第35回はり師・きゅう師国家試験の概要
試験日
2027年(令和9年)2月28日(日)
合格発表日
2027年(令和9年)3月26日(金)午後2時
公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページと厚生労働省の資格・試験情報ページにて、受験地・受験番号を掲載して発表され、合格者には合格証書が郵送されます。
受験申し込み期間
2026年12月1日(火)〜18日(金)
試験地
北海道、宮城県、東京都、新潟県、愛知県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、鹿児島県、沖縄県
※視覚障害者は各都道府県にて受験可能
受験手数料
1万9,500円(指定口座に振り込む)
試験科目
〈はり師・きゅう師 共通科目〉
- 医療概論(医学史を除く)
- 衛生学・公衆衛生学
- 関係法規
- 解剖学
- 生理学
- 病理学概論
- 臨床医学総論
- 臨床医学各論
- リハビリテーション医学
- 東洋医学概論
- 経絡経穴概論
- 東洋医学臨床論
〈はり師 個別科目〉
- はり理論
〈きゅう師 個別科目〉
- きゅう理論
配点・出題数・合格基準
はり師・きゅう師国家試験は例年、1問1点の170問が出題されます。合格基準は、採点除外の問題を除いた総得点の正答率60%で一定です。
過去の試験データ
合格率
はり師・きゅう師国家試験の過去5年間の合格率は、はり師がおよそ67〜74%、きゅう師はおよそ70〜76%で推移しています。
合格後の免許申請手続き
合格後は免許申請の手続きをおこない、厚生労働省が管理する有資格者名簿に登録されることで、初めて有資格者としての業務が可能になります。申請から免許証が手元に届くまで時間がかかるので、合格後は速やかに申請手続きをおこないましょう。

申請書類の提出先や提出書類の詳細(クリックで開閉)
公益財団法人 東洋療法研修試験財団
〒110-0005
東京都台東区上野7丁目6番5号 VORT上野II 6階
申請期間
国家試験合格後随時
必要書類
〈必須書類〉
- 免許申請書(卒業校・東洋療法研修試験財団から配布された用紙を使用)
- 診断書(発行日から1ヶ月以内のもの。卒業校・同財団から配布された用紙を使用)
- 戸籍抄本または本籍地記載のある住民票(発行日から6ヶ月以内のもの)
- 免許証送付用宛名用紙(卒業校・同財団から配布された用紙を使用)
- 申請手数料:1免許につき5,600円(2免許の場合1万1,200円。卒業校・同財団から配布された振込用紙で振り込む)
- 収入印紙 1免許につき9,000円(申請書内に貼付)
*罰金刑以上の刑に処せられたことのある人や、合格後1年以上経過した人については別途提出書類が必要(詳しくは東洋療法研修試験財団のサイトを参照)
〈登録済証明書の発行を希望する場合のみ必要〉- 登録済証明書用はがき(卒業校・同財団から配布されたはがき)
- 85円切手(所定のはがきに貼り付ける)
免許登録後、免許証が手元に届くまでは1ヶ月半ほどかかります。その間に登録済証明書の提出を求められる職場もあるので、必要な場合は免許申請時に依頼しておきましょう(後日では発行不可の場合があります)。
参照:新規登録申請について|東洋療法研修試験財団
はり師・きゅう師の実体験
国家試験に合格し、晴れてはり師・きゅう師となったあとはそれぞれのキャリアが始まります。これまで、なるほど!ジョブメドレーでは、医療・介護分野で働くさまざまな職種の人に取材してきました。そのなかで聞いた、はり師・きゅう師の実体験を紹介します。
〈ケース1〉歯科と鍼灸の融合に挑戦

薬剤師一家に育ちながら、自身が体操をしていた経験から身体のケアに興味を持ち、鍼灸師の道を選んだTさん。新卒で入職した漢方内科クリニックでは、1年目から多くの臨床経験を積み、技術を磨きました。一人の患者さんに深く関わりたいという想いから、転職を決意。
現在は、歯科と密接に連携する「歯科統合医療」を実践する鍼灸院で勤務しています。顎関節症の緩和や、抜歯時の疼痛管理に鍼を用いるなど、従来の枠組みを超えた医療連携にやりがいを感じています。
>【転職者インタビューvol.8】鍼灸師5年目27歳/転職1回
〈ケース2〉東洋医学で「不調の根本改善」に挑む

西洋医学を主とする整骨院・鍼灸院での経験を経て、30歳で独立開業した久保さん。自身の妻が妊娠期の不調を東洋医学で克服したことをきっかけに、内臓の働きから体質改善を図る「東洋医学に基づいた鍼灸」の道を志しました。
一日の業務は、伝統的な診断法「四診(望診・聞診・切診・問診)」から始まり、一人ひとりの体質に合わせたオーダーメイドの施術をおこなっています。SNSでの情報発信にも力を入れ、家族との時間も大切にしながら、鍼灸の可能性を広げ続けています。
>鍼灸師に一日密着! 実は珍しい“東洋医学に基づいた施術”で不調を根本から改善
はり師・きゅう師の給与データ
はり師・きゅう師として働くにあたり、給与水準は気になるポイントの一つです。ここでは、ジョブメドレーに掲載されている求人情報をもとに、はり師・きゅう師の給与の傾向を整理します。
| 下限平均 | 上限平均 | 総平均 | |
|---|---|---|---|
| 正職員の月収 | 25万3,314円 | 43万1,893円 | 34万2,604円 |
| 正職員の年収 | 354万6,396円 | 604万6,502円 | 479万6,456円 |
| パート・アルバイトの時給 | 1,303円 | 1,697円 | 1,484円 |
残業手当や賞与など月によって変動する金額は含みませんので、実際に支給される金額はこれよりも高くなる可能性があります。はり師・きゅう師の給料の一例として参考にしてください。
続いて、はり師・きゅう師が活躍する主な職場別に給与を紹介します。

※年収は「月給の総平均 × 14ヶ月(ボーナスは月給の2ヶ月分)」で試算
職場別では代替医療・リラクゼーションと美容・サロン・ジムが480万円を超えました。一方、介護・福祉事業所は400万円未満にとどまっており、はり師・きゅう師の年収は職場のタイプによる差が見られました。
ジョブメドレーを使って仕事が決まるまでの期間
実際に就職や転職を考えた場合、次の職場はどれくらいの期間で決まるのでしょう。求人サイトジョブメドレーで転職したはり師・きゅう師645人のデータを分析したところ、応募から入職までにかかった日数は平均46.4日(中央値36日)でした。
雇用形態別の日数では、正職員は平均51.9日(中央値41日)なのに対し、パート・アルバイトは平均36.6日(中央値28日)と、正職員よりも入職までの日数が比較的短い結果となりました。
| 平均日数 | 中央値日数 | |
|---|---|---|
| 正職員 | 51.9日 | 41日 |
| パート・アルバイト | 36.6日 | 28日 |
※実際に入職した求人を対象に、応募から入職までの日数を計測
出典:ジョブメドレー会員データ 期間:2024年12月~2025年11月
対象:ジョブメドレーを通じて転職したはり師・きゅう師
調査人数:531人 指標:応募から入職までにかかった日数
正職員は勤務条件や入職時期の調整が必要になることから、入職までに一定の時間を要する傾向があると考えられます。
すでに内定をもらっている人も、これから仕事を探す人も、働き方やキャリアについて考える場面は出てくることでしょう。その際は、ジョブメドレーの求人情報をのぞいてみるのも一つの手です。そのときの状況や希望に合った条件で求人を探すことができます。
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