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第113回試験の結果速報はこちらの記事で解説!
>【結果速報】第113回看護師国家試験の合格者数・合格率・合格基準は?
1. 第113回看護師国家試験の概要
試験日
2024年(令和6年)2月11日(日)
試験地
北海道、青森県、宮城県、東京都、新潟県、愛知県、石川県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、沖縄県
受験願書の配布期間
2023年10月中旬以降
受験願書は各養成所で配布されるほか、郵送または窓口(看護師国家試験運営本部(臨時)事務所または厚生労働省の受付窓口)にて請求できます。
受験申込期間
2023年11月10日(金)〜12月1日(金)
受験手数料
5,400円(受験願書に収入印紙を貼る)
合格発表
2024年(令和6年)3月22日(金)午後2時
厚生労働省サイトの資格・試験情報ページにて、受験地・受験番号を掲載して発表されます。また合格者には合格証書が郵送されます。
2.看護師国家試験の出題、配点、合格基準
第113回看護師国家試験の出題範囲は前回から変わらず、次のとおりです。
- 人体の構造と機能
- 疾病の成り立ちと回復の促進
- 健康支援と社会保障制度
- 基礎看護学
- 成人看護学
- 老年看護学
- 小児看護学
- 母性看護学
- 精神看護学
- 在宅看護論
- 看護の統合と実践
例年の出題数、配点、合格基準は次のようになっています。
出題数 | 配点 | 合格基準 | |
---|---|---|---|
必修問題 | 50問 | 50点満点(1問1点) | 正答率80%(40点以上) |
一般問題 | 130問 | 130点満点(1問1点) | 毎年変動 |
状況設定問題 | 60問 | 120点満点(1問2点) | |
合計 | 240問 | 300点満点 | ─ |
必修問題の合格基準は毎年一定で正答率80%以上、つまり、採点除外問題がない限り40点以上となります。残りの一般問題と状況設定問題の合格基準は毎年変動します。
試験当日のスケジュールは?
看護師国家試験は例年、午前・午後の二部構成になっているため、第113回試験も同じ構成になる可能性が高いです。
- 午前の部(9時50分~12時30分、計2時間40分)
- 午後の部(14時20分~17時00分、計2時間40分)
なお例年は、午前・午後の両方で、各問題の半数ずつが出題されています(必修問題25問、一般問題65問、状況設定問題30問)。
3.過去の合格基準と合格率の推移
一般問題と状況設定問題の合格基準
毎年変動する一般問題と状況設定問題の合格基準は、過去5年間の推移を見ると正答率61〜67%の間で推移しています。
合格点は250満点中、152〜167点。一般問題と状況設定問題については、このあたりがボーダーラインになると考えられます。

合格者数・合格率
看護師国家試験の過去5年間の合格率は90%前後で推移しています。

前回(第112回)の試験結果
前回の第112回看護師国家試験の結果は次のようになりました。
受験者数 | 合格者数 | 合格率 | |
---|---|---|---|
全体 | 64,051人 | 58,152人 | 90.8% |
新卒 | 58,911人 | 56,276人 | 95.5% |
既卒 | 5,140人 | 1,876人 | 36.5% |
ほかの国家資格同様、新卒者と既卒者では合格率が大きく異なります。看護師国家試験の場合、新卒者の合格率が95%以上なのに対して、既卒者の合格率はその半分以下の40%程度と大きく低下しています。
4.合格後の免許申請手続き
合格後は免許申請の手続きをおこない、厚生労働省が管理する看護師名簿に登録されることで、初めて有資格者としての業務が可能になります。申請から免許証が手元に届くまで時間がかかるので、合格後は速やかに申請手続きをおこないましょう。
申請書類の提出先
住所地を管轄する保健所
受付時間
保健所(一部の県については県庁)の業務時間内
提出書類
〈必須書類〉
〈登録済証明書の発行を希望する場合のみ必要〉
- 登録済証明書用はがき(所定の様式)
- 63円切手(速達を希望する場合は323円分の切手)
免許登録後、免許証が手元に届くまでは2〜3ヶ月ほどかかります。その間に登録済証明書の提出を求められる職場もあるので、必要な場合は発行してもらいましょう。登録済証明書用はがきは、主に保健所で配布しています。
試験に関する問い合わせ先
看護師国家試験運営本部事務所
〒135-0063 東京都江東区有明3丁目6番11号 TFTビル東館7階
電話番号:03-5579-6903