1. 【2019年最新版】助産師とは?仕事内容、なり方、働く場所、給料などを徹底調査

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コラム2019/09/04
【2019年最新版】助産師とは?仕事内容、なり方、働く場所、給料などを徹底調査

女性の妊娠・出産をサポートする「助産師」について。仕事内容やなり方、働く場所、給料などを調査しました。

助産師画像

1.助産師とは

助産師とは、その名のとおり「助産行為」の専門職です。英語では「女性(wife)と共に(mid)」という意味合いから「Midwife(ミッドワイフ)」と呼ばれます。日本の法律では、女性のみが就ける職業になっていますが、海外では男性の助産師がいる国もあります。

■助産師と産婆はどう違う?

助産師はかつて「産婆(さんば)」と呼ばれていました。1948年の「保健婦助産婦看護婦法(保助看法)※現在の保健師助産師看護師法」の公布により「助産婦」と称され、2002年の法律改訂に伴い「助産師」へと名称が変わって現在にいたります。

2.助産師の働く場所・仕事内容


2-1.おもな職場は病院や診療所

日本看護協会の資料「平成29年看護関係統計資料集」によると、2016年3月末時点で助産師として就業している人は39,613人となっており、2009年以降、毎年1,000人前後の増加を続けています。

働いている場所は「病院」が23,877人(60.3%)、「診療所」が10,625人(26.8%)。合わせて約87%となり、ほとんどの助産師が病院や診療所で働いていることがわかります。

そのほかの場所は「助産院(助産所)」2,004人(5.1%)、保健所311人(0.8%)、都道府県・市町村1,074人(2.7%)、教育機関1,501人(3.8%)、社会福祉施設・事業所56人(0.2%)、その他165人(0.4%)となっています。

助産師の就業場所

出所:「平成29年看護関係統計資料集」P2


2-2.助産師のおもな仕事内容

「保健師助産師看護師法」では、助産師の役割を以下のように定義しています。

厚生労働大臣の免許を受けて、助産又は妊婦、じょく婦若しくは新生児の保健指導を行うことを業とする女子

※「じょく婦」とは、出産して間もない女性を指します。

助産師はお産の支援のほか、生活全般において、妊婦と赤ちゃんの保健指導の役割を担います。産婦人科の医師のように、麻酔を打ったり、手術をしたりする医療行為はできません。ここでは、助産師の仕事を「出産前」「出産時」「出産後」に分けてご紹介します。

<出産前>

食事や運動に関する「生活指導」や「健康指導」をおこないます。また「産前教育」を通して母親・父親になる心構えを伝えたり、出産の基礎知識(陣痛の周期、出産から入退院までの流れなど)を教えたり、妊婦の相談に乗って不安を取り除いたりもします。

<出産時>

お産を助け、赤ちゃんを取り上げる「分娩介助」をおこないます。「病院・診療所」の一般的なお産では、医師1人、直接介助をおこなう助産師1人、赤ちゃんを受け取る助産師(または看護師)1人の3人体制でおこないます。

直接介助をする助産師は、母体の状態を見て赤ちゃんの頭をおさえたり、医師に処置をうながしたりして、お産の進行をコントロールする役割を担います。

<出産後>

入院中の妊婦の体調管理、母乳指導、乳児の保健指導などをおこないます。また、退院後の生活や育児に関するアドバイスなどもおこないます。

2-3.「病院・診療所」と「助産院」の違いは?

産婦人科医のいない「助産所(助産院)」で分娩介助をおこなえるのは、妊婦と赤ちゃんの健康状態に問題がない「正常分娩」の場合に限ります。

母子の状態に異常がみられたり、帝王切開などの処置が必要な「異常分娩」になる場合は、必ず医師の指示のもとに「分娩介助」がおこなわれなければいけません。

助産所(助産院)での分娩中に異常が生じた場合は、速やかに近隣の病院やクリニックに連絡して、連携を取る必要があります。

3.助産師になるには


3-1.看護師免許の資格が必須

助産師になるには、国家資格である助産師免許と看護師免許の両方を取る必要があります。そのため、助産師国家試験と看護師国家試験の両方に合格しなければなりません。

助産師になるためのおもなルートは2つです。

1つ目は、看護大学(4年制)で看護師課程と助産師課程の両方を修了し、看護師国家試験と助産師国家試験の両方に合格して、それぞれの国家資格を取得するルート。こちらが助産師になるための最短ルートです。しかし助産師課程に進むためには、3年次に定員数の少ない選抜試験を通過しなければならず、狭き門となっているのが実情です。

注意点として、助産師国家試験に合格しても看護師国家試験が不合格だった場合、助産師資格を得ることができません。

しかし、助産師国家試験の合格実績に有効期限はありません。翌年以降に看護師国家試験に合格すれば、助産師免許の申請ができます。

2つ目は、看護大学(4年制)・短大・専門学校(3年制)で看護師課程を修了し、看護師国家試験に合格して国家資格を取得。卒業後に短大・専門学校(1年)、大学院(2年)などで助産師課程を修了して、助産師国家試験を受験するルート。

2つ目のルートで助産師を目指す方は、全国助産師教育協議会の全国の助産師教育課程一覧をご参考にしてください。

助産師の就業場所

3-2.試験勉強の進め方

2つ目・3つ目のルートで助産師になるためには、看護師国家試験、助産師教育機関(短大・専門学校・大学院など)の入学試験、助産師国家試験と最大で3つの試験をクリアする必要がありますが、試験勉強はどのように進めればよいのでしょうか?

以前インタビューをした助産師のCさん(看護師・保健師・助産師を取得)は、試験勉強について以下のように答えていました。


ー高校卒業後の進路について教えてください。

「看護師」と「保健師」の資格が取れる4年制大学に行きました。

ー「助産師」の資格も取る予定だったんですか?

助産師になるには看護師免許が必須なので、先に看護師の資格を取ってから助産師学校に進もうと考えてました。

ー大学生活は忙しかった?

そこそこです。ダンスサークルや野球部のマネージャーもやってましたし。2年生からの実習は忙しかったかな。

3年生の終わりからは、助産師学校に入るための勉強をはじめて、4年生の夏から看護師と保健師の国試の勉強をはじめました。

ー「看護師」や「保健師」になろうとは考えなかったんですか?

勉強していくなかで、やっぱりお産に興味が出てきて、卒業して助産師の資格が取れる専門学校に行こうと決めてました。看護師や保健師としての就職活動はしませんでしたね。

なので大学4年の1月に助産師学校の試験、3月に看護師と保健師の国家試験を受けて合格して、4月から1年制の助産師学校に行ったという感じです。

ー試験を3つ受けるのは大変ですね。

正直、保健師は落ちてもいいやって思ってたんですけど、看護師の資格は必須なので対策用のテキストをがんばって解きました。

【転職者インタビューvol.39】助産師6年目28歳/転職2回より抜粋


3-3.助産師国家試験の合格率

2019年2月14日に実施された「第102回 助産師国家試験」の合格率は以下のとおりです。

「第102回 助産師国家試験」

受験者数:2,105人(2,096人)

合格者数:2,079人(2,076人)

合格率:99.6%(99.9%)

※()内は新卒者のみの割合

助産師の合格率は前年と比べ0.9%(0.5%)の微増。いずれもの年も高い合格率となっています。

助産師国家試験の合格率

同年に実施された看護師国家試験の合格率もあわせて確認してみましょう。

「第108回 看護師国家試験」

受験者数:63,603人(58,308人)

合格者数:56,767人(55,216人)

合格率:89.3%(94.7%)

※()内は新卒者のみの割合

看護師国家試験の合格率

この89.3%という合格率は直近10年でワースト3となりますが、いずれの年も90%前後を推移しており、合格率の大きな変動はありません。

4.助産師の給料(年収)

2019年8月時点で「ジョブメドレー」に掲載されている「助産師」の求人データによると、正職員の平均月収(毎月支給される手当を含む。夜勤手当は含まない)は269,238〜334,849円となりました。

月収は地域や経験年数などによってもバラつきが出るため、あくまでも全体の平均として参考程度にとらえておきましょう。

なお、過去にインタビューをした、総合病院の産科病棟で働くCさん(28歳/経験6年)の場合は月収27万円で、賞与は4ヶ月分の支給。年収にすると約450万円になっています。

▼看護師の年収についてはこちらの記事をチェック!

【2019年最新版】看護師の仕事内容・働ける施設・国家試験・年収などについて調査しました!

5.最後に

厚生労働省の「人口動態調査」によると、2018年の出生数は前年より27,668人少ない918,397人。はじめて100万人を下回った2016年以来、3年連続で減り続けています。

出生数の推移

引用:厚生労働省「我が国の人口動態」P9P2

高齢者の増加や出生数の減少に伴い、助産師の仕事自体がなくなることはありません。しかし、高齢出産や不妊治療に関するケアなど、時代の変化に応じて、求められる知識・経験は増えていくと考えられます。

助産師のキャリアは病院や診療所以外に、地方公務員として保健所・保健センターで働いたり、開業して働いたりとさまざまです。ジョブメドレー でも助産師の求人を取り扱っていますので、ご興味のある方はぜひご覧になってみてください。


<助産師の転職体験談もチェック!!>

「なるジョブ」転職者インタビューvol.39

【転職者インタビューvol.39】助産師6年目28歳/転職2回




参考文献

『助産師になるには』ぺりかん社

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