【潜在看護師インタビュー】看護師から大学講師へ──30年の看護経験から見えたこととは

看護師として30年以上活躍し続けてきたSさん。看護師経験から見えた次なる目標は、教育現場を変えること。看護の現場を離れ、医療系大学で救急救命士を教える講師として働く道を選びました。教壇に立つSさんに、これまでの経験や現場の改善点についてお話を伺いました。

看護師から大学講師へ──30年の看護経験から見えたこととは

潜在看護師とは?

看護師免許を持ちながら、現職の看護師として働いていない人のことを指します。2012年時点で、看護職員就業者数は約154万人、潜在看護師は約71万人と言われています。

潜在看護師になる主な理由

  • ・ライフステージの変化…結婚や出産、育児、介護など
  • ・職場環境…人間関係や労働条件、責任の大きさや技術進歩に対する不安など
  • ・健康状態…身体的、精神的な健康状態が不安定など

参考:厚生労働省|看護職員の現状と推移

お話を伺ったのは大学の講師として働く元看護師のSさん

──本日はよろしくお願いします。まずは簡単に自己紹介をお願いします。

潜在看護師Sさん_取材画像

取材はオンラインでご対応いただきました

茨城県在住の53歳です。20歳で看護師免許を取得しました。性格はポジティブで、行動的なタイプです。

──ありがとうございます。これまでの経歴を教えていただけますでしょうか。

20歳で看護師免許を取得してから、30年ほど病院で勤務していました。

病院で働くなかで整形外科や急性期を経験し、救急の仕事を極めたいと思って救急救命士と救急看護認定看護師(以下認定看護師)の資格を取得しました。

資格取得後は茨城の病院で救急看護に携わり、3年前(2018年)に看護の現場を離れて、現在は医療系の大学の講師として働いています。

潜在看護師Sさん_経歴

──今は大学で働いていらっしゃるんですね。講師になるために必要なステップってあるんですか?

助教→講師のステップです。一般の大学だと講師になるには修士課程が必要だったりするんですが、私が勤めている大学は医療系なので専門分野に従事していたことが重視されているようです

私の場合看護師として30年働いた経験を持っているので、助教ではなく最初から講師として勤務できました。

でもこの大学に来たときに、自分自身も教育の研究をしたいと思っていて、講師をしながら大学院に通ったんです。ちょうどさっき論文を提出したところなので、無事に修士も卒業予定です。

看護師時代──医師の言葉が救急を極めるきっかけに

──看護師になろうと思ったきっかけは何だったんですか?

小学校の卒業文集に「将来看護婦(師)さんになりたい」って書いてあったんですが、正直全然覚えてなくて(笑)。

中学生の頃に親が病気がちだった時期があって、それで看護師になりたいって思ったのかな。これといった決め手はないけど気付いたら看護師になってましたね。

あとは姉が看護師だったので、自分も目指したいって思ったこともきっかけのひとつかも。

──看護のなかでも、救急看護に興味をもった理由は何でしょう。

看護師免許を取った頃は、集中治療室で働きたいと思っていたんですよ。

看護学生のときにすごく憧れた看護師さんがいて。脳外科の主任さんだったんですけど、バリバリのキャリアウーマンみたいな方で。

英語もペラペラ、頭もきれる、仕事もできる……こんな看護師になりたい! と思って、集中治療室とか脳外科に行きたいと思っていました。

潜在看護師Sさん_病院勤務時代の写真

病院勤務時代の写真

──憧れの看護師さんの影響があったんですね。

でも新卒で就職した病院での配属は整形外科だったんです。なかなか希望通りの配属にはならなかったですね。

で、その病院から転職するときに「今までやってきた整形外科が働きやすいかな」って思って転職先では整形外科を希望したんです。そしたら今度は急性期病棟に配属されて(笑)。

──なんと! でも興味があった分野への配属ですね。

はい。それで、そこの看護師さんたちがすごく良い人たちだったんです。

入職して2、3日目の私に「前の病院でこういう患者さんはどういう対応してましたか?」とか聞いてくれるんですよ。

年齢や経験に関係なく「一緒に何かを変えていこう、患者さんのことを考えよう」という姿勢でやってくれる職場だったんです。それがすごく印象的でした。

──とても働きやすそうな雰囲気ですね。

先生(医師)たちもすごく親身に患者さんや看護師のことを考えてくれてました。

今でも忘れられない言葉があるんですけど、先生が患者さんのご家族に「患者さんが今ここにいられるのは、僕(医師)のおかげじゃないよ。看護師さんたちのおかげなんだよ」って言ってくれたんです。

その言葉がすごく嬉しくて「やっぱり看護って面白いな、もう一回しっかり急性期や救急を学びたいな」と思って勉強を始めて、救命士と認定看護師の資格を取得しました。

──認定看護師の資格はどのように取得されたんですか?

看護協会の学校に通って取得しました。私の場合は学校に通う前に、上司の勧めで看護の研究機関に週1回通いながら半年ほど勉強しています。

研究機関では今の大学講師にも繋がる研究の初歩を学べましたし、看護師としても研究内容を仕事に活かせて、すごく看護が楽しかったですね。

──看護協会の学校ではどのようなことをやるんですか?

学校は1年間の課程なんですけど、学校に通うのは実習も含めて半年くらいです。あとは先生との研究や課題をやって、最後に試験を受けるという流れですね。

ケースレポートや課題を提出しながら授業を受けていきましたが、結構つらかったです。学生時代に比べて記憶力も落ちるので……。

あ、そこで人生初の赤点を取りました! 再試でレポートを書かされましたね(笑)。

──学生時代に赤点がなかったという時点で素晴らしいです……!救急看護師ってどういったお仕事をされるんですか?

人によって違ったり、配属されているパターンによって異なったりしますね。

例えば急性期病棟の中にいる救急の認定看護師さんだと、病棟の仕事をやるところもありますし、救急外来だと来る患者さんにその都度対応します。

救急外来で働きながら、週に1回認定看護師として活動して、病院内をラウンドしたり人工呼吸器をつけてる患者さんのところに行って状態を見たりするパターンもありますね。

──なるほど。救急看護のどんなところにやりがいを感じましたか?

潜在看護師Sさん_救急看護時代の写真

救急看護時代のSさん

「患者さんが自分の人生を考えるきっかけ」を作れるところです。

救急に来る患者さんは突然の病気やケガで、命の選択・障がいが残る選択を迫られることがあります。

私たちは答えは出してあげられないけど「こういう方法があるよ」と声をかけることで、患者さんがこの先の人生について考えるタイミングやチャンスを与えてあげられます。そういったきっかけ作りは救急看護師の大切な役割だと思っています。

──とても重要な役割ですね。

あと「この患者さんが今一番困っていることは何か」を考えられるのも救急看護師の良いところで、自分でも実践してきました。

救急は単に先生の側で看護師が手伝っているイメージかもしれませんが、そうじゃないんです。

もちろん先生の手となり足となる日もあるので「先生は次これを考えるよね」「次何をしたいと思ってるかな」って先読みできることも、すごく大事な役割だと思います。

そういった調整力が発揮できると、救急看護って楽しいよねってすごく感じます。

──反対に大変なことは?

予測できないんですよね、何が起きるか。

簡単に終わる処置が予想外に終わらなかったり、暇だったのが急に忙しくなったり。病棟と違って自分で1日の行動計画を立てられないんです。

でも救急は患者さんの処置が済めば終わりなので、そこはすっきりしてるかな。

ただその分、自分たちがケアした患者さんがその後どうなったか見えないんですよ。入院してれば見に行けますが、患者さんが家に帰るとどうなったのかが見えないので、モチベーションの維持が難しいなって思うときがありました。

──そこも病棟と大きく違う点ですね。

病棟ってよく患者さんに「ありがとう」って言われるじゃないですか。でも救急は「ありがとう」がないんですよね。

その場で元気になれば「ありがとう」って帰ってくれるんですけど、すごく面倒を見た人は大体具合が悪くて「ありがとう」が言えない状態なんですよ。なので救急で関わった看護師さんのことも大抵は覚えていないんです。

それでも看護師さんのことを覚えてくれてたとか、家族から話を聞いてお礼を言いに来る人が現れると、その先1~2年ハッピーでいられますよ(笑)。その言葉が励みになって頑張れましたね。

教育現場を変えるべく、看護師から大学講師へ

──教育の現場を目指したきっかけは何だったんですか?

潜在看護師Sさん_学生との写真

学生とSさんの様子

教育を変えなきゃいけないって思ったきっかけは、看護学生の実習を指導する先生を見たときです。

看護学生が病院実習に来るとき、学校の先生も実習指導として来るんですけど、その先生がただ厳しいだけだったんです。

教科書的に「それは間違ってるよね」とか「そんなやり方じゃダメでしょ」って言ってて、話し方も感じ悪かったんですよ。この教え方じゃ何も成長しないよねって思って。

教育って学生が何ができてないかをちゃんと分析してあげて「1から教えてあげる子」「ヒントをあげれば理解できる子」など一人ひとりの成長に合わせた指導をするべきだと思うんです。そこをちゃんと見れる先生じゃなかったら意味がないよねって思いました。

──教育者としての在り方に疑問を持ったんですね。病院には看護学生以外も実習に来るんですか?

救命士を目指す学生も実習に来ます。救命士の場合は指導する人の問題というより、教育の規定やカリキュラムの問題を感じました。

救命士が病院実習に来たとき「今日はこれを学びに来る」というより「漠然と来る」印象だったんですよ。でもそれは学生が悪いわけじゃないんです。

救命士は国家資格になったのが医療系国家資格の中では比較的最近なのもあって、もともと看護師のように緻密な教育計画が立てられていないんですよ。

そこに問題を感じたので、自分が教育の現場に行って、カリキュラム作成などに看護経験を持つ立場として意見を言えるようになりたいなって思いました。

──なるほど。大学の講師になるために転職活動はされたんですか?

私は転職活動をしていなくて。今の大学の教授ともともと知り合いで、声をかけてもらいました。

看護は楽しかったけど自分の中で「やりきった!」って思っていて、同時に教育現場を変えたいとも思っていて。この先どうしようと悩んでいたときに、救命士を育成するコースの講師としてお声がけをいただいたので、ほぼ二つ返事でOKしましたね。

救命士の資格を持っていることと、看護師として救急に関わっていたことで「救命士の教育に向いているんじゃないか」と思っていただいたみたいです。

──それで講師になられたんですね。病院を辞めるときに引き止められませんでしたか?

それが引き止められなくて!

なんでかな~って思って、後日病院の人に会う機会があったので「なんで引き止めなかったんですか?」って聞いてみたんです。そしたら「ただここが嫌で辞めたいって理由なら止めたけど、あなたは次の目標があって行くでしょ。止められないよ」って言われました。

「あ、だからか!」って納得しましたね(笑)。

思い切って教育現場に行くチャンスだったんだなって再確認しました。「次のステップとして間違ってない、胸を張って行って正解だったんだ」って思えましたね。

──看護学校の先生になることは考えませんでしたか?

話がきてたら考えていたと思います。でも救命士育成と看護師育成の両方から話がきていたら、救命士育成を選んだんじゃないかな

救命士の教育現場のほうが変えたいと思ったし、自分が看護師として救急をやってきたので、自分に合ってるというか自分の畑だと思いました。

救命士は病院じゃなくて消防署とかで働くことがメインですけど、日本の救急医療において「患者さんに最初に接触する大事な職種」なので、そこの教育をしっかりすることは重要な任務だと思っていて、すごく行く意味があるなと。

──大学ではどんなことを教えているんですか?

潜在看護師Sさん_大学の海外研修の様子

大学の海外研修の様子

看護の授業もありますが、救命士に関する授業がほとんどです。

あとは救急車の同乗実習、病院実習の授業など。セミナーと呼ばれるクラスを持って、学生へアドバイスもしています。

──今まで患者さん相手の仕事だったのが学生相手の仕事になって、難しいなと感じることはありますか?

「きっといまどきの大学生は人の言うことを聞かないんじゃないか」ってイメージを持ってたんですけど、意外と素直な子が多くてかわいいんですよ!

いい子たちが多いので、そんなに苦労はしてないですね。看護師時代の経験を活かして、なるべく学生のレベルに合わせて個別対応するようにしています

──看護師から大学講師に転職して、働き方は大きく変わりましたか?

変わりましたね! 夜勤がなくなったので。もう夜勤がある仕事に戻れないなと思います(笑)。

土日は基本休みだし、規則正しい生活になって予定を立てやすくなりました。「来月の勤務どうなるんだろう」みたいなストレスがなくなりましたね。

看護師時代は車通勤だったのが電車通勤になって、茨城から東京に出てくるので最初はかなり疲れましたけどね。

今後の目標──余裕ができた時間は父の介護に

──大学講師として、今後の目標はありますか?

潜在看護師Sさん_取材画像2

自分の修士課程も終わって、大学に来て3年経ったのでちょっと慣れてきたかなって思います。

落ち着いたタイミングなので、今まで作ってきた資料をもうちょっと見やすく整理したり、もっと教えられる部分がないか掘り下げたりしていきたいです。

この間までは大学院の学生としても研究をやっていたけれど、これからは大学の教員としての研究にもっと力を入れていければと思っています。

──働き方が変わって予定を立てやすくなったとのことですが、どんなことに時間を使いたいですか?

大学に来てからは親の介護に時間を使ってますね。

看護師として働いていたときはあまり面倒を見てあげられなくて、全部姉任せだったんです。いよいよ介護が本格的になるなってタイミングで私が大学に来て、介護に使える時間がすごく増えたなって感じます

看護師の仕事を辞めてなかったらこんなに介護ができなかったなって思うので、そういう面でも大学に来て本当に良かったなって思います

父が来年90歳になるんですけど、まだ一人暮らしを頑張っているので、行きたいところがあればなるべく連れて行ってあげて、充実した時間にしたいなと思っています。

姉とも相談しながら、父を喜ばせる計画をいろいろと企んでるところです(笑)。

──素敵ですね。さまざまな経験をされたSさんから、今後のキャリアで迷っている方にアドバイスをお願いします。

何をやりたいかがしっかりしていれば、必ずしもセカンドキャリアがなくてもいいと思うんです。たとえば看護師で「私はずっと最後まで臨床で患者さんのことを考える仕事がしたいんだ」って思ったならそれを貫けばいいし。

自分がこれまでやってきたことが「どうなんだろう」とか「これからどうしたらいいんだろう」とか迷っているときは、例えば大学に行って勉強してみるとか、講習会を受けてみるとか、「一度今とは違う道に行ってみる」「チャレンジしてみる」ことが一つのきっかけになるのかなって思います。

チャレンジするのは今の仕事に関係ないことでもいいと思うんですよね。違うことにチャレンジして集中してみることで、何か発見があるかもしれないので。

迷ったときにはずっと留まっているより、次に一歩踏み出せるのが一番いいのでは、と思います。

看護師・救命士目線から見る現場の改善点とは

──Sさんは救命士を目指す学生を教えていらっしゃいますが、救命士目線で現場に求める改善点はありますか?

消防にもっと救命士を増やせたら、と思っています。

1つの救急隊*に救命士が1人いればいいんじゃなくて、少なくとも2人いるといいんじゃないかって思いますね。

*基本は「隊長、機関員(運転手)、隊員」の3名構成。そのうち少なくとも1名が救命士であることが努力義務とされています。

現場の人からは、救命士が2人いると活動のしやすさがだいぶ違うと聞きます。救命士の介助を別の救命士がやるので、先読みして動けるんですよ。

あとは採用枠が少ないので、救命士の資格を取った子たちをもっと消防が採用してくれたらなって思いますね。公務員ってなかなか難しいですが……。

──乗車人数と採用枠が課題なんですね。救命士の講師から見た救急看護の改善点はありますか?

難しい質問ですね。

救急看護において、看護師は看護師にしかできないことにもっと自信を持って取り組むべきだと思います。

看護師はさまざまな分野を経験できる資格なので、幅広く身に付けた経験を救急の現場で活かして欲しいです。これは救命士にはなかなかできないことでもあるので、いろんな分野の経験を積んで救急の現場で発揮してくれればと思いますね。

──看護師として30年働かれたSさんから見て、看護の現場に求める改善点はありますか?

看護師さんたちがもっとゆっくり働けたらいいなって思います。忙しすぎちゃうんですよね。

今の医療って書類とか説明とかがすごく義務付けられていて、そこに時間をとられている気がします。もっと簡略化できて、もっと看護の現場に国の予算を投入してくれたらいいなって思います。

暇になれば今の給料で妥当だと思うんですが、看護師の労働力に対しての給料が安いと感じますね。でも忙しいからといって看護師の数を倍にしたら病院は経営破綻しますから……。

それだったら、看護師が多く病院にいればいるほど国から補助金が入るとか、もっと看護師の業務で加算が取れるような診療報酬の仕組みなどをどんどん作ってほしいです。

看護師の給料の単価を上げるんじゃなくて、補助金を使ってたくさんの看護師を雇える状況にして欲しいですね。

──忙しすぎることが課題の一つなんですね。

辞めた人たちの話を聞くと、忙しすぎて辞める人もいるし、忙しすぎてちゃんと教えてもらえないがために成長できなくて、自分の仕事ができていないことを苦に辞めていく人も少なからずいると感じます。

教える側も時間がないと教えてあげられないし、ちゃんと教えてあげられないって状況がストレスになる先輩看護師もいると思います。

──だからこそ忙しさを解消するためのサポートが必要だということですね。

例えば今コロナで患者さんと接触する機会をなるべく減らしたほうがいいじゃないですか。

となると自動体位変換機能があるエアマットを、重症患者さん全員が使える台数配備するだけでも、看護師の労働力ってだいぶ変わるはずなんですよ。

今は「重症の病床にはいくらの補助金出します」とか、忙しくして頑張ったらお金を貰える制度じゃないですか。「いかに工夫したら負担が減るのか」って面にはあまりお金をかけてくれないなと感じます。

──環境が改善すれば辞める人も少なくなったり、復帰したい人も復帰しやすくなったりしますよね。

そうですね。あと復帰したい人のなかでは保育所の問題が多いみたいですね。

看護師さんは優先的に入れると聞きますが、産休・育休が終わった看護師さんから「託児所が見つからないのでまだ育休を延長したい」って声をよく聞きました。

保育時間の延長や夜間の保育が増えれば、夜勤ができる看護師さんも増えてきますし。看護師に向けての保育環境が整えば復帰しやすくなるのかなと思います。

──保育環境は大切ですね。ブランク期間が長くなると復帰しにくいとの声もありますが、今は復帰を目指す看護師向けの研修も実施されていますね。

そういった研修は可能であれば利用したほうがいいですね。

知識面は10年でだいぶ内容が変わるし、5年経てば新しい知見が入ってくるし、研修などを通してアップデートしていくことが必要かなと思います。

──潜在看護師が復帰しやすいきっかけを作るにはどうしたら良いでしょうか。

例えばフル勤務の復帰は無理だけどちょっと働きたいなってときに、看護師自身がいろんな働き方のパターンを知っていると戻りやすいのかなって思います。

働き方の情報を集めるにしても意外と看護師さんってITに弱くて、「求人をネットで検索してみたけどよくわかんない……」って人が多いんですよ。

例えば派遣だと、どこに派遣されるかわからず不安に思ってなかなか手が出ない人もいるんじゃないでしょうか。

なので求人なども、仕事内容や労働環境についての説明が伝わりやすい情報になっていると復帰するきっかけの一つになると思います。

──情報を伝える側にも工夫が必要ですね。貴重なお話をありがとうございました!

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