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インタビュー2021/02/22
【コロナ禍インタビュー】美容師 28歳 男性の場合

新型コロナウイルスの流行が医療や福祉、美容関係の仕事に就いている方にどのような影響を与えているのか、当事者の声を聞くインタビュー企画。今回お話を伺ったのは、過去に美容師国家試験の合格までを追ったSさん。美容師になる夢を叶えた現在の様子と、コロナ禍で経験した変化について語っていただきました。

コロナ禍インタビュー 美容師 28歳 男性

お話を伺ったのは、念願の夢を叶えた美容師Sさん

美容師 28歳 男性

都内の美容院に勤務するSさん。あがり症なこともあり、過去に美容師国家試験に4回落ちていましたが、5回目の挑戦で見事合格しました。

前回のインタビューでは、美容師国家試験に向けて奮闘するSさんの姿を追っています。合格までの道のりをぜひご覧ください。

5回目の挑戦! 美容師国家試験に落ち続ける男性アシスタント

美容師 28歳 男性 経歴

──前回のインタビューから約半年が経ちましたね。今はスタイリストとして勤務されているんですか?

先月(2021年1月)にデビューして、今はメンズ限定でスタイリストをやっています。もう少しでレディースもデビューできそうです。

──おめでとうございます! 2020年は新型コロナウイルスや国家試験と大忙しでしたね。

そうですね。バタバタしました。

──国家試験に合格して、周りからの反応はどうでしたか?

お客さん含め、皆に「良かったね!」って言われました。合格発表の日は1人で結果を見るのが怖くて、同僚3人くらいと一緒にスマホで確認してました(笑)。

ー試験お疲れ様でした! ずばり、結果はどうでしたか……?

はい! 受かりました! やっとですよ!

ーおお! おめでとうございます! 発表を見るときは緊張しましたか?

めちゃくちゃしました! 合格発表日は働いていたんですが、一人で見るのが怖くて営業終了後まで見れませんでした。

で、みんなに囲まれてスマホで見たんですが、受験番号検索のボタンが10分くらい押せませんでしたね。

5回目の挑戦! 美容師国家試験に落ち続ける男性アシスタントより


コロナ禍で経験した“変化”と“過去最高売上”

──コロナ禍でのお仕事について教えてください。1回目の緊急事態宣言のとき、美容院は休業要請の対象外でしたがお店の営業で変化はありましたか?

お客さんの数が減りましたね。今までは1日に20人くらいお客さんが来ていたんですけど、それが7人、5人、3人と減っていって。5月の3週目に1週間限定でお店を休業しました。

──美容院に対して給付金などはありましたか?

店舗には10万くらいかな? 給付金が出ました。「給付金が出るなら休業しよう」という流れです。

──給付金があって休業に踏み切れたんですね。営業中のお店ではどういった感染対策を?

席を1つ飛ばしで使う、入口を開けっぱなしにする、アルコール消毒ですね。

お客さんのマスクの着用は任意にしていました。紐の部分がカラー剤などで汚れてしまうので。実際にマスクを外す人は半分くらいでしたね。

美容院の感染対策

──なるほど。お客さんが減ったことで、お店の売上にも影響はありましたか?

お店の売上も減りました。

でも11月頃に上がり出して、12月は過去最高の売上になったんですよ!

──過去最高はすごいですね! 何かきっかけがあったんですか?

コロナ禍で来店を我慢していたお客さんの反動があったと思います。

あとは外出自粛の影響で、うちみたいな都心の美容院から、地元の美容院に切り替えるお客さんが結構いて。

それで地元の美容院で失敗しちゃって戻ってくるパターンが多かったですね。

──どんな失敗が多かったんですか?

カラーが全然希望通りじゃないとか、カットが似合ってないスタイルだったとか、「自分の要望に合っていない」ことが多かったみたいです。

美容師も長くコミュニケーションをとってきたお客さんだと、何となく言いたいことを汲み取れるので、戻ってきた人が多いんだと思いますね。

──好みの理解も大切ですもんね。常連さんが戻ってきたことに加えて、新規のお客さんも多いんですか?

新規のお客さんはすごく多いです。コロナに関係なくもともとカットやカラーの価格が安いのもあって、学生さんが多いですね。

──学生が多いとカラーよりカットがメインですか?

うちはカラーを重視していて、カットよりもカラーのオーダーが多いですね。

地方だとカットに力を入れているサロンが多くて、カットは地元だけどカラーだけをやりに来るお客さんもいます。

──地域性もあるんですね。1回目の緊急事態宣言は採用シーズンでもあったかと思いますが、新卒の採用にも影響がありましたか?

新卒は採用枠が2人だったのを1人に減らして、代わりに即戦力になる中途を1人追加していました。新卒2人を育てるのは大変なので。

──採用フローはコロナの影響で変わりましたか?

美容師の採用フローは「書類選考→面接→サロンワーク(お店で1日働いてみる)」の流れなんですけど、通常通りの選考でした。

──実際に働く姿も見て判断しますもんね。2回目の緊急事態宣言では、お客さんの数に変化はありましたか?

1回目ほどの変化はないです

あ! でも成人式がなくなったのは影響が大きかったです。成人式シーズンは皆ダブルカラー(一度ブリーチをしてから染めるカラーリング)のオーダーをするのでめっちゃ稼げるんですけど、今年は全然お客さんが来ないので通常時と同じくらいでした。例年なら成人式の時期は常に満席なんですけどね。

時系列での変化

──成人式中止のダメージが大きかったんですね。2回目の緊急事態宣言ではお店の営業は通常通りですか?

美容院は時短要請の対象ではないのですが、営業時間を1時間短縮しています。21時までだったのを20時までに。やっぱり20時以降の遅い時間はお客さんが来ないですね。

──周りのお店も時短営業が多いですもんね。職場環境でさまざまな変化があったと思いますが、辞めてしまう人はいましたか?

いました。先輩のスタイリストが店長を含めて5人いたんですけど、2020年の5月~8月にかけて店長以外全員辞めちゃって

──そんなに!

コロナの影響で店舗数を絞る話も出ていて。

もし店舗数が絞られて働く店舗が変わると、エリアでお店を選んでいたお客さんは離れてしまうんです。

例えば別の会社の美容院に転職しても、今までと同じエリアで働いていれば、指名してくれていたお客さんは来てくれるので「だったらこのお店を辞めて、今まで勤務していたエリアで美容師を続けます」って人が多かったですね。

美容院って個人事業主でもできるので、辞めてフリーランスになる人もいました。

──美容師にとってもお客さんにとってもエリアやアクセスは大切なんですね。

あとはお店のテイストが変わったのも、スタイリストが辞めた理由の1つかなと思います。

もともとは外国人風スタイルのテイストだったんですが、店長の判断で韓国スタイルに変わって「K-POPサロン」として打ち出したんです。BGMやプロジェクターで流す映像もK-POPになって。

やっぱり美容師は自分が“やりたいスタイル”の美容院で働きたいので、お店のテイストは重要ですね。

今いるスタイリスト5人とアシスタント2人は、K-POPサロンのスタイルが好きで入ったから良いんですけどね。

──なるほど。でも外国人風からK-POPはすごい変化ですね。

店長が「韓国スタイルが流行る」って先読みして、このエリアで初めて韓国スタイルを打ち出したんですよ。それで人気が出て満席になって……12月の過去最高売上はその影響もあると思います

今まで新規のお客さんはフリー(指名なし)が多かったんですけど、最近は韓国スタイルが得意な店長の指名がとても多いです。

コロナにまつわるお金の話

──コロナ禍で営業時間が変わると、スタッフの給与にも影響がありましたか?

2020年の6月だけ、全員1万円減りました

あと最近になって今月(2021年2月)からスタッフ全員の給料を10%減らすって言われて……。最近ちょっとずつお客さんが減っている気がするのと、美容業界全体も2月は売上が下がる時期なんです。そこに2回目の緊急事態宣言が重なって。

6月以外は売上が悪くても店長とか上層部だけ給与を減らしてたんですけど、それじゃ大変みたいで全員10%減らすことになりました。

ただ、3月はまた業界全体の売上が伸びる時期なので、その頃には給与も売上も復活するんじゃないかなと思います。

──10%カットはつらいですね。ちなみに個人の10万円の給付金は何に使いましたか?

服を買うのに使いました

僕ら服の消費量がすごいんですよ、買ってもカラー剤とかで汚れちゃうので。服が汚れてたり同じ服を着てたりすると店からも指摘されるので、いつも月に4万円くらいは使いますね。

カラー剤で汚れてしまった服

カラー剤で汚れてしまった服

──たしかに美容師さんって毎回違う服を着ているイメージです……! そういえばスタイリストデビューして、給与は上がりましたか?

まだ変わってないですね。次の給与から変わる予定です。

これは秋頃の給与明細ですが……給与カットがないときはこんな感じです。

美容師の給与明細

コロナ禍ならではのカット事情

──お客さんがマスクをしているとカットが大変じゃないですか? 紐が濡れたり、フェイスラインがわかりにくかったり……。

メンズのツーブロックはサイドを刈るので、マスクをとってもらわないとできないですね。

でも女性は刈り上げることも少ないですし、あんまり苦労しないです。顔周り、サイドの長さは鼻のラインに合わせているんですけど、そういった部分はマスクをとってもらって確認します。

──お客さんと話す機会が多いと思いますが、気を使って会話を減らすこともありますか?

減らすか迷ったんですけど、会話の量は通常通りです。お店でコロナ対策もしているので。

──コミュニケーションは大事ですもんね。お客さんとの会話ではコロナの話題もありましたか?

そうですね。就活生、とくに航空系は大変そうでした。

一番相談が多かったのは大学1年生ですね。「学校に行っていないから友達ができない」みたいな話はすごくされました。

一人暮らししたのに友達がいないから暇だし、実家帰っちゃったほうが良いけど家賃もったいないし、バイトもできないし……。

──新生活への影響は大きいですよね。お客さんからのオーダーも、コロナで変化がありましたか?

「短めに切っとく」とか「まとめてケアしとく」みたいな変化もなく、皆いつも通りのオーダーでした。

でも、家にいる時間が増えたこともあって、トリートメントなどを買う人が増えましたね。ホームケアのアドバイスを求められることも多かったかな。

──行きつけの美容院がない人は、コロナ禍でのサロン選びに迷うと思います。ポイントはありますか?

やっぱりコロナ対策をちゃんとしているかですね。

意外とやっていないところも多いので。回転が早くて忙しいと、毎回の消毒とか細かい部分に手が回らなかったりするみたいです。

お店のサイトなどでしっかり対策されているか見てみると良いと思います。

おうち時間=仕事に活かす時間に

──コロナの影響を受けて、私生活で変化はありましたか?

家にいることが増えたので、SNSを頑張っています。Instagram、Twitter、TikTokですね。

最近お店でもYouTubeのアカウントを作って、スタッフ全員が1週間に1本動画をアップするようにしているんです。

──1週間に1本は大変そうですね。どんな動画をアップしているんですか?

個人で自由に決めているんですけど、僕は今「美容師あるある」を撮影しています。

お客さんと美容師とのあるあるネタを、スタッフで演じて。どちらかというと面白い系です。あとはサロンの周りのおすすめスポット紹介とかも撮影しています。

──YouTubeのチャンネルを持っているサロンは多いんですか?

多いらしいです。HOW TO動画がすごくバズるらしくて、「こういうカラーのやり方あるよ」とか美容師向けのレクチャー動画が多いです。

最近はSNS上で講演会のようなコンテンツを発信したり、教材を売ったりする美容師もいます。

美容師の仕事道具

Sさんの仕事道具

──いろいろな活用法があるんですね。SNSのアカウントはお仕事用に作っていますか?

前は分けてたんですけど、今は個人のアカウントと一緒にしちゃってます。なのでインスタのフィードとかはヘアカットの写真で統一するよう整理しました。

──なるほど。アカウントを育てるのも大変そうですが、大切にしていることはありますか?

とりあえず「いいね」をつける。あとはハッシュタグを色々試してみたり、スタッフ間でも「このハッシュタグ良かったよ」とか情報共有してみたり。

YouTubeも動画によって再生回数の伸びが違いますね。なぜかサムネイルに女の子がいると伸びやすい(笑)。

でも再生時間を見ると、再生回数が多い動画でも途中で離脱する人が多かったりするんです。僕がアップした動画は最後まで見てくれる人が多いので、サムネイルを工夫すればもっと良いのかな~とか考えています。

──SNS運用は手間と時間がかかりそうですね。コロナ前は出かけることが多かったんですか?

今までは休日は飲みに行ってました。コロナで飲みに行かなくなって家にいると、仕事のことを考えちゃいますね。

でも良い機会かなと思っています。SNS更新のほかにも、スタイリストの動画を見て勉強するとか、仕事に活かす時間が増えました

美容師としての今後とアフターコロナ

──美容師としての目標はありますか?

レディースカットのスタイリストとしてもデビューして、個人で月に100万の売上を出すことが目標です。美容師は100万売って一人前と言われているので。

──目標を達成するなかで、極めていきたいスタイルはありますか?

やっぱり外国人風のスタイルをやっていきたいですね。

ー先週は何をしてました?

先週の土日は国家試験の練習はしなくて、お店でカラーの練習をしてました。

友達にカラーモデルを頼んで、バレイヤージュっていう難しいカラーの練習を。

ーそれはスタイリストになるための練習?

そうですね。「お前は外国人風スタイルを極めていけ」と店長に言われていて

なので、そのための練習です。

5回目の挑戦! 美容師国家試験に落ち続ける男性アシスタントより


辞めた先輩が渋谷にお店を出して、そこに呼ばれてもいるんですけど、今の店長には恩があるし……。

とりあえずレディースもカットできるようになって、一人前になったらどうしようか考えようと思っています。

──今は迷い中なんですね。コロナが収束したらやりたいことはありますか?

仕事ではカットモデルの撮影をしたいですね。前は朝とか休みの日にやっていたんですけど、今は自粛しているので。

プライベートでは旅行に行きたいです。2回目の緊急事態宣言が出る2日前に彼女と箱根に行けたんですよ。ギリギリ行けて良かったです。

──撮影も旅行も気兼ねなくできるようになってほしいですね。最後に、これから美容師になる人へ、職場選びのアドバイスをお願いします。

「サロン」よりも「人」を見ることが大切です。

昔はお店のネームバリューが大事だったんですけど、今は違いますね。SNSの普及も影響して、美容師個人にお客さんがつく時代なので。

SNSで美容師のアカウントを見て、自分が尊敬できると思う人がいるお店を選ぶと良いと思います。

──美容師にとってSNSは本当に重要なツールなんですね! ありがとうございました!

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