか
・手書きの履歴書のメリット・デメリット
・Web履歴書のメリット・デメリット
2.ありがちなミス6選
・ミス1|誤字や文字化け
・ミス2|保存のし忘れ
・ミス3|選択間違い
・ミス4|フリー入力欄の空白
・ミス5|志望動機の更新忘れ
・ミス6|プライベート写真の使用
3.より良い履歴書にするポイント
・フォントと文字サイズは統一されているか
・使用する文字や名称は適切か
4.提出後にミスが発覚! 対処法は?
・基本的には再送しない
・提出直後の訂正|採用担当者に連絡
・面接直前の訂正|面接官に口頭で伝える
・選考への影響は?
5.ジョブメドレーでも、スマホやPCから履歴書・職務経歴書を作れる!
1.作成前に確認したいこと
Web履歴書を作成する前に、まずは次のことを確認しておきましょう。
・応募先からの指定がないか
企業や事業所によっては履歴書の作成方法が指定されていることがあります。指定外の方法で作成した書類を提出してしまうと、マイナス評価に繋がる可能性があるため事前に必ず確認しましょう。推奨されているフォーマットや形式がないかもチェックしておくと安心です。
とくに作成方法に指定がなければ、手書きとWebどちらで作成しても問題ありません。それぞれの特徴を理解したうえで、自分に合った作成方法を選択しましょう。
・手書きの履歴書のメリット・デメリット
手書きのメリットは、自分の字で気持ちや熱意をアピールできることです。きれいな字で読みやすくまとまっていると、丁寧な人柄や高い応募意欲が感じられるでしょう。
その反面、完成までに時間がかかる点がデメリットです。字に自信がなかったり、十分な作成時間を確保できず雑に仕上げてしまったりすると「仕事も雑なのでは」と思われる可能性があります。
・Web履歴書のメリット・デメリット
Web履歴書の大きなメリットは、作成にかかる手間と時間を削減できることです。間違えた際も該当箇所をすぐに修正でき、手書きのように最初から書き直す必要がありません。作成した書類のデータを保存しておけば、志望動機や自己PRを書き換えてほかの企業や事業所の応募にも利用できます。また、字に自信がなくても読みやすく整った書類を作成できるのも嬉しいポイントです。
一方で、うっかりミスが発生しやすいのがWeb履歴書のデメリット。パソコンやスマートフォンでの作成に慣れておらず、間違いに気付かないまま提出してしまう方も多いのではないでしょうか。実際にありがちなミスについて、6つの具体例をご紹介します。
2.ありがちなミス6選
・ミス1|誤字や文字化け
変換ミスによる誤字はWeb作成ならではの間違いです。手書きだと気付きやすい違和感も、Web作成では見落としがちになります。丁寧な入力を心がけ、しっかり見直しましょう。
また、旧字体などの一部の漢字や機種依存文字は、端末やブラウザなどの閲覧環境によって文字化けすることがあります。個人名や法人名・事業所名といった固有名詞で起こりやすいため注意しましょう。入力の際は文字化けしないものに置き換えて問題ありません。
・ミス2|保存のし忘れ
せっかく丁寧に入力しても、保存せずにページを閉じたり、誤ってページを更新したりすると入力内容が消える可能性があります。入力する際は時間に余裕を持ち、こまめな保存を心がけましょう。あらかじめWordなどに下書きをしてから入力欄に貼り付けると安心です。
・ミス3|選択間違い
生年月日、年齢、学校の種別、雇用形態などの定型的な情報は、選択式での入力がほとんどです。とくに学校種別や雇用形態は、間違えると経歴詐称とみなされる可能性があるため操作は慎重におこないましょう。生年月日や年齢といった手書きでは間違えにくい項目も、誤って選択しないよう注意が必要です。
・ミス4|フリー入力欄の空白
志望動機や自己PRには、自由に入力できるフリー入力欄が設けられています。フリー入力欄を空白のままにしてしまうと、記入漏れとみなされる場合があります。紙の履歴書と同様、すべての入力欄を埋めましょう。「本人希望欄」に入力することがない場合は「貴社規定に準じます。」の一言を入力しましょう。
・ミス5|志望動機の更新忘れ
作成した書類を複数の応募先に流用する際にありがちなのが、志望動機の更新忘れです。使い回した志望動機は印象が悪いだけでなく、志望度が低いと判断されてしまいます。 応募する企業や事業所の情報を確認したうえで、他社向けの表現が残っていないか必ず見直しましょう。
・ミス6|プライベート写真の使用
履歴書や職務経歴書はビジネス文書の一つです。証明写真にプライベートで撮影した写真を使用するのはやめましょう。おすすめは証明写真データの使用ですが、最近ではスマホで証明写真の撮影や印刷ができるアプリもあります。自分にとって使いやすいものを選びましょう。
3.より良い履歴書にするポイント
より完成度を高めるために、追加で注意したいポイントをご紹介します。
・フォントと文字サイズは統一されているか
基本的にはフォーマットに設定されているフォント・文字サイズを利用しましょう。とくに設定がない場合は、以下を参考にしてください。
フォント
MS 明朝・MS ゴシック・MS P明朝・MS Pゴシック・游ゴシック・游明朝 など、WordやExcelに標準搭載されているものを使用し、書類内で統一しましょう。
文字サイズ
10.5pt~11ptでの作成がおすすめです。こちらも書類内で統一しましょう。ただし、氏名のみ大きめの14p~18pで入力してもマナー違反ではありません。
・使用する文字や名称は適切か
絵文字や顔文字を使用しないことはもちろん、略称・略語の使用にも気をつけましょう。とくに資格名や学校名は略称で書いてしまう場合が多いです。正式名称で記載されているか確認しましょう。
よくある略称・略語
- ・運転免許…普通自動車第一種運転免許
- ・私立〇〇高校…私立〇〇高等学校
- ・コンビニ…コンビニエンスストア
- ・バイト…アルバイト
-
4.提出後にミスが発覚! 対処法は?
提出したあとで間違いに気付いた場合はどうすれば良いのでしょうか。対処法についてご紹介します。
・基本的には再送しない
1~2ヶ所の誤字程度であれば再送しないのがマナーです。再送すると担当者が混乱するだけでなく、新しいデータへの差し替えなどの手間がかかります。一度提出した書類は訂正できないものと考え、再送は控えましょう。 ただし、連絡先などの誤表記は選考に支障をきたすため訂正が必要です。
・提出直後の訂正|採用担当者に連絡
書類の提出後すぐに間違いに気付いた場合は、速やかに採用担当者へ連絡しましょう。 連絡方法はメール・電話のどちらでも問題ありません。訂正箇所と正しい内容を明確に伝えましょう。
メール文例
〇〇保育園
人事部採用担当△△様
お世話になっております。
(名前)と申します。
先日貴園に送付した履歴書について、
一点修正箇所がございましたのでご連絡差し上げました。
・訂正箇所:連絡先の電話番号
・正しい内容:〇〇〇-△△△△
確認が足りず大変失礼いたしました。
修正した書類を添付いたしますので、ご査収いただけますと幸いです。
お手数をおかけして申し訳ございませんが、何卒よろしくお願いいたします。
署名
・面接直前の訂正|面接官に口頭で伝える
面接当日など、訂正する時間がないタイミングで気付いた場合は、面接時に口頭で訂正しましょう。間違った方向に面接が進まないよう早めに切り出すことがポイントです。正確に訂正できるよう、あらかじめ伝える内容を準備しておきましょう。
・選考への影響は?
履歴書に誤字が1~2ヶ所あった程度で不採用になることはほとんどありません。しかし書類の不備は少なからず印象に影響を与えます。志望度が低いと判断される可能性もあるため、提出前の確認は入念におこないましょう。
5.ジョブメドレーでも、スマホやPCから履歴書・職務経歴書を作れる!
実はジョブメドレーにも、スマホやPCから履歴書・職務経歴書を作る機能があります。
マイページにある「履歴書・職務経歴書」より、「プロフィール」の情報を基に作成されるため、まずはプロフィールの各項目を入力しましょう。マイページにログイン後「プロフィール」を選択し、「編集する」から入力が可能です。
プロフィールとスカウトの関係性
プロフィールを充実させることで、企業・事業所からの「スカウト」が届く可能性が高まることをご存知でしょうか。
採用担当者は、ジョブメドレーに登録している会員のプロフィール情報を見ながらスカウトを送ります。「保有資格」や「希望職種」などから条件を絞ってスカウト候補を探すため、プロフィールが充実しているほどスカウト候補となる可能性が高まります。プロフィール情報は早いタイミングで入力し、更新する内容がないか定期的にチェックすると良いでしょう。
登録した情報は応募先以外の企業・事業所からも閲覧できてしまうの?
氏名と電話番号は、応募先以外の企業・事業所からは閲覧できません。スカウト機能を「受け付けない」に設定すると、氏名と電話番号以外のプロフィールも非公開にできます。ご就業中の方も安心してジョブメドレーをご利用いただけます。
ジョブメドレーでの履歴書・職務経歴書の作成方法について、詳しくはこちらをご覧ください。
スマホやパソコンで簡単に履歴書・職務経歴書を作成する方法を解説!