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【ハローワーク体験談】コロナ禍での失業手当の申請、職業紹介を受けてみて

新型コロナウイルスの影響で旅行会社を解雇されてしまった27歳男性。ハローワークで「失業手当の申請」「職業紹介」を利用した体験についてインタビューしました。これからハローワークを利用する人に向けたアドバイスや、ほかの転職サービスと併用した就職活動についても話を伺いました。

ハローワーク体験談 コロナ禍での失業手当の申請、職業紹介を受けてみて

新型コロナウイルスの影響で、オープン目前のホテルを解雇

取材中の様子

取材はオンラインでおこないました

──コロナ禍での解雇に遭われたということで……大変な2020年でしたよね。

本当にまさかでした。もともと旅行プランを販売する営業を1年ほどしていて、その後ホテル事業部に異動が決まった直後だったんです。

新しくオープンする予定だったホテルのスタッフとして、2020年の3月から1ヶ月間研修を受けてました。そしたらちょうど日本でもコロナが流行り始めて……研修を終えたタイミングで、突然解雇を言い渡されました

結局そのホテルもオープンできず白紙に。寝耳に水、青天の霹靂とはまさにこのことかと思いましたよ……。

経歴

──業績の悪化などで、解雇される予兆はなかったんですか?

オリンピック開催に向けての先行投資を積極的にしていたこともあって、お金が回らなくなっていたと思います。中国でコロナが流行りだして、ちょっとやばいかなとは思ってたんですけど、まさか解雇されるまでは……想像してませんでした。

──どれくらいの方が解雇になったんでしょうか?

オープン予定だったホテルのスタッフは全員だったはずです。

結局会社は民事再生することになって、今の会社概要を見ると、社員数は3分の2くらいまで減ってましたね……。

──本当に大変でしたね……。

今の状況だといずれは解雇されてただろうと思うので、まぁ仕方ないかなって。1年経った今はもう笑って話せてるので、大丈夫です。

失業手当を申請すべく、ハローワークへ

──今回のテーマでもある「ハローワーク」に絡めて話を進めたいと思います。解雇通告を受けたあとは、失業手当を申請しにハローワークに行かれたんでしょうか?

そうですね。まずは失業手当をもらわなきゃと思って、最終出社を終えたらすぐに地元(神奈川県)のハローワークに行きました。2020年4月の話ですね。

──ハローワークの利用は、そのときが初めて?

いえ、実は前職に転職するときにも少しだけ利用していて。ハローワークの利用は今回が2回目です。

──そうだったんですね。コロナが流行する前と流行してからでは、様子は違いましたか?

ちょっと記憶が曖昧なんですけど……コロナが流行る前に訪れたときは男性が多かったイメージなんですけど、コロナ禍になってからは女性が増えたような気がします。

コロナ後の年齢層は幅広くて、とくに40代、50代が多かったような。

──混雑状況はどうでしたか?

やっぱり職員の方たちもバタバタしている感じはありました。

失業手当の手続きで指定された日時に行ったときでも、20〜30分は待ったんじゃないかな。

あと感染対策のためなのか、求人検索用の端末が1台おきに使用できないようになってましたね。

──なるほど。今回の就職活動において、ハローワークには何回くらい通いましたか?

4月から通い始めて、就職先が決まる8月までの間に、合計7〜8回くらいですかね。

ハローワーク利用の時系列

4〜5月くらいは失業手当の申請をメインに。6月から給付が開始したので、月に1回は失業認定の報告(※)に行ってました。あとは求人検索とか応募のためですね。

※失業認定を受けている人は、4週に1度、失業認定日に雇用保険受給資格者証を持参してハローワークに行き、転職活動の状況について申告する義務があります。

失業手当の受給資格が下りた際に受け取った書類

失業手当の受給資格が下りた際に受け取った書類

──会社都合の退職の場合、通常だとこの図のような申請の流れになりますが、コロナ禍ということで何か違いはありましたか?

失業手当を受け取る流れ

雇用保険受給説明会がコロナの影響で開催中止になって、渡された書類を読んでおくように案内されました。

あとこれはコロナは関係ないかもしれないんですけど、会社から離職票が届く前から申請手続きを始めてました。仮申し込みみたいな感じで「あとは離職票を出すだけ」の状態にしておいたので、そのあとの手続きがスムーズでした。

──そんなやり方もあるんですね。

実は最初の転職のときも失業手当を申請してたんですけど、初めてで勝手もわからず、申請するのが遅くなっちゃって。

しかも自己都合退職で2ヶ月間の給付制限期間もあったので、給付が始まる前に就職先が決まったんですよね。なのでもらえたのは再就職手当のみでした。

そのときの反省もあって今回はすぐに動けたので良かったです。

離職された場合はすぐに、申請に必要なものの準備を始めたほうがいいですよ。

tips|失業手当の申請に必要なもの

・雇用保険被保険者離職票

 退職から10日〜2週間後に前の勤務先から届く

・個人番号を確認できる書類

 マイナンバーカード、通知カード、個人番号記載の住民票のいずれか

・身元を確認できる書類

 運転免許証、マイナンバーカードなど

・本人名義の預金通帳またはキャッシュカード

 ネット銀行や外資系銀行は振込先として指定できない場合があるため注意

・証明写真(2枚)

 おおむね半年以内に撮影したもの、正面上半身、タテ3.0cm×ヨコ2.5cm

・印鑑

 認印はOK、シャチハタはNG

参考:ハローワーク|雇用保険の具体的な手続き

──前回は再就職手当を受けたんですね。今回も受け取れたんですか?

再就職手当は、給付期間中に早めに就職が決まるともらえるんですよね。

今回の給付日数は90日間だったんですけど、ちょうど3ヶ月目に就職先が決まったので、もらえませんでした。

※再就職手当は、再就職先が決まった際、給付日数が「3分の1以上」残っている場合に支給されます。

──ちなみに、コロナの影響で失業されてしまった方を対象に「特例」の給付条件が発表されているんですが、それには該当しませんでしたか?

tips|「コロナ離職」による基本手当(失業手当)の特例とは?

新型コロナウイルス感染拡大の影響で離職した方向けに、基本手当の特例措置が実施されています。

  • ・基本手当の給付日数が60日間延長される
  • ・基本手当の受給期間の延長が認められる
  • ・自己都合退職でも基本手当をすぐに受給できる

それぞれ所定の条件があります。詳しくは次の記事で解説しています。

【雇用保険の基礎知識】加入条件は? 失業手当以外にもさまざまな給付が!

そんなものがあったんですか! 知りませんでした……。でも一応、給付期間中に就職が決まったので、どっちにしろ関係なかったかも。

──条件を見る限りでは対象になっていたみたいです。もし就職活動期間がもう少し長引いていたら、受給期間の延長が認められていたかもしれませんね。

そうですね。それがわかっていたらもう少し余裕があったかもなぁ……。

ハローワークでの仕事探し・職業紹介を受けてみて

──最初の転職時にも、ハローワークの職業紹介は受けてましたか?

そのときは求人は見てたんですけど、紹介までは受けてなかったんですよね。

だから職業紹介を受けたのは今回が初めてです。

ハローワークでの求人検索・職業紹介の流れ

ハローワークでの求人検索・職業紹介の流れ

──ハローワークでの職業紹介はこんな流れになりますが、求職申し込みの仮登録をネット上でされたりはしましたか?

普通に窓口に行ってやりましたね。ネットでもできるの、知らなかったです。

※求職申し込みの仮登録は、ハローワークインターネットサービスからできます。

──窓口ではどんなやり取りをしましたか?

意外といろいろ聞かれました。「将来何をしたいか」とか「転職はいつまでに考えてるのか」とか、結構具体的に。

──求職申し込みを済ませたあとは、どう探していきましたか?

最初は窓口で希望条件を伝えて「いいとこありませんか?」って聞いたんですけど、多分あんまりぱっとしなかったのかな……結局そのあとは自分で端末を使って探すようになりましたね。

良さそうな求人を見つけたら面談スペースに行って、その求人について教えてもらうんです。応募枠は何人で、これまで何人が選考受けてて、何人落ちてるのか……とか。それでいけるなって思ったところに応募を決めたら、紹介状を書いてもらう感じです。

──なるほど。仕事の希望条件はどんな条件だったんですか?

フルタイムの正社員で、勤務地は東京、神奈川にしてました。

あまり条件を入れすぎると出てこないと思ったので、給料の条件とかは入れませんでしたね。

──職種や業種の希望は指定しなかったんですか?

職種と業種の希望は「キーワード検索」に入れてました。

やっぱり第一希望は観光業界なので、旅行系のキーワードを……ほとんど出てこなかったんですけどね。

あとは学芸員の資格を持っているので「博物館」とか「ミュージアム」とか。

職種だと営業職に絞って、業界は食品系など幅広く探してました。

──希望の求人は出てきましたか?

始めのうちは、調べるのが下手だったのか条件が悪かったのか、なかなか見つけられなくて。

途中から福祉系の仕事、今の仕事でもある就労支援系も希望に入れるようにしたら、結構出てくるようになりました。

──福祉業界を希望に入れるようになったのは、何かきっかけがあって?

そうですね……やっぱり旅行や観光系で探すのは難しいし、ほかの条件にしてもコロナ禍で厳しい状況だったので、「自分にできることって何なんだろう?」といろいろと考えたんです。

そしたら、学生時代の友だちに障がいや何らかの事情を抱えた人が多かったことを思い出して。彼らの大変な話を聞いてたし、彼らのような人の力になれたらいいなと。それなら自分にもできそうだな、向いてるかもなって思ったんですよね。

オンライン取材の様子

──そうだったんですね。そういった自己分析は、ご自身でされたんですか?

自己分析……ではないかもですけど、突然クビになって精神的にやばいときに、友人とかいろんな人に話を聞いてもらってました。そのおかげで気持ちが落ち着いたところもあって、振り返るきっかけになったのかもしれないです。

──話せる相手がいることは救われますよね……。それで、求人には何件くらい応募したんですか?

ハローワーク経由では2件応募しました。

1つは奇跡的に旅行関連の求人が見つかったんですけど、書類選考で落ちました。

もう1つは就労支援系の求人で、書類が通って面接まで行ったんですけど、それも不採用でした……。

──それは残念でした……。ハローワークには履歴書の添削指導や、面接対策のセミナーなどもありますが、利用されませんでしたか?

一応紹介はあったんですけど、受けませんでした。

コロナの影響でそういったセミナーも中止になったり予約制になったりして、だいぶ数が減ってたんですよね。

私は転職エージェントやほかの求人サイトにも登録してたので、そっちを利用しちゃいました。

──ということは、ほかの転職サービスでも何件か応募を?

ぶっちゃけると、大手求人サイトのほうをメインで使ってました。

営業や福祉系も含めて、たぶん20〜30件は応募したと思います。もう本当に書類が通らなくって……面接に行けたのも数件でした。

その中から内定をもらえたのが、今の職場になります。

──ハローワークと大手求人サイトを比べると、求人の種類や内容は違いますか?

違いますね。ハローワークは無料で掲載できるので、地域の中小企業や、社会福祉法人やNPOとかの非営利法人の求人も多いです。

だから地元で働きたいとか、地域に密着した公共性のある仕事をしたいときには、ハローワークはいいと思います。反対に、大企業とかで働きたいなら大手の求人サイトを使ったほうがいいんじゃないかな。

あと、どのサイトでも言えることですけど、たまに変な求人もあるので注意は必要だと思います。

──「変な求人」とは?

働く内容や時間のわりに給料が安すぎるブラックっぽい求人とかですね。

求人サイトに載ってるからって安心せずに、求人の詳細もちゃんと見ないとだめですね。

──なるほど。ちなみに、ハローワーク経由だとほかの転職サービスよりも選考が有利に進むと感じたことは?

うーん……正直、あんまり変わらないんじゃないかって思います。私は2件しか応募してないので、もっと使いこなしてる人ならまた違う意見かもしれないんですけど。

紹介状はもらえますけど、ハローワーク経由で応募するのに必ず必要になるもので、形式的なものですし。

もしかしたら、担当の人がすごく親身になって協力的だったら、ちょっとはプラスになるのかもしれませんね。

──担当の方との相性が悪かったんですか?

あ、担当者は毎回同じ人ではなかったんですよ。2回ずつくらい同じ人に当たったことはありましたけど。

──希望すれば同じ方に頼める個別担当者制もあるようですが、利用されなかったんですね。

利用しませんでしたね。

でも中には親身に相談に乗ってくれる人もいましたし、基本的には面倒見がいい印象でしたよ。応援されてるなって、嬉しかったです。

──それは良かったです。では最後に、「ハローワークがもっとこうだと良いのに」と改善を求めたいところはありますか?

そうですねー……。

給付金をもらうためにルールがあるのは仕方ないとは思うんですけど、あまりに複雑で理解が大変だったり、提出物が多かったり、時間がかかったりするところは、もっと簡単になればいいのになーと思いますね。

職業紹介も、紹介状を書いてもらうって結構ハードル上がると思うんです。求人サイトみたいに、ボタンひとつでサクサクっと受けれたらいいのに。

なので、ほかにもたくさん転職サービスはあるので、目的に合わせてハローワークと併用してみるといいと思います。

ハローワークにはハローワークの良さがあるし、求人サイトには求人サイトの良さがあると思うので。使い分けをおすすめしたいですね。

──これからハローワークを利用する方にとって、とても参考になるお話でした。ありがとうございました!

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