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ライフケアデザインが手掛ける有料老人ホーム
ライフケアデザイン株式会社は有料老人ホームを運営する介護事業者で、ソニーフィナンシャルグループの介護事業を統括する持株会社ソニー・ライフケア株式会社の100%子会社です。その方らしさを追求する“Life Focus”(ライフフォーカス)を事業コンセプトに掲げ、東京、神奈川、埼玉に11のホームを展開しています(2023年12月現在)。
今回は、東京都練馬区にある介護付有料老人ホーム「ソナーレ・アテリア大泉学園」を訪れました。2023年3月にオープンしたばかりの新しいホームで、入居定員は70名です。

事業コンセプトである“Life Focus”に惹かれ、入社を決めたという介護福祉士とホーム長の2人に、ライフケアデザインだから実現できるケアサービスについて聞きました。
話を聞いた人
T・Aさん(チームリーダー)
介護福祉士。福祉科高校を卒業後、特別養護老人ホームや有料老人ホームに2年半ほど勤務し、2023年2月に「ソナーレ・アテリア大泉学園」のオープニングスタッフとして入社。同年11月より3名のメンバーを率いるチームリーダーを務めており、将来的にはチーフなど上の役職も志している。
K・Kさん(ホーム長)
介護福祉士、介護支援専門員。デイサービスやショートステイ、居宅介護支援事業所にて介護職員や生活相談員、ケアマネジャー、管理者などを経験したあと、2021年にライフケアデザインにライフマネージャーとして入社。2023年「ソナーレ・アテリア大泉学園」のオープンに伴いホーム長に就任。
入社の決め手は、“Life Focus”への共感
──お二人はそれぞれいくつかの介護事業所で勤務されたあと、ライフケアデザインに入社されています。転職理由は何だったのでしょうか?

もっとご入居者ひとり一人に寄り添ったケアをしたいと思ったのが、転職を決めた理由です。以前の職場ではいつも介護業務に追われていて、ご入居者の本音や要望をうかがう時間がとれなかったので。

私も似ているかもしれません。もっと介護の「プラスアルファ」のところで深く関わりたいと思ったときに、この会社の事業コンセプト“Life Focus”を知り、共感したのがきっかけです。

──良いコンセプトですね。“Life Focus”を実現するための具体的な取り組みはありますか?

はい。ソナーレに新しい方が入居されると、スタッフはまずその方について詳しく知ることから始めます。ご入居者本人やご家族から、「これまでの人生」と「これからの人生」についてじっくりヒアリングし、その方が大切にされてきたことや、これからどう過ごしたいかをアセスメントします。そうしてお身体のことだけでなく、その方の想いや価値観まで大切に考えて作成される計画書のことを「ライフプラン」と呼んでいます。
このライフプランの作成を担当するのが「ライフマネージャー」といって、私が入社時に就いた役職です。
──なるほど。ではお二人とも、この“Life Focus”によって「もっと人に寄り添ったケア」ができるかもしれないと感じて入社を決めたのですね。


そうです。

通常業務を離れ入居者に寄り添う『Life Focusの日』

ソナーレでは、ご入居者それぞれに専任のパーソナルアシスタント(ケアスタッフ)がつきます。日々のケアはすべてのご入居者に対しておこないますが、ライフプランの原案作成や身の回りの細かいことのサポートは、このパーソナルアシスタントが担当します。一人のパーソナルアシスタントが担当するご入居者は3~4名で、私も今は4名の方を担当しています。
──担当制なんですね。ではTさんの転職理由にもあった「ご入居者の本音や要望をうかがう時間」もしっかり取れるようになりましたか?

そうですね。専任だからこそおひとりお一人のことを深く理解することができると感じます。ホーム内の多職種みんなでご入居者に関わっているなかで、日々の様子を一番身近でみているのは私たちケアスタッフですが、パーソナルアシスタントはさらに個別の深いところまでご入居者のことを理解します。それをライフマネージャーにも報告・連携しながら、ご入居者のライフプランを一緒に作っています。
また、ソナーレでは月に1〜2回『Life Focusの日』があるので、この日は担当のご入居者とじっくり向き合うことができますね。
──“Life Focus”を形にしていく日、ということですか?

そうです。“Life Focus”に集中するための日としてシフトを調整し、その日は通常の介護業務には入りません。
例えば、アセスメントとして数時間かけて一緒にお茶を楽しんだり、近所の公園をお散歩したりします。

決まった形式があるわけではないので、パーソナルアシスタントが日々のケアの中で把握したご入居者の好きなことや希望をもとに、その日の活動を一から考えアレンジするんです。
──おひとりに対してそれほどじっくり関われるとは驚きました。

『Life Focusの日』があることで、より深くご入居者のことを理解し、打ち解けられると思います。パーソナルアシスタントだからこそ聴ける悩みや、かけていただける言葉があるのもうれしいです。

Tさんは入社してから印象に残っている『Life Focusの日』はある?

そうですね……。以前、あるご入居者にお供して吉祥寺のデパートにお出かけしたことですかね。長年吉祥寺に住まわれていて、そのデパートが生活の一部のような方だったので、久しぶりに訪れたことを本当に喜んでくださって。涙ぐみながら何度も「ありがとう」とお礼を言ってくださいました。


ご入居者が実際に外出するとなると、準備やリスク管理なども必要になるので、決して簡単なことではないんです。それでもTさんがどうしたら安全にご案内できるかを考えて、ケアマネジャーやナーススタッフ、作業療法士などのスタッフとも連携しながら実現できたことに、本当に感謝されていたと思いますよ。
チームワークの秘訣は“Life Focus”の浸透
──事業コンセプトはどの会社も掲げていると思いますが、それが日々の業務にしっかり落とし込まれている職場はあまり多くはないように感じます。

そうなんですよね。決して私たち二人だけが“Life Focus”に惹かれているというわけではなく、このホームのスタッフ全員の共通言語として根付いているのがすごいと思います。「ご入居者の“Life Focus”のためにやろうよ」となんのちゅうちょもなく話が進むテンポの良さは、入社するまではあまり想像できませんでした。

以前の職場では人間関係に悩むこともありましたが、ここではそんなこともありません。みなさんとても明るいですし、相談できる仲間ばかりで頼もしいです。

Tさんのようにご入居者のために一生懸命動き、そして感謝されているスタッフの姿を間近で見ることが、ほかのスタッフにとっても良い刺激になっているのだと思いますよ。
ソナーレのスタッフは任される業務が多いので、決して楽ではありませんし、疲労を感じることもあると思います。それでも充実感を得られるのは、チームの根幹にコンセプトが浸透しているからではないでしょうか。

寄り添う時間を増やすための業務効率化
──ライフケアデザインはグループ一丸となって、テクノロジーの活用にも力を入れているそうですね。

ITやロボットを活用していかないと、この業界は今後成り立たないといわれていますよね。なので、DX*の推進には全社的に力を入れています。テクノロジーの力で間接業務にかかる時間や負担を減らし、その分ご入居者に寄り添う時間を増やそうと努めています。

例えばスタッフは業務中、スマートフォンを一人1台持ち歩き、連絡や伝達があるときはインカムアプリを使って会話しています。ホーム内のどこにいても複数名でタイムリーなやりとりができますし、スマートフォンを無線のように使えるのでインカムに不慣れな方でも操作がしやすいと思います。スマートフォンは介護記録システムとも連動しているので、少し時間が空いたときにすぐに手元で記録ができるところも便利です。

居室には「ライフリズムナビ®+Dr.」という見守りシステムを導入していて、お部屋の温度や湿度、人感センサーによる活動状況・睡眠状態がスタッフの端末へ送信されます。このおかげで、夜間の巡視は目視確認を希望されるご入居者のみになって、時間短縮にもつながっています。
*「ライフリズムナビ®+Dr.」は、エコナビスタ株式会社の登録商標です
*ライフケアデザインでは一部のホームに導入済み(勤務地により異なる)。今後、順次全ホームに導入予定

なかにはそういったツールをうまく扱えるか不安に思われる方もいますが、LINEを使うくらいの感覚で操作できるので、すぐに慣れていただけると思いますよ。

*aiboはソニーが開発したAI搭載型エンタテインメントロボットです
手厚い研修制度と3つの大切な言葉
──続いて、研修制度についても教えてください。

入社直後に受ける研修プログラムは、本社教育研修部主催の入社時研修(4日間)と配属先ホームでのOJTで構成されています。OJTの期間は1〜3ヶ月程度で前後します。新人さんの経験値や実業務に合わせて、先輩スタッフが丁寧に指導します。

ほかにも、ソナーレは職種や役職ごとの研修が充実していますよね。例えば私の場合、最近チームリーダーになったので後輩指導のためのエルダー研修を受けました。

──新しく入社する人も安心できそうです。では「こんな人と一緒に働きたい」というイメージはありますか?

そうですね……。ソナーレでは、「気づき」「ポジティブ」「メンバーシップ」の3つの言葉をとても大切にしているので、これに共感してもらえるポジティブな方と一緒に働きたいです。

私も同じですね。この3つは面接でも必ずお伝えしていることです。個々の「気づき」を大切に、何事も「ポジティブ」に捉えて行動を起こしてほしいですし、ひとり一人の「メンバーシップ」が大切だと。このことに違和感なく共感できる方であれば、どんな困難があっても前向きに一緒に解決していけると思います。
──3つの言葉、そして“Life Focus”に共感された方にはぜひ来てもらいたいですね。では最後に、ひと言メッセージをお願いします!
人事部からのメッセージ
私たちは、スタッフひとり一人が、ご入居者に深く関わる時間が何よりも大切だと考えています。その積み重ねこそがご入居者やご家族の満足と、働く私たちの充実感にもつながるからです。「ご入居者ひとり一人に寄り添ったケアをしたい」「チームで協力して取り組むことが好き」という方には、やりがいを感じていただける職場だと思います。
今後、“Life Focus”を形にするための人員体制や業務効率化をさらに展開していくためにも、私たちに共感してくださる仲間をもっとお迎えしたいと考えています。その方らしい生活や生きがいを、ライフケアデザインで一緒に実現していきませんか。
ご興味を持っていただける方は、お気軽にご連絡ください! ご質問やお問い合わせだけでも歓迎です♪
数字で見るライフケアデザイン

ライフケアデザインで働くスタッフの平均年齢は45歳で、年代別では30~50代を中心に幅広い年代のスタッフが活躍しています。
また、資格取得支援制度があるため、無資格で入社したスタッフも働きながら資格を取得しています(資格保有率:介護福祉士77%、実務者研修10%、初任者研修13%)。
TさんやKさんの話を聞いてライフケアデザインの“Life Focus”に興味を抱かれた方は、ぜひ応募して実際にホームを訪れてみてください。